公園や川原の芝生を勢い良く滑る「段ボールそり遊び」は子どもが夢中になる遊びのひとつです。お金と時間をかけずに手軽にそりが作れるのも魅力的。作り方を少し工夫すれば、よく滑る段ボールそりが作れます。知育と体力アップも期待できる、段ボールそりの作り方のご紹介です。
子どもが夢中になる「段ボールそり」
段ボールをおしりの下に敷き、坂を滑るだけ。段ボールそり遊びはシンプルが故に子どもを夢中にさせます。
坂を滑る疾走感・自然の中で風を感じる開放感・止まるまでのスリルなどは、滑るたびに感じられることでしょう。
段ボールの形状・種類・滑り出しの方向・体重の乗せ方など、そりの作り方や自分の乗り方によって「滑り」に変化があらわれます。よく滑るためのコツを親子で話し合ってみるのも◎。
手作り「段ボールそり」で知育
そり作りには、段ボールを曲げる、紐を通す、飾り付けをするなど、手先を動かす作業が多いです。そのため、巧緻性と集中力を伸ばすトレーニングになるでしょう。
小さい子も「段ボールそりで遊ぶ」という目的があるので、飽きずに取り組めるのではないでしょうか。
坂道ダッシュで心肺機能強化
滑り終えたら、すぐに坂を上りまた滑り降りてくるという繰り返しが、段ボールそり遊び。子どもはすぐに滑りたくて、坂道をダッシュするはずです。
運動系の部活動のトレーニングにも使われている坂道ダッシュ。段ボールそりで遊ぶことで、心肺機能と筋力の強化につながります。
すぐに作って遊べる! 簡単段ボールそりの作り方
材料
段ボール(厚めのものがおすすめ)
ビニール紐(テープタイプではなくロープタイプが持ちやすいです)
ガムテープ
はさみ
カッターナイフ(パパママが使いましょう)
※そりを飾り付けしたい場合は、折り紙・シール・ペンなども準備します。
【作り方】
1.段ボールが大きい場合は、子どもの体の大きさに合わせてカッターナイフで切ります。縦は60cm以上、横は30cm~40cm程度の大きさが望ましいです。
2.段ボールの全面を折り上げて持ち手を付けます。カッターナイフまたははさみを使って2箇所穴を開け、ビニール紐を通します。持ち手が取れないように、紐を結んで結び目をガムテープで留めます。
3.そりに絵を描いたり、シールを貼ったりして飾り付けをします。底面には何も手を加えないようにします。
作り方
1.段ボールが大きい場合は、子どもの体の大きさに合わせてカッターナイフで切ります。縦は60cm以上、横は30cm~40cm程度の大きさが望ましいです。
2.段ボールの全面を折り上げて持ち手を付けます。カッターナイフまたははさみを使って2箇所穴を開け、ビニール紐を通します。持ち手が取れないように、紐を結んで結び目をガムテープで留めます。
3.そりに絵を描いたり、シールを貼ったりして飾り付けをします。底面には何も手を加えないようにします。
よく滑るそりは「底」が違う
滑りがイマイチな場合やスピードアップを図るなら、そりの底面にひと工夫します。
【工夫1】
底面にビニールやレジャーシートを貼り付けます。大きいゴミ袋を切り開いたものでもOK。貼り付ける際は養生テープなど、簡単に剥がせるテープがおすすめです。
【工夫2】
ろうそくのロウを底面に擦り付けます。
【工夫3】
段ボールを2枚重ねてガムテープでしっかり留めます。厚みと重さを出すことで安定感とスピードが出ます。
遊ぶときの注意点
【場所】
・芝滑り禁止・芝生育成中のエリアではないか確認しましょう。
・芝生の生え揃った突起物のない坂を選びます。特に川原は注意が必要です。
・周りに人がいない開けた場所で滑ります。
【服装】
・小さい子は頭から倒れがち。ヘルメット着用が望ましいです。
・持ち手や段ボールの摩擦での火傷を防ぐために、軍手・長ズボン着用がおすすめです。
・裸足で滑るのは避けましょう。
【その他】
・破損に備えて段ボールを余分に持って行きます。
・破損した、使い終わった段ボールそりは家に持ち帰ります。
・気温が低い日でも水分補給をしっかりしましょう。
段ボールそりは子どもはもちろん、パパママも楽しめます。夢中になり過ぎて親子で脱水症状にならないように気を付けることが重要です。
パパママも一緒に滑ろう
段ボールそりはかなり丈夫です。大きめのそりを作れば、親子一緒に滑ることもできます。パパママも一緒に滑れば子どももより楽しいはず。家族人数分のそりを作って、競争するのも盛り上がります。
幼児期の子どもにとって「パパママと一緒に遊ぶこと」が何よりの喜びです。
気軽にお金をかけずに楽しめる段ボールそり遊び。作り方を押さえて、普段のお散歩や休日のピクニックに親子で滑ってみてはいかがでしょうか。