だんだんと言葉を覚え、食べられるものも増え、歩けるようになってきて急速に「できること」が増えてくる1歳。周りのものに関する興味や関心もどんどんと増してきます。そんな好奇心旺盛な1歳のお子さまにおすすめの知育絵本を5冊厳選してご紹介します。
むしゃむしゃ・もぐもぐだけじゃない『おいしいおと』
タイトル:おいしいおと
著者 :三宮麻由子(文)/ふくしまあきえ(絵)
出版社 :福音館書店
おいしくご飯を食べている音が独特な擬音語で書かれています。例えばお味噌汁の若芽は「ピララルッ リョリュ リョリュ……」、春巻きは「カコッ ホッ カル カル カル……」という具合。作者の三宮さんは子どもの頃に視力を失われたそうですが、生活の中に音楽を聞き取る表現が素晴らしいですね。
お子さまと、「〇〇くんには何て聞こえるかな?」と独自の表現を考えてみても楽しいでしょう。この絵本に出てくるメニューはどこのご家庭にもありそうなものばかり。食事を楽しむきっかけにもなる絵本です。
お野菜を切って何を作る?『おやさいとんとん』
タイトル:おやさいとんとん(ママと赤ちゃんのたべもの絵本)
著者 :真木文絵(作)/石倉ヒロユキ(絵)
出版社 :岩崎書店
ほんわかとしたイラストがかわいいお野菜の絵本。玉ねぎ、人参、ブロッコリー……皮をむいて、包丁でトントンして、何ができるのかな?
お話と一緒にトントンと野菜を切る真似をしたり、おもちゃの包丁と野菜で実際に切ってみたりしながら読むと楽しいですね。赤ちゃんへの読み聞かせでも、リズミカルな言葉で楽しめます。
同じシリーズの『こんこんたまご』『くだものぱっくん』もおすすめです。
この動物、何かな?『なーんだなんだ』
タイトル:なーんだ なんだ (とことこえほん)
著者 :カズコ G・ストーン(作)
出版社 :童心社
新生児は白黒やはっきりした色しか識別できない、と言われていますね。
この絵本は白・黒・赤のはっきりとした色合いで、1歳前後のお子さまに特に受けがいいようです。最初の「なーんだなんだ」から文章全体にリズムをつけて読んであげるとより絵本の世界に入り込めます。
何度か読んだ後は、きっとお子さまが一緒に「なーんだなんだ」と歌ってくれますよ。
動物さんのまねしてごあいさつ『ごあいさつあそび』
タイトル:ごあいさつあそび (あかちゃんのあそびえほん1)
著者 :きむらゆういち(作)
出版社 :偕成社
ゆうちゃんのお家へあそびに来るいろいろな動物たちが「こんにちは」とお辞儀をしながらご挨拶します。仕掛けで動物たちが本当に頭を下げているように見えるので、お子さまもついつい真似してしまうようになりますよ。「こんにちは」だけでなく、「いらっしゃい」「いただきます」「バイバイ」などの言葉も絵本を通して自然と言えるようになってきます。
通常版の絵本とお出かけに便利なボードブック版がありますので、用途に合わせてお選びください。
内容ぎっしり『ふれあい親子のほん 1さいだもん』
タイトル:ふれあい親子のほん 1さいだもん
著者 :無藤隆(監修)/幼児ソフト企画開発部(編集)
出版社 :学研
1歳のお子さまが興味を持ちそうな内容が1冊にぎっしりと詰まった絵本です。カラフルな絵や写真、「いないないばぁ」などの仕掛けや歌などさまざまなものが載っているため、「この子は何に興味があるんだろう?」と疑問に思うパパママにもおすすめです。
内容が多い分ちょっと重めなので、おうちで一緒に眺めるのに役立ちますよ。
まずはリズムや仕掛けが楽しい絵本から
ご紹介した絵本のように、言い回しやリズム感が楽しいもの、仕掛けのある絵本からはじめると「絵本」というものに対する興味が湧きます。
1歳頃は特に絵本も楽しめるようになってくる頃ですので、ぜひ色々な絵本を読み聞かせてあげてくださいね。
どんな絵本を読み聞かせたら良いのか分からないという方は、絵本の定期購読サービス「絵本のサブスク」がおすすめです。絵本のサブスクは、子どもの年齢・成長・性別にあった厳選された中古絵本が毎月3冊届きます。
絵本のサブスクの特徴は以下のようになっています。
- 月額2,728円(税込)で成長に合わせた絵本が毎月3冊届く
- 入念なクリーニングをされているため状態がキレイ
- 偏りなく様々な絵本に触れることができる
- レンタルではないため扱いに気を付ける必要がない
たくさんの絵本を読ませてあげたいという親御さんにはぴったりのサービスです。
いつでも解約可能なため、まずは試しに1ヶ月始めてみてはいかがでしょうか。