2018年08月28日 公開

「ファーブルこんちゅう記」で虫に興味津々!おすすめ5選

ファーブル昆虫記はさまざまな訳本が発売されていますが、お子さまには難しいものがほとんど。しかし小峰書店の「ファーブルこんちゅう記」シリーズは、お子さまにも読みやすいよう工夫された内容となっています。シリーズのなかから、特におすすめのものをピックアップしました。

ファーブル昆虫記はさまざまな訳本が発売されていますが、お子さまには難しいものがほとんど。しかし小峰書店の「ファーブルこんちゅう記」シリーズは、お子さまにも読みやすいよう工夫された内容となっています。シリーズのなかから、特におすすめのものをピックアップしました。

子どもの好奇心を刺激する

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タイトル:新版ファーブルこんちゅう記 タマコロガシものがたり
著者  :小林 清之介(文)、横内 襄(え)
出版社 :小峰書店
たまころがしは、通称「ふんころがし」とも呼ばれています。日本ではあまり見る機会がありませんが、動物のフンを転がすという珍しい性質を持った昆虫。お子さまの好奇心をくすぐるのではないでしょうか。

タマコロガシがふんを玉状にし、転がす様子がドラマティックに表現されています。手に汗握るストーリーに仕上がっており、続きが気になり一気に読みたくなるでしょう。

虫にあまり興味がないお子さまも、思わず「もっと知りたい!」と感じるかもしれません。

身近な虫の鳴き声の秘密がわかる

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タイトル:新版ファーブルこんちゅう記 セミのうた・コオロギのうた
著者  :小林 清之介(文)、横内 襄(え)
出版社 : 小峰書店
どこからともなく聞こえる虫の声。特にセミやコオロギは、どこにいてもその鳴き声を聞くことができる私たちにとって身近な虫です。

そんなセミやコオロギの生態や、鳴き声の秘密にせまったのがこの本。よく知っている虫のことが書かれているので、親近感を持って読むことができるでしょう。いつも何気なく聞いていたセミやコウロギの鳴き声に、改めて聞き入ってしまいそうです。

ワクワクのストーリーに引き込まれる

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タイトル:新版ファーブルこんちゅう記 カマキリとクモのふしぎ
著者  :小林 清之介(文)、横内 襄(え)
出版社 : 小峰書店
昆虫好きなお子さまにとって、カッコいいカマキリはあこがれの存在ではないでしょうか。この絵本の中では、大きなバッタも食べてしまうカマキリの獰猛な一面が、臨場感たっぷりに描かれています。ドキドキハラハラしながら、ストーリーに引き込まれるはず。

赤ちゃんをおんぶして歩く、こもりグモの赤ちゃんの話も掲載されています。赤ちゃんを思う気持ちは、人間も昆虫も変わりません。読み終えたあとに、お子さまを大切に思う気持ちを伝えてあげてはいかがでしょうか。親子の絆がさらに深まるかもしれません。

身近な虫の意外な実態がわかる

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タイトル:新版ファーブルこんちゅう記 アリのくに・バッタのくに
著者  :小林 清之介(文)、横内 襄(え)
出版社 : 小峰書店
アリやバッタは、子どもたちにとって最も身近な虫です。しかし、それだけに意外とその実態を知らないお子さまは多いもの。この本では、ほかのアリの巣を襲うダークなアリ、「サムライアリ」と人間の役に立つバッタのエピソードが紹介されています。

アリといえば、「働き者」のイメージですが、ここで出てくる「サムライアリ」は、自分で巣を作ることも餌をとることもしません。そのかわり、ほかのアリの巣を襲い、さなぎを奪い奉仕させるのです。その様子がドラマティックに描かれており、緊張感のある展開にハラハラしてしまうでしょう。

バッタの話では、食物連鎖について紹介。なぜバッタが人間にとって大切なのかがわかります。どんな小さな生き物にも、大切な役割があることを伝えてあげてください。

謎を解く過程にワクワクする

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タイトル:新版ファーブルこんちゅう記 かりゅうどバチのひみつ
著者  :小林 清之介(文)、横内 襄(え)
出版社 : 小峰書店
みつばちやくまばち、スズメバチなど、私たちの周りにはさまざまな種類のハチがいます。この本に出てくるのは、あまりなじみのない「ツチスガリ」というハチです。

このハチは大人になると花の蜜を吸いますが、幼虫のころは虫を食べて育ちます。この虫のつかまえかたがなんとも残酷。ファーブルが試行錯誤しながら、つかまえた虫にまつわる謎を解いていく過程にはドキドキわくわくすることでしょう。

知らないことを知る楽しさ、コツコツと謎を解いていく楽しさが伝わる内容です。

興味を広げるきっかけに

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「虫が苦手」というお子さま、パパママもいるかもしれません。しかしこのシリーズを読むと、虫たちの生き生きとした生態を知ることができ、面白いと感じるのではないでしょうか。今まで興味がなかったことにも、「知りたい」と関心を持つきっかけにもなるかもしれません。

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この記事のライター