2018年06月01日 公開

『モチモチの木』の滝平二郎さんの切り絵が楽しめる絵本5選

独特の世界観を持つ、滝平二郎さんの切り絵作品。多くの絵本の挿絵を担当しており、特に文学作家の斎藤隆介さんとタッグを組んだ作品は有名です。教科書で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。ここでは、滝平二郎さんの切り絵が楽しめる絵本をご紹介します。

独特の世界観を持つ、滝平二郎さんの切り絵作品。多くの絵本の挿絵を担当しており、特に文学作家の斎藤隆介さんとタッグを組んだ作品は有名です。教科書で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。ここでは、滝平二郎さんの切り絵が楽しめる絵本をご紹介します。

なかなか勇気が出ないお子さまに

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タイトル:モチモチの木
著者  :斎藤 隆介(作)、滝平二郎(絵)
出版社 :岩崎書店  
滝平二郎さんの絵本のうち、特に有名なもののひとつ。多くの教科書にも採用されており、斎藤隆介さんのストーリーと、切り絵の世界観が見事にマッチした作品です。

物語の主人公は、おじいさんと一緒に暮らす少年・豆太。おじいさんの家のそばには大きな木があり、豆太はその木を「モチモチの木」と呼んでいます。

豆太は夜に見るモチモチの木が、怖くてたまりません。夜に1人でトイレにも行けないほど。しかしそんな臆病な豆太が、勇気を出さざるを得ないできごとが起きるのです……。

「挑戦する勇気が出ない」「内弁慶で外では尻込みをしてしまう」といったお子さまの背中を押してくれる1冊。この絵本を読むことで、主人公の姿に自分を重ね合わせ「頑張ろう」という気持ちになれるかもしれません。

妹や弟がいるお子さまに読みたい絵本

 (92490)

タイトル:花さき山
著者  :斎藤 隆介(作)、滝平二郎(絵)
出版社 :岩崎書店
こちらも、斎藤隆二さんとタッグを組んだ有名な作品です。いいことをしたときに咲く色とりどりの「花」を、切り絵で見事に表現しています。

ある日、主人公・あやが山菜を採りに山の中に行くと、老女に出会いました。老婆いわく、山の中に咲いているきれいな花は、村の人たちがいいことをするたびに咲くのだそう。そして、あやの足元に咲く花は、あやが妹のため我慢をしたときに咲いたものだと教えられます。

この物語は優しく、そして少し切ないお話です。弟や妹がいるお子さまは、この物語の主人公のように、切ない思いを隠しているのかもしれません。

妹や弟がいるお子さまに、パパママから日ごろの感謝の気持ちを込めて読んであげましょう。読み終えたら、「いつもありがとう」とひと言添えてみてください。「パパママは自分の気持ちを分かってくれている」と、笑顔を見せてくれるはずです。

新しいお友達との出会いの前に

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タイトル:かみなりむすめ
著者  :斎藤 隆介(作)、滝平二郎(絵)
出版社 :岩崎書店
かみなりむすめのおシカは、下界の様子を見て「自分も一緒に遊びたい!」といつも思っていました。厳しい両親は許してくれず、おシカは両親の目を盗んで下界に行くことを決めます。

しかし、女の子たちは仲間に入れてくれません。そんなとき、1人の男の子がおシカと遊んでくれたのですが……。

入学や進級、転校など、お子さまは新しい環境に飛び込む機会がたくさんあります。新しいお友達に声をかけるのは、なかなか勇気が必要なこと。しかもそこで断られてしまったら、きっと傷ついてしまうでしょう。

新しいお友達との出会いの前に、この絵本を読んであげてはいかがでしょうか。「お友達には優しくしてあげよう」「仲間はずれはやめよう」など、大切なことを感じてくれるかもしれません。

諦めずにやり続けることの大切さを伝える絵本

 (92492)

タイトル:半日村
著者  :斎藤隆介(作)、滝平二郎(絵)
出版社 :岩崎書店
「半日村」には大きな山があるせいで、半日しか日の光が入りません。大人たちはそのことを仕方がないと諦めています。

しかし村の子ども一平は、1人で山の土を運び、湖に捨てるという作業を始めました。周囲の人はそれを馬鹿にしますが、そのうちほかの子どもたちも作業に加わり、その様子を見ていた大人たちの心も動かし出し……。

大きな課題にぶつかると、それが難題であるほど「仕方がない」と諦めてしまいがちです。ですが、やり始めなければ何も変わりません。小さなことでも始めることが大切で、続けていれば状況を打破できることもあると、この絵本は教えてくれます。

諦めずにやり続けることの大切さを伝えたいときに、読んであげたい1冊です。

絵本の楽しさを伝えたいときに

 (92493)

タイトル:ソメコとオニ
著者  :斎藤隆介(作)、滝平二郎(絵)
出版社 :岩崎書店
滝平二郎さんと斎藤隆介さんの絵本は、ちょっぴり切ないお話が多いのですが、これは何も考えずに楽しめて笑えるお話です。

鬼が、主人公の子どもに翻弄される姿が面白く、パパママは思わず鬼に同情してしまうかもしれません。小さな子どもが主人公なので、お子さまは自分と主人公を重ね合わせながら楽しめそうです。感情移入しやすく、物語に入り込めることでしょう。

絵本に興味を持つきっかけにもなりそうです。

切り絵の世界観とともにストーリーを楽しんで

 (92500)

滝平二郎さんの切り絵は、ストーリーを見事に表現し、雰囲気を盛り立ててくれます。芸術作品としても魅力的で、大人から子どもまで幅広い年齢の方が楽しめること間違いなしです。

小さなお子さまも、切り絵を眺めているだけで、物語に込められた想いを感じ取ってくれるでしょう。親子で滝平二郎さんの世界観を楽しんでみてくださいね。

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この記事のライター