赤ちゃんへの絵本の読み聞かせは、脳の発達にとってもよいといわれています。でもいつどのようにすればよいか、悩んでいる方も多いのでないでしょうか。実際に女の子と男の子、2人の子どもに読み聞かせをしてきた体験談を交えて、主にねんねとおすわり時期の読み聞かせのコツとオススメ絵本をご紹介します。
絵本の読み聞かせはいつから?胎児から新生児頃でもOK!
赤ちゃんは、20週頃から聴力が発達しはじめるといわれ、ママの語りかける声が気持ち良く響くようなので、まだおなかの中にいるころからはじめてもよいでしょう。絵本に限りませんが、何か声を出して読んであげるのもよさそうですね。
0歳の赤ちゃんも楽しめます。生まれてすぐから絵本を楽しむことで、親子のコミュニケーションの時間にもなります。
新生児の時期は、たくさん話しかけると、脳にいい刺激を与えるともいわれています。どう話しかけていいかわからない、と悩んでいるパパママにも、絵本の読み聞かせはオススメです。
ねんねの時期の読み聞かせのコツ
しかし、それはわかっていないわけではなく、パパママの声を聞いていたり、絵本を見てインプットをしていたりしているといわれています。
ねんねの時期は、下記のことを意識して絵本選びをして読み聞かせするとよいですよ。
・はっきりと、ゆっくり読む
・繰り返しの文章がある絵本を選ぶ
・短い文章の絵本を選ぶ
ねんねのころの赤ちゃんは反応していないのではなく、どんどん吸収している時期です。そのため、絵本もゆっくり読んであげることがオススメです。
繰り返しの文章は、リズムが生まれます。赤ちゃんは、ママの声とリズムが大好きなので、繰り返しの文章の絵本は、聞いていて楽しくなるのではないでしょうか。
また、長い絵本は赤ちゃんが飽きてしまいやすいので、短い文章の絵本がよいでしょう。
ねんねの時期から楽しめる、オススメ絵本
著者 :松谷 みよ子(文)/瀬川 康男(絵)
出版社 :童心社
ねんねのころは、じーっと絵本を見ているだけでしたが、そのうち絵本に出てくる動物を指さしたり、ばぁのところで、ケラケラ笑うように。
マネができるようになってくると、子どもも一緒に「いないいないばぁ」をしながら、絵本を楽しんでいました。
おすわり時期の読み聞かせのコツ
だんだんと絵本に反応したりマネをするのも上手になってくる時期です。ただ絵本を読み聞かせるだけでなく、赤ちゃんの反応に答えながら読み聞かせると、ますます楽しくなりますよ。
絵本の動作をマネしながら読み聞かせると、かわいい反応も見られるようになります。
また、このころから読んでいる途中で、どんどんページをめくってしまう、ということもありますが、それでも大丈夫。
きちんと順番通り読みたい、と思うかもしれませんが、赤ちゃんの興味に任せて文章の途中でめくってしまっても、そのまま読み進めてみてくださいね。
おすわり時期に楽しめる、オススメ絵本
著者 :かがくい ひろし(作)
出版社 :ブロンズ新社
こちらは、もちろん、ねんねの時期からも楽しめる絵本でもありますが、読み聞かせをしながら、一緒に体を動かして楽しめる点でオススメです。
おひざの上に赤ちゃんを座らせて、「だ・る・ま・さ・ん・が~」とイラストに併せて、同じようにゆらゆらしてあげるととっても喜びますよ。
我が家の子どもたちも同じようにゆらゆらしたり、どてっと転んだり。読み聞かせながら、体も動かして楽しんでいます。
はじめはパパママも一緒に体を動かしながら読むと、お子さまもマネをしやすいです。
我が家では、筆者が絵本を読みはじめるだけでゆらゆらと体を動かす、かわいい姿も見られましたよ。