子どもから大人まで、人数も関係なく遊べるカードゲームといえば「UNO」。数字と簡単なルールがわかるようになったら、おうち遊びにUNOを取り入れて親子の時間を楽しみましょう。ここではUNOの基本的なルールと、幼児との遊び方をご紹介します。
UNOとは
このゲームのもととなったのは、「クレイジーエイト」というトランプゲーム。「アメリカンページワン」というトランプゲームにも似ています。これらを専用のカードを使って遊ぶのがUNOといってよいでしょう。
ちなみに「UNO」という名前は、イタリア語で数字の1を意味する「ウーノ」が由来となっています。
UNOが誕生したのは1971年、アメリカで理髪店を運営するマール・ロビンス氏が考案しました。マール氏がこのゲームを周囲の人に紹介すると、これが大好評!そこで家族とともにこのゲームを販売することにしたのです。
現在UNOは、バービー人形の販売で有名な「マテル社」にて販売され、現在にいたるまで世界中で多くの人に愛され続けています。
UNOの基本的なルールと遊び方
1.まずは親を決め、親がカードをシャッフルします。1人7枚ずつ手札を配ったら残りを山にし、山から1枚めくって場におきます。
2.手番は親から時計回り。自分の番が来たら、捨て札の山の一番上にあるカードと色・数字・記号のどれかが同じカードを、手札から出していきましょう。出せるカードがないときは山からもう1枚引きます。
3.数字以外のカードには次の人を飛ばす「スキップ」や、逆回りになる「リバース」などがあります。これらをうまく使いながら、手持ちのカードを減らしていきましょう。
4.手持ちのカードが1枚になったら「ウノ!」の宣言を忘れずに。宣言を忘れてしまった場合は、ペナルティーとして山札から2枚引かなければならなくなります。
5.1~4を繰り返し、最初に全部のカードが無くなった人の勝ちです。
カードの種類
・ドロー2(8枚)
このカードを出した人の次の人は、カードの山から2枚引くことになり、自分のカードを出すことはできません。
・スキップ(8枚)
このカードを出した人の次の人は順番を飛ばされます。
・リバースカード(8枚)
順番が逆回りになります。
・ワイルド(4枚)
このカードを出した人は、次の人のカードの色(赤・青・黄・緑)を決めることができます。
・ワイルドドロー4(4枚)
このカードを出した人の次の人は、カードの山から4枚引くことになり、自分のカードを出すことはできません。さらに、次の人のカードの色を任意で指定できます。
ちなみにこのカードの決まりを見てもわかるように、ローカルルールによくあるドロー2返しやドロー4返しなどは、公式のルールではNGなのだそう。ただ、「公式ルールは公式ルールとして、今後も好きなようにアレンジを加えて楽しんでほしい」ともマテル社は述べています。
UNOはいつから遊べる?
通常のUNOはまだ難しいと感じる3歳頃は、カードをキャラクターで分けて種類を減らした「はじめてのウノ」などを利用すると、とっつきやすいかもしれません。
5歳頃から少しずつ記号カードの効果的な使い方を理解できるようになり、作戦も自分で練ることができるようになってきます。ここまでできると、通常のUNOを大人と一緒に楽しむこともできるでしょう。お子さまの年齢やレベルに合わせた遊び方を工夫し、チャレンジしてみてください。
幼児とのUNOの遊び方のコツ
幼児とUNOを行うとき、具体的にどういったことに気をつけるとよいのかご紹介します。
色や数のヒントを
記号のカードは使わず、数字のみのカードを使って遊んでみるのもいいかもしれません。スキップやドロー2など、記号カードの理解には時間がかかりますが、色と数だけなら3歳位から楽しめます。
カードをオープンに
そこで、記号カードの意味を理解できるまではカードをオープンにし、出すタイミングを教えてあげてください。そうすることで自分が出したカードで次の展開が変わる面白さに気づき、さらにゲームを楽しむことができるでしょう。
UNOで家族の時間を楽しもう
お子さまのレベルに合わせた遊び方から少しずつ難易度をあげ、家族でUNOを楽しんでくださいね。