2017年6月19日 公開

知育にオススメ!絵本の世界を広げる読み聞かせ方いろいろ

子どもは何度でも同じ絵本を読んで欲しがりますよね。何度も読む親の方はすぐに飽きてしまい、適当に端折ったり、別の遊びを促したりということも……。でも、実は繰り返し読むことには意味があるのです。パパママも毎回新鮮な気持ちで絵本と向き合える、読み聞かせ方法をまとめました。

まずは、繰り返し読むことの意味を知ろう!

子どもは何度でも同じ絵本を持ってくるもの。いろいろなストーリーを通して冒険を楽しんだり、主人公と一緒に感情の起伏を味わったり、という経験はなかなか飽きることはないようです。

また、親がそれに付き合って何度も読んでくれることで安心し、情緒が安定したり……。

そして何より、絵本で覚えた言葉やニュアンスは、何度も繰り返すことによって定着し、それから自分の語彙として使えるようになるそうです。

読み終えた瞬間「もう1回」と言われると、ときにげんなりしてしまいますが、素晴らしい知育効果があるとわかれば、前向きに取り組めるのではないでしょうか。

それでも、普通に何度も読むのに少し疲れた時は…、こんな読み聞かせ方はいかがでしょうか?

上下左右に絵本を動かしてみよう!

ぼくがとぶ | 佐々木 マキ |本 | 通販 | Amazon (55812)

タイトル:ぼくがとぶ
著者:ささき まき(作)
出版社:絵本館
乗り物が出てきたり、動きのあるシーンでは、絵本を動かしながら読むと臨場感が出ます。たとえば「ぼくがとぶ」は、主人公が飛行機をつくって飛ぶというストーリー。飛行機の動きに合わせて「びゅーん」と上に下に絵本を動かしてみると、とても迫力が出ます。ほかにも登場人物がお散歩するシーンでは、「てくてく」に合わせて本を少し揺らしたり、左右に移動させてみるだけでも雰囲気が出て、子どもの食いつきが変わってきますよ。

登場人物と触れ合おう!

ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集) | なかがわ りえこ, おおむら ゆりこ |本 | 通販 | Amazon (54845)

タイトル:ぐりとぐら
著者:中川 李枝子(作) / 大村 百合子(絵)
出版社:福音館書店
たとえば「ぐりとぐら」。イラストによい子よい子をしたり、「こんにちは」「やっほー」などと挨拶をしてみるのも手。お子さまと一緒に、絵本の世界に入った気分でストーリーに参加してみましょう。

特にやりやすいのは食べ物が出てくる場面です。食べ物のイラストをつまむしぐさをして、「あ~ん」「はいどうぞ」など食べるまねっこをすると、子どももパクパク、モグモグ。「ぐりとぐら」ではカステラを食べたり、ほかの動物たちにお代わりを配ったり、一緒にお茶もどうぞ、となりきれます。

石で火をおこすシーンでは一緒にカチカチ。森で食べるものを探す場面では、一緒にきのこを見つけるなど、お子さまも主人公のつもりで一緒に想像をふくらませてみてください。

イラストを見て語り合おう!

でんしゃにのったよ (こどものとも絵本) | 岡本 雄司 |本 | 通販 | Amazon (54848)

タイトル:でんしゃにのったよ
著者:岡本 雄司(作)
出版社:福音館書店
絵本にはストーリーの中心となる絵のほかにも、背景にいろいろな風景や他の要素が描かれていることが多いですよね。

たとえば「でんしゃにのったよ」は電車を乗り継いで旅をするお話ですが、近くの道路にはいろいろな働く車が走り、また駅には売店なども……。「ミキサー車もいるねぇ」「○○はどのお弁当にする?」などと、他の要素に注目しながらストーリーを追うのもオススメです。

息子も知らないものが出てきたら質問をするようになり、何度も読んでいるうちに、この本についてはなんでも知ってる!と言わんばかりに。登場人物の名前や役割などをものすごいスピードで覚えていきました。

次のシーンを当てっこしよう&好きなシーンはどこ?

絵本の途中で、「次はどうなるんだっけ?」と質問を投げかけてみるのも面白いですよ。あまり反応がなく、ただじーっと見ていただけのように見えても、意外と覚えていることがわかることも。【お話の内容を理解している!】【絵本の言葉を使って表現ができている!】と親も嬉しくなる一瞬です。

最初は、どんな絵本でも起承転結の「転」の部分で聞いてみると、答えやすいと思います。

また、全ページを一度に読むのに疲れたら小休止。お子さまに好きなページを聞いてみるのも面白いですよ。教えてくれたページに戻って、そこだけでも繰り返し読むと、わが息子は満足そうにニッコニッコで聞いています。

読み手をお子さまにバトンタッチ!

ねないこだれだ (いやだいやだの絵本) | せな けいこ |本 | 通販 | Amazon (54850)

タイトル:ねないこだれだ
著者:せなけいこ(作・絵)
出版社:福音館書店
もう何回も読んでいると、おしゃべりが十分できない小さな子どもでも、お気に入りのフレーズができたり、絵本のセリフを覚えたりしてしまうものです。

「ねないこだれだ」はわが家でまさにそんな存在。1歳の頃から「ねらいこ、だぁーだー」と「いえいえ」が気に入り、よく口ずさむので、「今度は〇〇くんの番ね、パチパチパチ~」と促してみると……。すべてのページに同じようなナレーションをつけながら読み終えました。

あの頃の息子の、嬉しそうで恥ずかしそうな表情は、今も脳裏に焼き付いています。

最後に

いかがでしたか?こんな風に手を変え品を変えてさまざまな方法で、読み聞かせを続けてきたおかげ?で、飽きっぽい筆者も楽しみながら同じ絵本を何度も読むことができています。

また、語り合ったり深掘りしたりしているうちに、子どもの理解力が深まっていることが実感できると、親のテンションもアップするもの。いつの間にかお子さまの大好きな絵本が、パパママにとってもわが子と時間や想いを共有した大切な思い出の1冊となるかもしれません。

ただし、子どもにとっては大好きな絵本の世界がさらに広がり大喜び、なんてことも。「もう1回読んで~」の回数が増えてしまうかもしれませんので、その際はあしからず!
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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WRITER

福岡すみれ 福岡すみれ  東京都在住、3人のやんちゃな男の子のママです。外遊びが大好きな息子たちと日々いろいろな公園を巡りつつ、3度の食事(とおやつとお酒)を何よりも楽しみに過ごしています。