2016年08月07日 公開

2016年からスタート!国民の祝日「山の日」とは

2016年1月1日に施行され、8月11日は国民の祝日「山の日」となりました。休日が増えるとうれしいですよね!ところでなぜ8月11日なのか、なぜ「山の日」なのかご存知ですか?今回は新しい祝日「山の日」について紹介します。

2016年1月1日に施行され、8月11日は国民の祝日「山の日」となりました。休日が増えるとうれしいですよね!ところでなぜ8月11日なのか、なぜ「山の日」なのかご存知ですか?今回は新しい祝日「山の日」について紹介します。

いつ決めたの?「山の日」制定の経緯

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「山の日」を国民の祝日として制定したいと求めていたのは、日本山岳会や全国の「山の日」協議会加盟諸団体、「山の日」を制定していた地方自治体、そのほかの山岳関係者や自然保護団体などの山に関係する皆さんでした。
2013年4月には超党派の議員連盟「山の日制定議員連盟」が設立され何度か総会が開かれ、2013年11月22日に開かれた総会で8月11日を「山の日」とすることが決定されました。
その後、2014年4月25日の衆議院本会議、5月23日の参議院本会議で賛成多数で可決され成立したという経緯となっています。

なぜ8月11日なの?その由来とは

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ではなぜ8月11日なのでしょうか。
はじめは、2013年6月30日に開かれた「山の日制定議員連盟」の総会で山開きの日である6月の第一日曜日や海の日の翌日、お盆前、日曜日など複数の候補があがりました。
「山の日」なので、日本各地で山開きが行われる6月第一日曜日が最も合っていそうですが、企業側の調整が難しいことや連続していない休みは経済効果が期待できないなどの理由で反対意見が多かったようです。
さまざまな協議の結果、お盆休みと連続して休みが取りやすそうという理由で8月12日という案が出されましたが、8月12日はあの痛ましい日本航空123便墜落事故が起きた日でした。
さすがにそんな日を祝日にすることはできないという意見があり、前日の8月11日となったのです。

ちなみに都道府県によっては各自治体独自に「山の日」を設けていることもあるので、お子さまと一緒に住んでいる地域の「山の日」を調べてみるのも楽しいと思いますよ。

2016年施行になった理由は?

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「山の日」が制定されたのは2014年です。
実際に施行されるのは2016年からとなりました。なぜ2015年に施行されなかったのでしょうか。
一つめには、社会的影響を抑えるためです。祝日が増えるということは企業側もスケジュール調整などさまざまな変更を余儀なくされます。施行までに1年余裕を持つことで企業側もその間に準備をすることができます。
二つめには、国民への周知です。2014年に制定されましたが2016年のカレンダーを見て「祝日なんか増えてる?」と思った方もいらっしゃると思います。
制定から施行まで余裕を持たせることでなるべく国民の皆さんへ知ってもらいたいという配慮のようです。
三つめにはカレンダー製作に間に合わないという理由があったそうです。制定された時点ではすでに2015年のカレンダー製作が行われていたそうで、変更するにはとても大変なので2016年からとなったそうです。

お子さまにはポイントを押さえて分かりやすく!

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いろいろな事情や協議を経て制定された「山の日」ですが、お子さまには分かりやすく説明してあげたいですよね。
ポイントとしては、
・「山の日」の目的は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」こと。
・8月11日になった理由の一つは「八」は山の形に、「11」は木々が立ち並ぶ形に似ているから。
という点をふまえてあげると分かりやすいです。

「山の日」を良いきっかけに

祝日が増えると、家族で過ごす機会や楽しい時間が増えるためみんなにうれしいことだと思います。
ぜひ「山の日」を利用して自然とふれあってみてくださいね。
そして、祝日はほかにもたくさんあります。この機会に家族みんなで祝日の由来などを調べてみるのもいいかもしれませんね。

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この記事のライター