いらなくなったぬいぐるみや人形の処分方法って迷いますよね。子どもの成長と共に増えていくので、時には思い切った処分も必要です。ただ子どもが可愛がっていたものだと、ゴミとして捨てるのはしのびないもの。ぬいぐるみ・人形と気持ちよくお別れできる処分方法のご紹介です。
「子どもの心を育てる」処分のコツ
手っ取り早いのはゴミとして捨ててしまうことですが、気持ちの整理がつかない方も多いかと思います。子どもも、愛着のあるぬいぐるみ・人形が無造作に捨てられているのは心が痛むはずです。
「ものを大切にする気持ち」「感謝する気持ち」をはぐくむ処分のコツは3つあります。
■親が勝手に処分しない(最近遊んでいないものでも子どもの確認)
■捨てようとしているぬいぐるみ・人形との思い出を話し合う
■処分する際は子どもと一緒に行う
子どもと一緒に納得できるお別れ方法を考えてみましょう。
1.フリマ・買取専門店などで売る
「買取相手の顔を見ながら、納得した価格で買い取ってもらいたい」という方には自治体開催のフリーマーケットやバザーがおすすめ。できれば子どもと一緒に参加しましょう。値段交渉も気軽にできますし、ぬいぐるみ・人形の買取相手と直接会うので、子どもも納得しやすいはずです。
人気キャラクターもの、アンティークの人形など買取価格が高そうなものはおもちゃ買取専門サイトもおすすめです。ぬいぐるみ・人形の市場価値のわかるプロが査定してくれます。
梱包用ダンボール・送料無料で査定できるショップや、直接商品を送らなくても、大体の見積もりを出してくれるショップも便利です。
大切にしていたものは何社か相見積もりしてもよいですね。
2.リメイクする
■ハギレで巻いて洋服風に補強
傷みが目立つぬいぐるみ・人形のボディ部分には、ハギレをきつめに巻きつけて縫い付けます。破損部位を補強しつつも、洋服・下着のように見えるのでおすすめです。
古くなったTシャツで、ぬいぐるみ・人形のサイズより少し小さめの服を作って着せるのも◎。
■包帯を巻いたり、ハギレの絆創膏をつける
破損した部位をケガに見立てて、包帯を巻いてあげましょう。ハギレで絆創膏・ガーゼを作って縫い付けても可愛いです。お医者さんごっこに大活躍するはず。
3.他のおともだちに寄付する
ただし、寄付を募集しているNPO・施設によっては引き受けできないものもあります。寄付は喜ばれてこそ寄付と言えます。事前に問い合わせて寄付先に迷惑がかからないようにしましょう。破損・汚れのないもの、洗濯済みのものを送ってください。
「ぬいぐるみ・人形を寄付することで発展途上国の子どもへワクチンが送られる」
「ぬいぐるみ・人形の売上金が寄付される」
などのプロジェクトもあります。
思い入れのあるぬいぐるみ・人形が誰かの笑顔につながる寄付。思いやりの気持ちを育てる処分方法です。
ぬいぐるみ・人形・おもちゃの寄付でワクチンを送ろう リバティー
4.今までありがとう!感謝して処分する
「長く遊んできたぬいぐるみ・人形は気持ちがこもっていそうで怖い」
「捨てたら呪われそう」など……
処分したり、手元から離したりすること自体に抵抗を感じる場合は、気持ちの整理が必要です。
罪悪感をなくすおすすめ方法は3つ。
■神社・お寺で人形供養をしてもらう
持ち込み・郵送でぬいぐるみ・人形に祈祷・お焚き上げをしていただきます。費用は1,000円~3,000円程度が相場です。
■お礼を言って、塩で清める
ぬいぐるみ・人形に子どもと一緒に感謝の気持ちを伝えます。塩を振りかけてお清めしてから処分します。
■写真で残す
ぬいぐるみ・人形の写真を撮っておけば、手元を離れても思い出が残ります。
処分することで「ものを大切にする心」を育てよう
自ら処分することは、ものを大切にする心も育てます。「今の自分にとって必要かどうか?」を基準に、迷いながら選択することで、「本当に大切なもの」がはっきりわかるためです。
不要なぬいぐるみ・人形の処分をすると部屋がかなり片付くはず。整理整頓の心地良さを感じさせる良い機会にもなるでしょう。