2018年07月14日 公開

パンツタイプのおむつはいつから?切り替え時期や併用のポイント

テープタイプからパンツタイプのおむつへの切り替え時期に、明確な「いつから」といった決まりはありません。「替えられそうだけど、本当に今でいいの?」と悩んでいる方に、いつからが切り換え時期なのかや、テープタイプ・パンツタイプのおむつを併用する使い方をご紹介します。

テープタイプからパンツタイプのおむつへの切り替え時期に、明確な「いつから」といった決まりはありません。「替えられそうだけど、本当に今でいいの?」と悩んでいる方に、いつからが切り換え時期なのかや、テープタイプ・パンツタイプのおむつを併用する使い方をご紹介します。

おむつの種類

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テープタイプ

【特徴】
生まれてすぐの新生児から使える、テープタイプのおむつ。赤ちゃんが寝ころんだまま、腰を浮かせるだけでおむつ替えができます。

【メリット】
大きなメリットは、値段がお手頃で家計に優しいということ。パンツタイプに比べてどのメーカーのおむつも割安になっているので経済的です。1枚の厚みが薄く、1パックに多めの枚数が入っているのも特徴でしょう。

またテープで着脱するので、ウンチをチェックして出ていなかったときに、もとに戻すことができます。

足を通さずに履かせられるため、ズボンをずらすだけで交換ができるのもテープタイプの長所。お風呂あがりの湿った肌でも履かせやすいのも助かります。

パンツタイプ

【特徴】
動きが活発になってきた赤ちゃんにおすすめの、布のパンツと同じようにすっぽりと履かせられるタイプです。履かせるのも脱がせるのも簡単で、履かせている最中に赤ちゃんが動いてしまってもテープのようにズレることがありません。

【メリット】
大きなメリットは「フィット感」があるということ。テープタイプとは異なり、伸縮自在のギャザーでズレにくく赤ちゃんのおなかや足にフィットしてくれます。そのため生後3カ月ごろからよくある「ゆるゆるウンチ」も、たくさん動く赤ちゃんでも漏れにくいことが特徴です。

また「立ったまま交換できる」ことも大きな長所。特に歩き出した赤ちゃんは、なかなか寝転がってくれなくなります。また寝ころぶ場所がないときのおむつ替えでも、立ったままおむつの横をビリッとちぎってスムーズに交換ができるので便利です。

仰向けのままじっとしていられない赤ちゃんは、パンツタイプのほうが良いでしょう。パンツの形状そのままなので、トイレトレーニングを始めたいお子さまにも適しています。

テープタイプからの切り替えの時期・きっかけ

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テープタイプのおむつからどのタイミングでパンツタイプに切り替えるのか、判断に迷うパパママも少なくありません。特に第1子の場合は「何となく切り替えどきのような気がするけど……」と不安になってしまうこともあるでしょう。

おむつの切り替えに迷ったときは、以下4つのチェック項目を検討してください。

1.寝返り、ハイハイをし始めた(早めで4カ月、6カ月頃~)
2.たっち、あんよをし始めた(1歳前後~)
3.ゆるゆるウンチが漏れ始めた(3カ月~)
4.おむつがずれてしまうことが増えた

1、2はお母さんが「おむつ替えが大変」と感じるきっかけです。3、4は赤ちゃんの履き心地にも関係するもの。なかでも3はパパママにとっても大変で、サイズアップの検討とともに、パンツタイプに移行するかも考えてみましょう。

ちなみに生後約3カ月を超えると、水っぽいものからゆるゆるウンチになり、出る量も1.5倍になります。最近よく漏れると感じている場合、これが原因かもしれません。

切り替える時のポイント

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前述のチェック項目が当てはまり、実際に切り替えを検討する際のポイントとしては、「おむつを替える人の使いやすさ」、「赤ちゃんの履き心地」、「コスト」が挙げられます。毎日何度も交換するおむつですから、使いやすさはもちろん大切です。そして使う量も多いので、コストも重要なポイントです。そして、赤ちゃんが快適で過ごせるように、履き心地も考慮したいところです。

テープタイプ・パンツタイプそれぞれにメリットがありますから、まず「今の赤ちゃんに合うものは?」と考えてみましょう。赤ちゃんの成長速度、性格などによって適したおむつは変わってくるので、どちらも並行して試しながら決めるのもひとつの方法です。

パンツタイプのおむつの履かせ方

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パンツタイプのおむつの場合、寝ころんだまま履かせたり、立たせて履かせることもできます。正しい履かせ方をチェックしてみましょう。

【履かせ方】
①表裏をチェック
②足を入れる部分に下から自分の両手を通す
③赤ちゃんの足を優しくつかんで無理のない力で引っ張って穴に通す
④ウエストのギャザーをおなかまでしっかりと引き上げる
⑤足回りのギャザーを引っ張り出して整える

しっかりと立てる子は、おしっこのときは、はじめから「つかまり立ち」をさせておむつ替えをしても構いません。

男の子の場合は、履かせたあとにおちんちんが下を向いていること、ギャザーの両サイドの内側に収まってることをチェックしてあげてください。おしっこ漏れを防げます。

テープタイプとパンツタイプを併用するのもおすすめ

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使い分けのポイント

テープタイプとパンツタイプには、それぞれ多くのメリットがあります。裏を返せば、お互いのデメリットを補う存在とも言えそうです。

お互いの困った部分を補って、「両方のメリット」を活かせる使い分けをしてみましょう。

併用の方法

併用方法の一例を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

・夜だけテープタイプにする(動きが少ないため+ふろ上がりの湿った肌でも履かせやすいから)
・外出はパンツタイプにする(おしりがスマートに見える+ずれにくさを活かすため)
・ウンチをしたあとはテープタイプにする(寝かせた状態で、お尻の下にテープタイプを敷いておくとスムーズに交換できるため)

テープタイプを併用することで、コストを抑えられるという部分も大きなメリットです。動きがあまり激しくないお子さまや、寝転がることに抵抗が少ないお子さまの場合、2歳、3歳でもテープタイプを併用しているという方も少なくありません。

子どもがおむつを嫌がるときの対処法

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自由に動けないなど、楽しいわけでもないおむつ替えを嫌がる赤ちゃんは多いでしょう。特に好きな遊びを始めたときなどは、おむつ替えをするのはとても困難。また、背中を床につけることを嫌がる子どももいます。

そんなときは、子どもの好きなことで目先をそらせてあげるのが効果的。大好きなおもちゃを持ってきておく、好きな歌を歌いながら寝転がせてみる、おむつ替えの前後で親子のコミュニケーションを取るなどです。

「おむつ替えは楽しいことがある」と感じてくれれば笑顔も増え、嫌がる頻度も少なくなってくるはず。手足をばたつかせたり、しきりに逃げようとしたりとするお子さまに、毎回苦労することもありません。

そのほか、パンツタイプのおむつを活用する、一度できれいに拭きあげられる厚手のウェットティッシュを使うなど、短時間で済ませられるような工夫も考えてみましょう。

周りを気にせず赤ちゃんとあなたに合うおむつを

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テープからパンツタイプへの移行時期に決まりはありません。「チェック項目に当てはまるから切り替えなきゃ」と無理に完全移行はしなくても大丈夫。ご紹介した併用方法でもいいですし、お子さまの成長に合ったおむつタイプが見つかれば、そのおむつを履かせるのが一番です。

大切なのは赤ちゃんとパパママ、どちらにもなるべくストレスのかからないおむつタイプを選択すること。一般的な意見や周りの声で心配しすぎず、赤ちゃんが健やかに過ごせるおむつを見つけてください。

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この記事のライター