2018年11月19日 公開

正しく扱えないと危険!子どもに傘の開き方・たたみ方を教えよう

3歳くらいになると、子どもも自分で傘を持てるようになります。しかし傘は先端がとがっていて長さもあるため、間違った扱い方をすると大変危険です。はじめて傘を持ったときから、正しい扱い方を教えてあげたいですね。傘の開閉方法を3ステップで紹介します。

3歳くらいになると、子どもも自分で傘を持てるようになります。しかし傘は先端がとがっていて長さもあるため、間違った扱い方をすると大変危険です。はじめて傘を持ったときから、正しい扱い方を教えてあげたいですね。傘の開閉方法を3ステップで紹介します。

傘は何歳から持たせる?

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Natalia Kirichenko / Shutterstock.com
幼児向けの傘は、おおむね2歳以上を対象年齢としているものが多いのですが、2歳だとしっかり傘を支えることができず、周りの人やものにぶつけてしまう子も多いようです。

3歳ごろになると、傘を持つ上での注意点もある程度理解できるようになり、傘を支える手の力もついてきます。このころに幼児用の傘を用意してあげると良いでしょう。

幼児の傘はどんなものが良い?

幼児に持たせる傘は、次の4つのポイントをクリアしているものがおすすめです。

サイズがあっているもの

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幼児用の傘にはいくつかサイズがあります。身長に適したサイズの傘を選びましょう。身長と傘のサイズの目安は次の通りです。

・身長90〜100cm:40サイズ
・身長100〜110cm:45サイズ
・身長110〜120cm:50サイズ

手開き式のもの

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unguryanu / Shutterstock.com
傘には、ボタンを押すと自動で開く「ジャンプ式(ワンタッチ式)」と、傘の中にあるランナー(ろくろ)を手で押し上げて開く「手開き式」の、2種類があります。

ジャンプ式はボタン1つで開き便利なのですが、勢いよく開いてしまうので、慣れない子どもが扱うとケガをしてしまうことがあります。

傘の扱いに慣れるまでは、自分で開閉のスピードが調整できる「手開き式」の傘を選んであげた方が良いでしょう。

透明感があって前が見やすいもの

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傘をさしはじめて最初のうちは、「視界を確保しながら雨を防ぐ」というのが上手にできません。

そのため、全体が透明の傘か、もしくは一部に透明窓がついているタイプを選ぶと安心です。

先端がとがっていないもの

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傘でケガの原因になりやすいのが、上部に飛び出た石突きの部分と、傘の骨の先端にあたる露先の部分です。

幼児向けの傘であれば、丸く加工されていることが多いのですが、購入時には念のため、これらの部分がとがっていないか確かめておきましょう。

傘の開き方

では、正しい傘の開き方を紹介します。

STEP1:生地をほぐす

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ベルトをはずして生地をほぐします。

生地が軸に巻きついた状態で開くと、破損の原因になります。慌てて開かないように注意しましょう。

STEP2:ゆっくり開く

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周りに人やものがないか確認したあと、ゆっくり傘を開きます。

真上に傘を向けて開くと、後方に人がいたときに傘の先端がぶつかる可能性もあります。自分の正面、斜め下にかまえて開くと良いでしょう。

STEP3:傘を上げる

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斜め下に向けた傘を開きながら、頭上まで上げていきます。

ちょうど開き終わったときに、傘が頭の上に来ていると所作がきれいに見えますよ。

傘の閉じ方

STEP1:傘を下ろして水を切る

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手元をしっかりにぎって傘を下ろし、ゆっくりと閉じます。

周りに人がいないことを確認してから、傘を少しだけ開いたり閉じたりして、水を切ります。

傘を左右に振ったり、床をトントンと突いたりして水を切るのは、傘の骨がはずれるなどの破損の原因になるので止めましょう。

STEP2:生地を寄せる

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生地の折り目の部分を指先で持ち、軸に巻きつけるようにして生地を寄せます。

このとき、なるべく傘の生地に触れないよう、ある程度まとまってきたらベルトを持って巻きつけると良いでしょう。指の油は、傘のはっ水効果を弱らせてしまいます。

STEP3:ベルトで閉じる

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最後にベルトで閉じたら完成です。
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帰宅したら、傘は開いて日陰で干し、できるだけ水分を飛ばしてから収納しましょう。濡れたままにしておくと、サビやカビの原因になります。

正しく扱わないと危険ということを教えましょう!

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Sergey Nivens / Shutterstock.com
子どもは乱暴に傘を開閉したり、杖代わりにして遊んでしまったりしがちです。

開いた傘の先端でお友だちの目を傷つけてしまった、あるいは車に傷をつけてしまったといった事故も、決して少なくありません。

正しくない使い方をすると、傘が破損して使えなくなってしまうこと、自分も周りの人もケガをする可能性があることを繰り返し伝えることが大切です。

子どもが安全に使えるように、ぜひ正しい傘の扱い方を教えてあげてくださいね。

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この記事のライター