2018年10月29日 公開

学習ポスターを貼る場所はどこがいい?貼り方と声掛けのコツ

ひらがな・アルファベット・地図などの学習ポスターを貼る場所といえば、「子どもがよく目にする所」が一般的。では、お家のどこに貼るとより学習効果を高められるのでしょうか?自然と覚えられる学習ポスターの貼り方と、パパママが心がけたい声掛けのコツのご紹介です。

ひらがな・アルファベット・地図などの学習ポスターを貼る場所といえば、「子どもがよく目にする所」が一般的。では、お家のどこに貼るとより学習効果を高められるのでしょうか?自然と覚えられる学習ポスターの貼り方と、パパママが心がけたい声掛けのコツのご紹介です。

学習ポスターの種類

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ひらがな・アルファベット・数字・漢字・日本地図・世界地図・時計の読み方・九九・歴史年表・英単語・元祖周期表……。学習ポスターは「小学校・中学校で暗記が必要な学習内容」をほとんど網羅しています。

これらの学習内容は、学びを進める基礎知識として、また一般教養としても覚えておきたいものばかりです。それと同時に親が暗記させようと躍起になるほど、子どもは面倒に感じてしまい、興味が薄れるものでもあります。

そのため幼児期から家庭内に学習ポスターを貼り、繰り返し見ることで覚える「視覚刺激による暗記」が効果的です。できるだけ早いうちに覚えておくことで、小学校・中学校で暗記の煩わしさが軽減されます。

学年別に1冊にまとめられた学習ポスターブックも多く出ています。1年間で「覚えるべき内容」がセットになっているので、学習計画も立てやすいでしょう。

耐水加工の施された「お風呂にも貼れる学習ポスター」も根強い人気があります。水で吸着する素材のためテープがなくてもOK。手軽に貼って剥がせるので、日替わりで学習内容を変えても良いですね。

学習効果は期待できる?

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学習ポスターの狙いは、「家庭内の子どものよく目にする場所に貼ることで、ポスターに書かれた内容を自然と覚える」ことです。多くの学習ポスターは、子どもの目を引くため色使いが鮮やか。意識せずともの子どもが見てしまうように作られています。

そのためあまり興味のない内容であっても、繰り返し視覚に入り記憶として残りやすくなります。特に五感の発達がめざましい幼児期は、視覚・聴覚・触覚に受けた記憶は感覚記憶として残りやすい頃。子どもが興味を持ちそうな絵柄の学習ポスターがあったら、インテリアを飾る感覚で気軽に貼ってみてはいかがでしょうか。

学習ポスターを貼るのに効果的な場所

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子どもの視線が必ず止まる場所が、家の中に何箇所かあるはずです。学習ポスターは意識しなくても目につく場所に貼るのが最適。たとえば以下のようなところが一般的です。

トイレ:用を足す時に正面にくる壁。

お風呂:パパママと一緒に見られる壁。

天井・ベッドわきの壁(2段ベッドであればベッドの上側):就寝前・休憩時のぼんやりした時に視界に入る場所。

学習机やダイニングテーブルのマットなどもおすすめです。子どもがぼんやりリラックスしている場合でも、何となく見てしまう場所に貼ります。

会話も弾む「貼る場所の定番・お風呂」

子どもが小さいうちは、親子でお風呂に入ることが多いはず。子どもにとっては遊びの時間であり、パパママとゆっくり話ができる楽しい時間です。

学習ポスターをお風呂の壁に貼ることで話題が増え、ポスターの学習内容にも興味がわきます。子どもがあまり興味を持たないようであれば、ポスターを使った問題をパパママが出してみましょう。問いかけに対して答えることは論理的思考力のトレーニングになり、ポスターに興味を持つきっかけになります。

ひらがな・漢字の書き順を鏡で練習したり、国旗クイズを親子で出し合ったり、九九の歌を作って(替え歌など)一緒に歌ったり……。ポスターを通して遊びが広がり、同時に知識も増えていくことでしょう。

世界地図・日本地図は「テレビがあるリビング」に

学習ポスターをテレビの近くに貼ることは、「学習ポスターへの興味 < テレビ」となってしまうので避けたいところですが、世界地図・日本地図の学習ポスターに限っては例外。地図の学習ポスターは、家族と一緒にテレビを見る場所「リビング」に貼るのもおすすめです。

ニュースで報道された地域がどのあたりか、その場で確認することができます。興味・関心が高いうちに知識を頭に入れることで記憶に残りやすくなるでしょう。国名・地名はもちろん、その国・地域の情勢を連携して学ぶことができます。

ニュース以外のバラエティ番組も学習に役立てることが可能です。タレントが訪れている場所を探し、ぜひ気候や特産物を確認しながら観てみてください。より番組を楽しめるうえに、細かい地図・地形図を見ることに抵抗がなくなります。

思考力・暗記力を伸ばす親の声掛け

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学習ポスターの内容を記憶するには、興味を持って自分の頭でイメージすることが大切です。たとえばひらがなの「あ」であれば、「この文字は丸くて、何となく優しそう」と感じたり、「あめ・あり・あき、あで始まる言葉って多いな。ほかにも探してみよう」といった探究心の芽生えが、記憶定着につながります。

それをサポートするのが、親の声掛けです。幼児期から小学校低学年くらいまでの子どもにとって、親から関心もたれる・認められることは、学習モチベーションを上げる大きな力となります。学習ポスターを見ながら、親子でできるだけたくさん会話をしましょう。

1. 子どもに質問をする
2. 子どもの質問に答える。
3. 子どもの答えに反応し、会話を広げる
4. 興味が出てきた、知識が増えた時は大いに褒める

1~4を繰り返すことで知的好奇心・論理的思考力・自己肯定感を育てられます。

子どもに合わせた学習ポスター選びをしよう

小学校入学前にひらがな・簡単な漢字・四則演算をマスターさせたくて学習ポスターを買ったのに、まったく見ようともしない……。そんな場合は、「ポスターの内容」「貼り方」「数」を見直しましょう。

ひらがな・漢字が羅列してある学習ポスターは、色使いが鮮やかでも「文字数」にうんざりしてしまう子もいます。そんな場合はポスターを折って、分けて覚えても構いません。だじゃれ・語呂合わせで覚えられる内容のものや、キャラクターものを選ぶなど、遊びの要素を取り入れたものもおすすめです。

いろいろ覚えさせたいからといって、学習ポスターを貼り過ぎないようにも注意。狭い範囲に複数ポスターを貼ってしまうと、視線も興味も分散してしまい、貼っていないことと同じになってしまいます。

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この記事のライター

AOTANAOAO
AOTANAOAO

2015年よりライターと鞄・アパレル雑貨メーカーのWEBモデルの仕事をしています。Chiik!!では幼稚園入試、英語学童、インターナショナルスクール、親子で作れる知育玩具などの記事を執筆。 教育・健康・レジャー・ファッションなど、「日常生活がより豊かに楽しく送れる」ような情報記事を書いております。