2016年08月23日 公開

聴覚のピークは4-6歳?楽器を始めるには就学前がオススメな理由

作曲家や音楽家などは幼いうちからその楽器に触れていたというのを良く耳にしたことがあるのではないでしょうか。また高学歴な子ほど、やはり小さい頃から楽器に触れていたというのも統計的に多いのは事実です。そこで今回は幼少期から音楽をはじめることの重要性をご紹介します。

作曲家や音楽家などは幼いうちからその楽器に触れていたというのを良く耳にしたことがあるのではないでしょうか。また高学歴な子ほど、やはり小さい頃から楽器に触れていたというのも統計的に多いのは事実です。そこで今回は幼少期から音楽をはじめることの重要性をご紹介します。

脳の構造に良い変化が見られる……

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幼い頃に楽器を習うと賢い子になると言われていますが、ただの迷信だけではなく実際に脳の構造から良い変化が見られるのは事実です。
7歳までにはじめた子どもと、それ以降にはじめた子どもとでは明らかに脳梁の大きさが異なることが判明。開始時期が早ければ早いほど脳梁が大きいことが分かりました。
また小脳の体積にも違いが見られ、経験を積んで専門分野にしている人とピアノ初心者では前者のほうが小脳の大きさが5%も大きいのです。専門家と言いましたが、要は経験を積んできた人ということですね。
それだけ楽器にふれることは脳へ大きな影響を及ぼすということなのです。

楽器に触れる時期が早いほど賢い人間になれる

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先述したことと関連した内容になりますが、やはり脳梁が大きくなり小脳の体積が大きくなるということは、それだけ吸収できるキャパも大きくなるということです。
高学歴の人間が小さい頃から習い事をしていたものとしてピアノというのをよく聞いたことがあります。きっと指を使って右脳や左脳を刺激するからでしょう。
IQテストの平均も楽器を習っていた子のほうが高いと言われています。何かしらの音楽に触れること、そして開始時期が早いほど将来をいい方向に大きく変わるきっかけの一つともなるのです。

運動面においてもメリットがたくさん!

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実は、楽器を習っている子は、運動能力も長けているということが証明されているのです。

早い時期に楽器をはじめた子ほど運動の習得に長い時間を割くことなく、早くかつ正確に習得することができるというのです。脳と体は連動しているので小さいころから楽器に触れ、演奏を習得する過程で脳が発達し、運動能力へも良い影響がみられるのです。

手指の動きなどの運動能力は幼少期の7歳から11歳までに発達のピークを迎えると言われています。まさにこの時期に音楽をはじめることが重要なのです。

聴覚の発達のピークも4歳から6歳の間

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脳だけではありません。聴く力も幼い時期の方が優れているのです。
小さいころからピアノを習っていて「絶対音感」があるという人もいますよね。

聴覚が急速に発達するのが4歳から6歳の間。この間に多くの音楽を聴き、楽器の音に触れることで自然と音感が身についていくのです。

他の楽器の譜面づくりにも応用できる!

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ピアノを習い楽譜を読めることは、将来、管楽器や弦楽器など他の楽器を演奏する際にも役にたちます。
楽器によっては元の楽譜から移調が必要になることもありますが、楽譜上の基本的なルールやリズムは変わることはないので、自分で移調後の譜面作りができるようになります。
慣れれば、移調前の楽譜を見ながら、頭の中で移調をして演奏する、なんてこともできるようです。

早い時期から楽器に触れることは将来の希望を持たせてくれます!

いかがでしたか。習い事をさせたいけれど何をやらせたらよいかわからない……と悩んでいるみなさん、実際は本人のやりたいことをさせるのが理想なのですが、これだけ楽器を習うことのメリットが多いとはじめさせたくないですか?将来の可能性が大きく拓けるこの機会をぜひ大切にしてください。

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この記事のライター