2017年9月27日 公開

密室育児は悪いこと?視点を変えるとメリットも見えてくる

「密室育児は子どもに良くない」という意見をよく聞きます。確かに子どもと二人きりの毎日は息がつまるかもしれませんね。しかし、密室育児に対するネガティブな印象自体がママを苦しめることも。でも実は密室育児は悪いことばかりではありません。いいこともあるのです。

密室育児って?

最近何かと話題の密室育児。密室育児とは、ママが一人きりで育児をしている状態のことを言います。最近は「ワンオペ」という言葉で表現することも。核家族化が進むことで、周囲に頼る人がいないという方が増えているのです。さらにパパも仕事が忙しいとなると、ほぼママ一人で育児をしなければならない状態に。

実は筆者も密室育児の経験者。主人が高校の教員をしており土日は部活で家におらず、転勤族のため周囲に知り合いもいませんでした。もちろん実家も遠く離れており、頼れる人が誰もいなかったのです。このような状態のママは年々増加しています。

密室育児によるママのストレスが問題に

密室育児は、育児の負担がママにすべてのしかかるため、ママのストレスがたまりがち。ストレスがたまると、精神的に不安定になりやすくなってしまいます。

それにより子どもを虐待してしまうなど、子どもへの悪影響が懸念されることも。そのため密室育児はデメリットばかりがクローズアップされがちです。

実は、この「密室育児=良くないこと」という世間のイメージが、ストレスに拍車をかけていることも。でも、視点を変えると密室育児のメリットも見えてきます。

密室育児は愛情をたっぷり注ぐことができる

密室育児は、見方を変えると母子が常に一緒にいられるということでもあります。そのことがママのストレスになることはもちろん考えられるでしょう。

しかし、お子さまにとっては、ママと常に一緒にいられるのは喜ばしいことです。子どもにとってママは特別な存在。そばにいてくれるだけで安心できますし、ママの愛情を感じることができます。

一緒にいる時間が長いということは、それだけママの愛情を受ける時間が長いとも言えます。ママの愛情をたっぷり受けて育った子どもは、精神的に安定し、自尊心が高くなると言われています。

「密室育児自体が悪いこと」ではありません。子どもと二人きりの状態にそれほどストレスを感じないのであれば、むしろメリットも大きいと言えます。

周囲からの干渉に悩まずにすむ

筆者は密室育児ではありましたが、実は世間で言われているほどのストレスを感じていませんでした。それは、「わずらわしさを感じずにすむ」ためです。

確かに一人きりで育児をしなければならない状態に不安を感じることはありました。しかしそれはウラを返せば人目を気にせずにすむということでもあります。

特に自分や主人の両親の目を気にせずにすむのは気がラクでした。今と昔では子育てのやり方が違う点がたくさんあります。それは私や主人の両親にとって「おかしい」と感じることもあったかもしれません。近くにいたら口を出されることもあったでしょう。しかし実際はどちらの両親も遠くに住んでいたため、口を出されることはありませんでした。

筆者にとっては一人で育児の負担を抱えることよりも、育児に対し口を出されることの方がストレスでした。筆者と同じようなタイプのママにとっては、密室育児はむしろメリットが大きいかもしれませんね。

周囲の声を気にせずマイペースに育児を

密室育児は「子どもがかわいそう」などという世間の意見が気になりがち。そのことがさらにストレスに輪をかけることもあるでしょう。しかし、密室育児自体が悪いわけではありません。密室育児によりママへの負担が大きくなり、ママがストレスを感じることが問題なのです。

密室育児自体には、ママやお子さまにとっていい面もあります。デメリットにばかり目を向けず、密室育児のメリットにも目を向けてみてくださいね。もしかしたら、それだけで気持ちがラクになるかもしれません。

子どもは必ず大きくなります。お子さまとずっと一緒にいられるのもほんの少しの間だけ。期間限定の密室育児を楽しんでくださいね。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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rinoyuzu rinoyuzu  はじめましてrinoyuzuです。高校生の娘と息子がいます。以前は教員をしていました。これまでの経験を活かしながら、記事を書いていきたいです。みなさまのお役に立てるとうれしいです。