2017年09月19日 公開

準備はいつから?お受験スケジュール「『お受験』はじめました!」vol.3

小学校受験に塾に通わず挑んで合格した保育園児とワーキングマザーのママミーヤが、「お受験」に挑戦するまでに考えたことや実践したことを振り返ります!vol.3では首都圏の小学校受験スケジュールから逆算した準備期間について、お話します。

小学校受験に塾に通わず挑んで合格した保育園児とワーキングマザーのママミーヤが、「お受験」に挑戦するまでに考えたことや実践したことを振り返ります!vol.3では首都圏の小学校受験スケジュールから逆算した準備期間について、お話します。

首都圏私立・国立小学校の受験日

 (65283)

首都圏の多くの小学校受験は秋に行われます。
5~6月:学校説明会
7~9月:願書配布
10月:神奈川県の私立小学校の考査がスタート
11月:東京都の多くの私立小学校の考査がスタート
12月:国立小学校の考査がスタート(11月末~12月)

4月からでは遅い!秋からはじまる「新年長」

本格的な準備は、受験の約1年前からはじめられる方が多いように感じます。
大手の小学校受験対策塾は、年中の11月から「新年長」というカテゴリーで募集をしています。「新年長」とは聞き慣れない言葉ですが、秋に受験を終えてしまうと年長さんは退塾してしまいます。そこで年中を「新年長」とみなして新しいクラスを作るわけです。
 (65286)

「新年長」用のセミナーに行ってみた

年中の秋頃、最新の受験情報を聞けると思い、大手塾のセミナーにいくつか参加しました。このときは受験を真剣に考えているわけではなく、小学校選びの選択肢のひとつとして情報は知っておきたいという軽い気持ちでした。

受験日までに身に付けておくべきことや、最近の私立小学校・国立小学校の情報が広く浅く聞けてその時の私には十分な情報が入りました。多くの塾で夏以降、新年長に向けたさまざまな無料セミナーが開催されますのでおすすめです。

ママミーヤ家が塾に入らなかった理由

結果として、ママミーヤ家は塾に通うことはありませんでした。まともに対策を開始したのも年長の4月と非常に遅かったです。

塾に通わなかった理由は二つあります。

1:私自身が大学受験のときに塾に通わなかった

塾に行くから成功するのではなく、どれだけ自分自身で学習をするかがポイントだと思っていたからです。塾に行けば合格できるという盲信は避けたかったというのがあります。この考えはいまも変わりません。

2:入れなかった

娘を塾に入れなかった……というか、入れなかったというのも事実です。

最大手の塾のセミナーに行った時、小学校受験がかなり特殊な世界であって、表に出ていない情報が多すぎることが気になりました。 この塾の魅力は多数の合格者を生み出す情報とネットワークです。学校とのつながりも深そうです。
お金を出して情報を買うということも、受験を考えた場合は必要なのか一瞬迷いましたが……。

「新年長のおクラスですが、只今満席を頂戴しております」

は??ま、満席????

じゃあ、なんでこんなセミナー開いたんですかっ???

「クラス」に「お」をつける特殊な世界への驚きと、満席の塾の説明会を行う不可解さ……。
小学校受験の不思議ワールドにつま先を突っ込んだはじめての一歩でした。

 (65297)

入れない塾の説明会?!謎のカラクリ

ご説明された先生は、レギュラーのおクラス(笑)は満席ですが、体操や絵画などのおクラスは若干の空きがあるとおっしゃいます。
おクラスを受講するには塾の「正会員」になる必要があります。
おクラスを受講しなくてもその塾の会員として在籍のみできる「準会員」という仕組みもあるそうです。おクラスを取っていなくても高額な入会金を支払う必要があります。

あとから気づいた「模試」「講習」

塾の講習や模試は先着順の受付ですが、塾の会員から受け付けていきます。

特にこの塾の模試は、レベルの高い受講生と今までの合格実績から蓄積された情報力により、非常に精度の高い模試といわれています。

一般生だと模試の申し込みをした時点で「満席」なのです。

講習も密度濃く行われると聞きました。また、面接対策・願書対策など学校別に求められる形になるまで徹底的に直してくれます。

実際に私も10件以上申し込んだうちこの塾の模試を受けられたのは2回だけ。キャンセル分で受けられました。しかも直前に連絡がきます。
この模試や講習などを受ける権利を有するためだけに体操を1コマだけ取って会員資格を得ている人がいる、ということを聞いて衝撃を得ました。

結局いつから準備をはじめるか?

やはり受験の約1年前からはじめるのが親子ともにストレスがたまらないのではないかと思います。

頑張る期間が長すぎるより、1年と決めてやったほうが本腰を入れられるでしょう。長く準備しているから合格できるというわけではありません。

ただし、本腰を入れる前にやっておいたほうがいいこと

・情報は早めから得る努力をする

できれば3歳くらいになったら小学校に入ったときのイメージをするといいでしょう。

私立・国立・公立。さまざまな選択肢があります。どれを選ぶかはまだ先の話ですが、どんな選択肢がありうるかを考えることは大切ではないでしょうか。

・私立を検討する場合、早くから行動だけでも起こす

私立小学校では、運動会や学芸会などを一般に公開しているところもあります。希望する小学校の公開行事にどのくらい足を運んだかも、熱意を示す「証拠」になります。早い人は年少から学校訪問の回数を重ねています。興味があれば調査してみる価値はあるでしょう。

・運動考査対策

体を動かすことに興味が持てるように、遊びの中に考査の項目を少しずつ織り交ぜることをおすすめします。
ボール投げや片足ケンケン、鉄棒ぶらさがりなど、試験を意識させずに、一緒に競争するような感じで慣れさせると、運動考査対策はかなり楽になります。

・行動観察対策

一朝一夕では身につきません。
人との関わりにおいてどのように振る舞うか、人に話すときのマナー・規則正しい生活など、早くから教えることはその後の子どもの人生において損になることはありません。
 (65314)

「なんでこんなこともできないの?」と子どもにくどくどと注意してしまいがちですが、今までの生活がそのまま出てしまうのが行動観察。すぐに結果を出すのは難しいです。

ママミーヤ家では受験間近になってようやく劇的な変化がありました。効果的な対策はまた改めてお伝えします。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

ママミーヤ
ママミーヤ

フルタイムではたらくママ(時に数日にわたる徹夜あり)。 会社員から脱却し、フリーランスになるが前より忙しくなる誤算に悩む。 0歳から保育園に通う娘が一人。昨年、塾なしで小学校受験に挑戦して無事に入学。 0歳からの幼児教育・お受験の勉強を自宅で行うためのコツ・時間のやりくりなどをお伝えします!