2019年02月14日 公開

「英語で表す動物の親子」親と子で呼び方が変わる動物10選

日本語で動物の親子を区別する場合、子どもは子犬・子猫のように「子+動物の名称」になることが多いです。 一方、英語では親と子でまったく違う単語で表すことがあります。今回は、そんな親と子で呼び方が変わる動物をご紹介。絵本などにも使われるので、知っておくと便利です。

日本語で動物の親子を区別する場合、子どもは子犬・子猫のように「子+動物の名称」になることが多いです。 一方、英語では親と子でまったく違う単語で表すことがあります。今回は、そんな親と子で呼び方が変わる動物をご紹介。絵本などにも使われるので、知っておくと便利です。

英語では動物の「親と子」で呼び方が違うことも

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FamVeld / shutterstock.com
子犬・子猫・子ウサギ……日本語では動物名に「子」をつけることで幼いことを表します。「子」をとってしまえばその動物名になるシンプルな区別の仕方です。「子どもも親も同じ種類の動物であり、小さく可愛らしい子どもも成長すれば親と同じ動物となる」という、俯瞰した視点を感じます。

しかし英語では、犬が dog に対して子犬 は puppy 、猫が cat に対して子猫が kitten と、まったく違う単語になります。親に対して、可愛らしさ・幼さを感じる単語ですね。他の動物においても英語では、親と子どもを違う単語で表現することが多いです。

たいていの動物が人よりも早く成長し成獣になります。動物の子どもの「一瞬の天使のような愛らしさ」を、親とは違う単語にすることで表現したのかもしれません。

ここからは、親と子で呼び方が変わる動物の英語をご紹介していきます。

1.犬

ブルドッグ 子犬 犬 · Pixabayの無料写真 (128460)

犬 dog (dˈɔːg)ドッグ→子犬 puppy (pˈʌpi)パピー

puppy は1歳未満の子犬に使う単語です。生意気な若者、という意味もあります。

2.猫

猫 子猫 ツリー · Pixabayの無料写真 (128469)

猫 cat (kˈæt)キャット→子猫 kitten (kítn)キトゥン

kitten と同じくkitty(キティ)もよく使われます。猫のキャラクターでおなじみの「ハローキティ」を想像すると覚えやすいですね。

3.羊

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羊 sheep (ʃíːp)シープ→子羊 lamb (lǽm)ラム

lamb には子羊の肉、柔和な人という意味もあります。

4.鹿

ビッグ ベンド テキサス州 鹿 · Pixabayの無料写真 (128464)

鹿 deer (díər)ディア→子鹿 fawn (fɔ́ːn)フォーン

一般的に子鹿と言えば fawn ですが、 deer に小さいという意味のある let をつけて deerlet と表現することも。また、大人に近づき角が生え始めた子鹿は spitter と呼ばれます。

5.馬

馬 仔馬 一緒に · Pixabayの無料写真 (128465)

馬 horse (hɔ́ːrs)ホース→子馬 foal (fóul)フォウル

1歳未満の子馬・ロバを foal と呼びます。

6.パンダ

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パンダ panda (pǽndə)パンダ→子パンダ cub (kʌ́b)カブ

cubはパンダ以外のクマ・オオカミなどの肉食獣の子どもも指します。

7.イルカ

イルカ 海洋哺乳類 水 · Pixabayの無料写真 (128467)

イルカ dolphin (dɑ́lfin)ダルフィン→子イルカ calf (kǽf)カーフ、 pup (pʌ́p)パップ

calf はイルカ以外に、牛・鹿・クジラ・ゾウ・キリンなどの子どもも表します。pup も同様に、犬・アザラシ・オオカミ・キツネなど、イルカ以外の動物の子どもにも使われる単語です。

8.豚

豚 子豚 ピグレット · Pixabayの無料写真 (128468)

豚 pig (píg)ピッグ→子豚 piglet (píglət)ピグレット

pigに小さいという意味のあるletをつけてpiglet となります。ピグレットは「くまのプーさん」の親友の子豚ちゃんで有名ですね。

9.類人猿(サル・ゴリラ・チンパンジーなど)

猿 ベビーサル 猿の赤ちゃん · Pixabayの無料写真 (128471)

猿 monkey (mʌ́ŋki)マンキィ、ゴリラ gorilla (gərílə)ゴリラ、チンパンジー chimpanzee (tʃìmpænzíː)チンパンズィー
→子猿、子ゴリラ、子チンパンジー infant (ínfənt)インファントゥ

猿やゴリラ・チンパンジーなどの類人猿の子どもは、人の子ども(乳児や幼児)を表す単語 infant を使います。

10.ウサギ

ウサギ 自然 動物 · Pixabayの無料写真 (128473)

ウサギ rabbit (rǽbət)ラビット→子ウサギ bunny (bʌ́ni)バニィ

ウサギの子どもは bunny の他に、子猫を表すkittenもよく使われます。

種族でまとめられた呼び方も

鶏 Entenkuecken アヒル · Pixabayの無料写真 (128475)

親と子の呼び方が違う動物の中でも、子どもの名称を種族でまとめた単語があります。いくつかご紹介しましょう。

鳥類のひよこ・雛を表す単語は chick (tʃík)チック。アヒル・カモ duck (dʌ́k)ダックに限っては、子どもを duckling (dʌ́kliŋ)ダクリングと呼びます。また、カンガルー・コアラなどの有袋類の子どもはすべてjoey (dʒóui)ジョウィーです。

先にも述べましたが、クマ・ライオン・オオカミ・キツネ・パンダなどの肉食獣系の子どもは cub (kʌ́b)カブ、牛・鹿・イルカ・クジラ・ゾウ・キリンなどの子どもは calf (kǽf)カーフとなります。

cub と calf の適用範囲の広さは、日本人にとっては驚きかもしれません。

「親子当てゲーム」で英単語をマスター!

ペン 色鉛筆 カラフル · Pixabayの無料写真 (130114)

ここでご紹介したような「親と子で呼び方が変わる動物」は、ネイティブの子どもたちは幼稚園くらいまでに覚えることが多いそう。今から簡単に覚えるなら、カードを使った「親子当てゲーム」がおすすめです。あっというまに親子ペアで動物名を覚えられます。

【カードの作り方】
カードの表面に動物の絵を、裏面に英語で動物の名前を書きます。これを親・子それぞれで用意。子どもと一緒に作っても楽しいでしょう。

【遊び方】
神経衰弱のように親と子をそろえて遊びます。表面にするのは絵柄でも単語でもどちらでもOK。パパ・ママが発音した動物のカードを、子どもに取らせるという遊び方も盛り上がります。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

AOTANAOAO
AOTANAOAO

2015年よりライターと鞄・アパレル雑貨メーカーのWEBモデルの仕事をしています。Chiik!!では幼稚園入試、英語学童、インターナショナルスクール、親子で作れる知育玩具などの記事を執筆。 教育・健康・レジャー・ファッションなど、「日常生活がより豊かに楽しく送れる」ような情報記事を書いております。