お話もたくさんできるようになってきて、好奇心でいっぱい、自分でやりたいこともいっぱいの2歳。絵本を通して想像力や語彙力、豊かな感性や社会性などが身につくといいですよね。ここでは2歳のお子さまにおすすめの知育絵本をご紹介します。
公園遊びのルール『なかよくじゅんばん』
著者 :なかやみわ(作・絵)
出版社 :三起商行(ミキハウス)
お外や公園遊びが楽しくてたまらないこの時期、ついつい遊びたい気持ちでいっぱいのまま滑り台やブランコに走って行って、お子さま同士がトラブルになってしまうこともありますよね。
この絵本は、みんなでなかよく、順番を守って遊ぶことができるルールが書かれています。お子さまにとってリアルな体験の場である公園を舞台にしているので、普段のやりとりにそのまま実践することができます。
順番を守ったとき、守らなかったときの違いもわかりやすく書かれています。
素直に謝るこころ『ごめんなさい』
著者 :いもと ようこ(作・絵)
出版社 :岩崎書店
ちょうちょうを追いかけるのに夢中になって、おじいちゃんの大切な植木鉢を倒してしまったニャンタくん。お花が折れて、植木鉢も割れてしまって、どうしよう。帰ってきたおじいちゃんに「ごめんなさい」と言えるかな?
2歳頃だと、素直に「ごめんなさい」と言いたくない時期もありますよね。ニャンタくんを見習って、「ごめんなさい」と言える勇気がもらえる絵本です。
また勇気を出して謝ったニャンタくんだけでなく、頭ごなしに叱りつけずにそれを受け入れたおじいちゃんの対応はパパママにも参考になります。
お花が咲くまでを体感!『はなのさくえほん』
著者 :いしかわこうじ(作・絵)
出版社 :童心社
たねを土にまくと、双葉が出て、ぐんぐん伸びて、花が咲きますね。
そんな植物の成長を、仕掛け絵本で体感していきます。仕掛けで実際に植物の丈が長くなっていき、花が咲く過程を見ることができますよ。
お花の種類がいくつかあるので、たねや双葉の形などの違いにも注目です。
おなじみメニュー『なにからできているでしょーか?』
著者 :大森 裕子
出版社 :白泉社
お子さまにもおなじみのメニュー、ラーメンやハンバーグ、梅干しのおにぎり……いつも何気なく食べているけれど、なにが入っているのかな?猫やパンダなどの動物たちが、それぞれの食べ物の中身を並べて教えてくれます。
いつも食べているものに興味を持って、食事や素材を楽しめるような食育につなげていきましょう。
年齢にあった内容が盛りだくさん『2さいだもん』
著者 :無藤 隆(監修)/幼児ソフト企画開発部(編)
出版社 :学研
『0さいだもん』『1さいだもん』に続く絵本シリーズ『2さいだもん』。
乗り物、食べ物、生き物、体の部分のほか、トイレトレーニングや着替えなど生活に関することなど、2歳のお子さまにぴったりの内容が盛りだくさん。
1冊にさまざまな内容が詰まっているので、おうちでの取り組みに限らず、電車や飛行機などで長時間過ごさなくてはならない場合にも重宝します。仕掛けのページもあり、長い時間集中して楽しめる絵本です。
絵本を通してたくさんのことを身につけよう
「順番」や「ごめんなさい」など人の気持ちを大切にする心は、ただ説明するよりも絵本の登場人物を通して疑似体験すると、スッっと入ってくるかもしれません。
語彙力もアップするこの時期、おうちでたくさんの絵本を一緒に読んでみてくださいね。