2017年11月26日 公開

保育園や保育所の父母会の活動内容は?トラブルはある?

保育園や保育所の父母会の活動内容は、一体どのようなものなのでしょうか。実際に入会するまでは分からない部分も多い父母会について、実際の活動やありがちなトラブルなどをご紹介します。保育園や保育所に入る前に、心の準備をしておきましょう。

父母会って一体どんなことをする集まりなの?

Oksana Shufrych/shutterstock.com
小学校や中学校だけでなく、保育園にも父母会があるところもあります。父母会は自由入会制である場合や、ほぼ強制入会であるケースもあり、それぞれの細かな運営制度は各保育園によって異なるものです。

共通していることといえば「保育園とは運営が異なる」という点でしょう。父母会はあくまでも父母が主体となって行っていることであり、保育園の先生や保育園そのものが運営している団体ではありません。

父母会の一般的な活動内容

父母会の活動はそれぞれの保育園によって違いますが、一般的に主な活動は以下の2つです。

子どもが参加する行事の企画・運営

たとえば、保育園の子どもたちが参加するお花見やクリスマス会などのイベント主催は父母会が担当している場合があります。係ごとに分かれてイベント内容の決定や予算の管理、当日の運営などを行います。

園や子どもたちに関する情報交換・話し合い

定期的に集まって、保育園の運営や子どもたちに関する情報の交換や話し合いの場を持つことも大切な活動です。保育園に対しての要望がある場合なども、父母会全体で話し合って総意として意見することで、より発言力を高めることができます。

事前に会則を確認しておこう

父母会は通常、会則に基づいて運営されます。参加する際には、事前にある程度会則を把握しおくとスムーズに内容が理解できるでしょう。

一般的な会則の内容

定型的な会則に書かれている内容は、以下のようなものです。

・定例総会の回数や時期
・緊急で開かれる総会について
・役員の選出方法
・議事の決定方法
・運営費用や寄付金について

こうした基本的な組織運営のルールがまとめられています。

父母会で禁止されている事項

父母会で禁止されている事項は、保育所によって大きく異なります。基本的には住所やメールなど、個人情報が記録されたものを複製すること、個人情報の持ち出しなどは厳禁。最近では保護者同士の問題を避けるために、LINE交換の禁止やランチ会などママ同士の交流禁止など、保護者の人間関係を制約するような内容が含まれていることもあるようです。

父母会は絶対に入らないといけないの?

父母会は原則的に任意加入です。絶対に入らなければいけないということでもなく、強制されるべきものでは当然ないでしょう。しかし、ほとんどのパパママは仕事をしながらも父母会にも加入し、活動に協力しているというのが現状です。

父母会に参加しない方は、会費を支払う必要も、行事に参加する必要もありません。しかし、卒園プレゼントや季節の保育園で開催されるイベントの際に、父母会からのプレゼントが用意されることもしばしば。親が父母会に加入していない子どもにはプレゼントが配られることがなく、一時的に子どもが寂しい思いをしてしまう可能性があります。

父母会で必要な役職

父母会では三役と呼ばれる役職を決めます。会長職は1人を選出しますが、そのほかの役員は複数名選出するのが一般的です。立候補者がいる場合にはその方が優先され、立候補がない場合にはくじ引きで決まるというケースが多くあります。

会長

入園式や卒園式で父母会代表の挨拶をしたり、父母会と保育所などの橋渡し役を務めたりする役職です。園長先生と連携して作業をすることも多々あります。会長職は大変というイメージが強いかもしれませんが、保育園に行く機会も増えるため、園児の様子が分かりやすいのがメリットです。

役員

父母会には仕事をしているパパママが大半。仕事の都合や下の子どもの病気など、家庭の事情で会長が行事に参加できないケースもあります。そんなときにサポート役として、代わりに出席・話し合いを取り仕切るのが副会長をはじめとする役員です。

また、バザーなど季節の行事などは役員のなかで分担を決め、担当ごとに活動することもあります。

会計

毎月、父母会の会費として回収したお金を何にいくら使うのか、年間の予算組み、決算表の作成などの作業を行うのが会計です。不正があってはならないため、通常は会計も複数名選出します。

初参加したときの挨拶・自己紹介の仕方

挨拶の仕方

初参加したときは、全員に聞こえるようにハキハキと大きな声で自己紹介するのがベストです。声は明るめのトーンを心がけます。小さな声や下を向いて話すと暗い印象になってしまうため、笑顔でほかの人の目を見て話すようにしてみてください。

自己紹介のポイント

自己紹介をするときは、長くなりすぎない適度な長さに話をまとめます。子どもがかわいいのはどこの親でも同じなので、自慢話にならないように注意しましょう。子どものことや最近の子育ての悩み相談、家族構成などを交えて話すと印象に残りやすくなります。

自己紹介の例文

はじめまして。〇〇(子どもの名前)の母の△△(自分の名前)です。〇〇はのんびり屋さんで、ご飯を食べるのにすごく時間がかかることが最近の悩みです。最近は乗り物にハマっているようで、休日は家族で電車に乗ってお出かけをすることもあります。

ひとつ下の年少に双子の妹がおり、毎日ドタバタと過ごしています。近くの〇△スーパーをよく利用しているので、見かけたらぜひ声を掛けてください。親子ともどもどうぞよろしくお願いします。

ありがちな父母会のトラブルをチェック

父母会のトラブルとしてよくあるのが、「誰も役員をやりたがらない」「参加を拒否する父母がいる」などです。

特に保育園の父母会は、誰もが働きながら参加することになるため、なかなかプライベートの時間がとれません。そんななかで、父母会の仕事や役員としての活動が増えるのは大きな負担になります。

父母会の参加者全員が助け合いながら、押し付けや無理やりにならないような体制づくりをすることが大切です。

父母会には参加した方がいいの?

父母会の活動には時間がかかることに加え、会費も必要なケースもあります。そのため、「父母会に参加したくない」と感じているパパやママもいるでしょう。先述のとおり、参加は強制ではありません。しかし父母会に参加することは、自分の子どもが通っている保育園に対して積極的に関わっていくということでもあります。

「嫌だな」というネガティブな気持ちで参加するのではなく、「せっかくだからできる範囲で楽しもう」「ママ友をつくろう」など前向きな気持ちで取り組んでみてはいかがでしょうか。

参加する際の身だしなみ・注意点

父母会で好感を持ってもらうためにも、参加前には服装やマナーなどを確認しておくと安心です。肩の力を入れすぎない程度に、以下のポイントを心がけてみてください。

服装

保育園によっては、オフィスカジュアルのようなキッチリしたタイプのところもあれば、ジーンズOKのラフな雰囲気のところもあります。事前に先輩ママにリサーチしておくか、初回はスカート+カットソーのようなキレイめファッションにまとめておくと無難です。2回目以降は周りの様子を見ながら調整しましょう。

マナー

よほどの事情がない限り、なるべく参加するのが基本的なマナーです。座席に座った場合には、両サイドの父兄にご挨拶することも忘れずに。

欠席時の連絡方法

役員がすでに決まっている場合には、クラスの役員に事前に電話連絡を入れるのがマナーです。役員が決まっていない状態の場合は、連絡帳に欠席する旨と理由、お詫びの言葉を添えて先生に提出しておきましょう。もちろん電話連絡でも構いません。

下の子を連れて参加してもOK?

一時保育や半日保育などにお預けできる場合は、預けてから参加するほうが保護者会に集中できるため好ましいと言えます。どうしても預け先が見つからない場合は、一緒に参加することになっても問題ありません。下の子が時間を持て余さないように、シールブックやお絵かき帳、お菓子などを持参して大人しく過ごせる工夫をしましょう。

保護者会に参加している間は、下の子のお世話にばかり集中してしまわないよう注意が必要です。

子どもと一緒に保育園・保育所を楽しもう!

父母会に参加すると、自然と保育園の先生やイベントに対する知識が深まるもの。子どもと一緒に、先生の話題やイベントの話で盛り上がることもできます。

子どもが小さいうちは、パパママも周囲と協力しつつ、目を配りながら環境を整える手助けをすることが大切です。
この記事は執筆時点のものですので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

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E_Hira E_Hira  子どもと犬たちをこよなく愛する主婦ライター。東京の片隅で独立して3年目になります。