人気のプログラミング&ロボット教室「LITALICOワンダー(りたりこワンダー)」。年長から通えるこちらの教室のプログラミングコースを体験し、オリジナルゲームを作ってきました!親子で大満足だった体験内容とLITALICOワンダーのコース、料金、教室の雰囲気などを紹介します。
LITALICOワンダーの特徴
生徒一人ひとりにあわせた丁寧な対応が評判。カリキュラムがないこと、全員参加の発表大会なども特徴的。少し料金は高めですが、やる気が育まれる質の高い授業は楽しみです。
プログラミングスキルを身につけたり、ロボットを動かす技術を学んだりすることはもちろんできますが、それはあくまでツール。LITALICOワンダーで伸ばせるのは、創造力ややり抜く力、チャレンジする気持ち、自己表現力などの非認知能力だといえます。講師が子ども一人ひとりと向き合い、「やってみたい」「作ってみたい」「楽しいことしたい」という気持ちを上手に引き出しながら、オリジナルのゲームやロボット作りをサポートしてくれる授業を行っています。
コースと授業内容
ゲーム&アプリ プログラミングコース
ゲームに登場するキャラクターを決めて、動きをつけて、ゲームのルールを考えて……とゼロからゲームを組み立てていく作業は、まさにクリエイティブ! 最初にアイデアが思い浮かばなくても、子どもの好きなものや得意なものから講師がゲーム作りのきっかけを広げていってくれるので、安心して授業を受けられます。
慣れてきたら、キーボードをタイピングしてプログラムを組んでいく「ユニティ」を使い、より本格的なゲームを作ることもできます。
授業で使うパソコンやタブレットは教室のものを使用します。
対象:年長~高校生
ゲーム&アプリ エキスパートコース
エキスパートコースでは、第一線で活躍するクリエイターから直接フィードバックをもらえる機会もあります。より本格的にプログラミングについて学びたい、3DゲームやVRゲームを作りたい、テキストコーディングに挑戦してWebサイトを作りたい、という子どもにおすすめのコースです。
授業で使うパソコンやタブレットは教室のものを使用します。
対象:小学3年生~高校生
ロボットクリエイトコース
ゲーム制作とは違い、実際に手を使ってブロックでロボットを組み立てるので、ブロック遊びや工作が好きな子どもにはぴったり。モーターやセンサーの仕組みを知って、どうやってロボットを動かすのかを考えたり、自分や世の中の困ったを解決するためのロボットを考えたりと、思考力や想像力を養えるのも大きなメリットです。
他教室との合同ロボットコンテストなどもあり、授業で作ったロボットで出場することもできます。
教材のブロックやパソコン、タブレットは教室のものを使用します。
対象:年長~小学3年生
ロボットテクニカルコース
授業では、まずミッションを決めます。試行錯誤しながらプログラミングを組んだり、さまざまなパーツ素材を組み合わせてオリジナルロボットを制作し、そのミッションをクリアしていくことを繰り返します。
答えはひとつとは限りません。そんな中で最適なプログラムやパーツを駆使してアレンジし、ロボットをどんどん発展させていく「ロボットテクニカルコース」。発想力や想像力、創造力、集中力、問題解決力が自然と磨かれていきます。
教材のブロックは購入も可能。パソコンやタブレットは教室の物を使用します。
対象:小学3年生~高校生
デジタルファブリケーションコース
作りたいものを決め、コンセプトや設計図を考え、デジタル機器を駆使して制作を進めます。できた作品は部屋に飾ったり誰かにプレゼントしたり、作品同士を組み合わせて別のものを作ったり。あるいはプログラミングと組み合わせて動かしてみたり。作品を作って終わりではなく、創造がどんどんつながる面白さを体感できます。
デジタル機器で制作したものの一番の魅力は、再現性。「こんなものを作りたい!」という子どものイメージを、そのまま形にすることができます。イメージを具体化できる楽しさに、きっと子どもは夢中になることでしょう。
授業で使うデジタル機器やパソコン、タブレットは教室の物を使用します。
対象:小学1年生~高校生
カリキュラムはない?個人にあわせた授業
例えば「ゲーム&アプリ プログラミングコース」では、1回の授業で1つのゲームを作るところから始まりますが、次の授業では作ったゲームをさらに進化させていくこともできれば、全く新しいゲームを作ることも可能。ゲーム内容をより複雑にしていくだけでなく、動くキャラクターを別のツールで作る、BGMをつけるなど、いろんな角度からゲームのクオリティを深めていくのもOK。
子どもの主体性、創造性を受け入れて、個人のペースで授業を受けることができます。
全員参加の発表会「ワンダーメイクフェス」
LITALICOワンダーでは、年に1度の制作発表会「ワンダーメイクフェス」を開催しています。授業で制作したゲームやロボットなどを大勢の参加者の前でプレゼン。審査員には現役のゲームクリエイターやロボット制作会社の方々が集まり、講評をいただくことができます。
フェスだけでなく、「オンラインコンテスト」の開催やロボットコンテストの実施もあります。テーマに基づいたゲームやロボットを投稿する「オンラインコンテスト」は、フェスのように人前で発表することに慣れていない子どもも参加しやすく、オンラインゆえに世界中からフィードバックをもらえるというメリットがあります。「ロボットコンテスト」はチーム参加のため、仲間と一緒にミッションに挑戦するという体験ができるのが魅力です。LITALICOワンダーのコンテストを勝ち抜き、ロボコンの全国大会、世界大会を目指すこともできます。
料金形態(入塾金や授業料など)
・入塾金※初回のみ
15,000円(税込16,500円)
・教室運営費※毎月
2,000円(税込2,200円)
これに加えて、毎月必要な教材費や授業料がコースによって以下のように決められています。
・教材費※毎月
週2回通塾 4,000円(税込4,400円)
毎週通塾 2,000円(税込2,200円)
隔週通塾 1,000円(税込1,100円)
・授業料:エキスパートコース以外の場合 ※毎月
週2回通塾 40,000円(税込44,000円)
毎週通塾 20,000円(税込22,000円)
隔週通塾 12,000円(税込13,200円)
・授業料:エキスパートコースの場合 ※毎月
週2回通塾 48,000円(税込52,800円)
毎週通塾 24,000円(税込26,400円)
隔週通塾 開催なし
たとえば、「ゲーム&アプリ プログラミングコース」の授業を週に1度受ける場合、
入塾金15,000円(税別16,500円)
教室運営費2,000円(税別2,200円)
教材費2,000円(税別2,200円)
授業料20,000円(税別22,000円)
の合計39,000円(税別42,900円)が初月に必要です。
次月以降は入塾金は必要ないので、毎月24,000円(税別26,400円)が必要になります。
授業の時間割
もし体調不良などで授業をお休みした場合は振替制度もあります。
6歳女の子がLITALICOワンダーのプログラミング授業を体験
筆者の娘は現在保育園の年長クラスに通う6歳です。来年からは小学生。タブレット教育やプログラミング授業などもスタートすることから、親としてはプログラミング教室にはとても関心がありました。そこで、年長からも通える「ゲーム&アプリ プログラミングコース」の体験授業を受けてきました。
授業までの流れ
教室は靴を脱いで入るタイプで、授業待ちの親子が何組かすでに入室しており、おのおの自由に過ごしていました。教室にあるブロックやパズルなどのおもちゃで遊ぶ子ども、自前のパソコンを持ち込んでプログラミングアプリですでにゲームを作りはじめている子などさまざま。
今日使うパソコンを用意してくださり、早速プログラミング教室のスタートです。
体験授業の内容と感想
使うアプリは「スクラッチ」。オリジナルの教材に基づいて、PCゲームを作っていきます。
「チョキの指2本をマウスにおいて優しく持ってみて」とマウスの持ち方から指導がはじまります。小さめのマウスでも、幼児の手にはちょっと大きいようで最初はマウス操作に苦労していた娘。しかし、プログラムのコマンドボタンを掴む、動かす、離すを何度か繰り返すとコツをつかんだよう。
そのあとは、実際にプログラムを組んでいきます。
「動いた!」と嬉しそうな娘。アプリの操作方法もプログラミングの概念も何もわかりませんが、とにかくトライ!実践しながら「このコマンドでネコはこう動く」ということを体験して覚えていきます。
速さの設定を数値で入れていきますが、親からするとそんな大きな数値じゃ早すぎるでしょ、とつい口出ししたくなるような場面でも、「いいね、やってみよっか」とまずは娘の意見を受け止め、実際に動かした様子を見て「すごく早いね、見えない!」と一緒に笑ってくれる講師に、娘はどんどん心を開いていっているのがわかりました。
娘が作ったのは、ネコをボールでやっつけるゲーム。女の子がネコから逃げながらボールを投げてネコの動きを止められたら成功、というものです。
授業を終え、娘の元へ行くと「見て!」と嬉しそうに画面を指さす娘。ジグザク動くネコからうまく逃げながら、キーボードの「H」を押すと女の子がボールを投げるというプログラミングを組み、ちゃんとゲームを完成させていました!
体験してみて感じたプログラミング教室のメリット
そのため、短時間で効率よくプログラミングを学び、学びのモチベーションを維持してくれる教室の存在はとてもありがたいと思います。
また、教室に通うことで、同じクラスに通うクラスメイト同士のやりとりも自然と発生します。どんなゲームを作っているのかお互いに見せ合ったり、意見交換したりすることもとてもいい刺激になります。これも教室に通うメリットだと感じました。
体験授業で作ったゲームは、スクラッチのIDやパスワードをいただけるので、自宅でも遊べます。帰宅後、夫にも自分が作ったゲームを見せていた娘。夫も驚いていました。大きなことをやり遂げたような達成感も得られ、とても有意義な体験ができたと感じています。
LITALICOワンダーはやはり高い?
実際筆者も、最初はLITALICOワンダーの料金設定はやや高いと感じました。しかし90分間みっちりプログラミングに集中できる環境を与えてくれ、毎回ゴール(作品の完成)まで導いてくれる丁寧な指導内容を知ると、十分納得できる金額だと印象が変わりました。
自由に表現する楽しさを知ってほしい
LITALICOワンダーでは授業のカリキュラムはないですが、常に「自分が何をしたいか」という生徒の気持ちを大切にすることを徹底し、毎回子どもが楽しめる授業を展開しています。失敗も受け入れてチャレンジしながらのびのびと創作活動に取り組む環境が整っていると感じました。
子どもが夢中になれる教室としてぜひおすすめしたいLITALICOワンダー。体験授業は随時受付しているので、ぜひお申し込みしてみてくださいね。
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