幼稚園に弁当を持っていくようになると、ハンカチやナフキンで弁当を包む機会が出てきます。子どもが1人でも後片づけができるよう、家庭でお弁当包みの方法を教えてあげましょう。幼児でも覚えやすい、シンプルなお弁当包みの手順を紹介します。
お弁当包みは何歳くらいからできる?
一枚の布で弁当を包むという行為は、日本の「包む」という文化を身近に取り入れるとともに、子どもの指先を使う練習にもなります。
弁当箱を布の中央に置いて真結びをするという、もっとも一般的な包み方は、小さな子どもには意外と難しいものです。
真結びをしっかりできるようになるためには、ある程度の手の力も必要です。4~5歳ごろになったら、弁当箱を布で包む練習をはじめましょう。
「お使い包み」とも呼ばれる、基本となる弁当箱の包み方を、3つのステップで紹介します。
STEP1:ランチクロスの中央に弁当箱を置く
弁当箱は、自分と平行になるようにランチクロスの中央に置きましょう。
STEP2:縦方向に布を重ねる
STEP3:横方向の布を真結びする
正しい真結びの手順をおぼえることで、結び目が縦方向になることもなく、見た目もきれいに仕上がりますよ。
幼児用のお弁当包みを選ぶポイント
またお弁当包みの生地は、やわらかい素材のものが包みやすいようです。子どもに人気のキャラクターの絵柄が描かれている生地は、厚手で固いことも多いので、子どもの力でちゃんと真結びができるかどうか確認しておきましょう。
子どもが小さいときは、中央に布用シールなどを貼り、弁当箱を置くしるしをつけておくのもおすすめです。
巧緻性もみがける!お弁当包みを活用しよう
筆者の長女も、教えた当初はうまくできなかったのですが、毎日繰り返しているうちに上達して、しっかりと弁当箱を包めるようになりました。
子どもが好きな布を用意して、親子で楽しく練習してみてくださいね。