子どものために何か作りたい!と考えている方のために、初心者でも簡単に作れる乳幼児用のニット帽など、オススメのニットアイテムと、編み方動画を紹介します。自分好みのデザインとサイズで作れるのが編み物の楽しいところ。ぜひ週末や空き時間にトライしてみてください!
手編みの基本
●かぎ針編み(かぎ編み)
先が、毛糸を引っかけるためのかぎ状が付いている編み針で編む編み方です。1本の編み針で編めるので、初心者向けのイメージを持つ方も多いようです。棒針編みに比べて、伸縮性が少なく、厚みのある編地に仕上がる場合が多いです。帽子など身につけるアイテムはもちろん、モチーフ編みで小物やあみぐるみなどに広く使用されています。
●棒針編み(棒編み)
先端がゆるやかに尖った棒状の編み棒を2本使って、表目と裏目を1段ずつ往復しながら編みます。ガーター編みやメリヤス編みをはじめとして、さまざまな編み方があり、豊富な柄や模様をつくれます。かぎ針編みに比べると、伸縮性が高く、薄い編地になって肌触りが良いという特徴があります。セーターやカーディガン、マフラーなどに向いています。赤ちゃん向けには、伸縮性に富んだ、かぶりやすい帽子ができます。
編み物に必要な材料
・毛糸
【道具】
・かぎ針または棒針
<かぎ針>毛糸用とレース糸用があり、軽金属性やプラスチック製が一般的。毛糸用かぎ針は、太さは号数に比例します。毛糸や作りたいものに合わせて選びましょう。
<棒針>竹やプラスチック製が一般的。針の太さはかぎ針と同じく号数が大きくなるほど太くなります。毛糸の種類や作りたいもので選びます。輪に編みたい時は輪針か、玉が付いていない棒針を4〜5本使用します。編んでいる途中で抜けないように編み針用キャップもあると便利です。
・はさみ 糸切りばさみ。普通のはさみでも代用できます。
・毛糸用縫い針 編み地同士を縫い合わせる時に使用する、極太の針。金属製やプラスチック製があります。
購入先
また、最近は、100円ショップでも年中購入可能です。結構いろいろと揃っていて驚きます。安価に済ませたい、初心者などで気軽に取り組みたい方は、100円で必要なアイテムを揃えてみましょう。編み方の本も売られています。
初心者が挑戦するときのコツ
最初はインターネットの動画を参考にするとわかりやすい
慣れてきたら編み図にも挑戦
編み図:ニット製品の型紙のようなもの
インターネットから無料ダウンロード可能
子どものニットアイテム定番はニット帽!
この写真の帽子は棒編みの編み棒を使って上編みを繰り返す、一番簡単な「ガーター編み」で作りました。
通常、編み物は下から上へと編み上げていきますが、これは帽子の縦のライン(画像左端から右方向)からスタートして、筒状になるように、赤ちゃんの頭の周りに合わせて編んでいます。
この編み方だと、帽子をかぶった時におでこに当たる部分がゆるすぎずキュッとしまってくれるので、子どもにかぶせやすいのがポイントです。
最後に、毛糸針で最初と最後を縫い閉じ、頭の上の部部分も縫い閉じ、ボンボンを2つ付けて完成!帽子本体とボンボンの色を変えても可愛いですよ。
刺激の強いものに、皮膚がかぶれちゃうお子さまには、ベビー専用のやわらかい毛糸を選んであげたいですね。
ガーター編みの編み方【棒針編みの基本】How to Knitting Garter stitch -YouTube
【簡単】子どもと一緒に作ろう!毛糸ボンボンの作り方【簡単】 – YouTube
帽子と同じ毛糸で作るお揃いマフラー
長さの目安は、一重巻きで結んで留める場合なら60cmほど、写真のように二重で巻くならその倍くらいでOKです。こちらは幅が10cmほどなので、あっという間に編み上げることが可能です。編み方は編み棒を使った編み物の基本「(一目)ゴム編み」。上記で紹介したボンボンや、フリンジを両端に付けるのもいい感じに仕上がると思います。
1目ゴム編みの編み方【©毛糸ピエロ♪】 – YouTube
フリンジのつけ方/三角ショール(3)【かぎ編み】の簡単な編み方♪ diy crochet triangle shawl tutorial – YouTube
赤ちゃんにはひっかき防止のミトンもおすすめ
自分の爪で顔などを引っ掻いて傷つけてしまうことがあるので、そんな時の対策にミトンを用意しておくと便利。また手を顔の横においてバンザイのポーズで寝るので、寒い時期は特に手が冷たくなってしまいます。そんな時にもミトンは大活躍です。
写真のミトンは冬だけでなく春にも使いたかったので、通常の毛糸ではなくオーガニックコットンを使って作りました。
このような小さな筒状のものは、棒編みより、かぎ針を使って編むと作りやすいです。はじめは、「鍵編み」でベースを作ります。長さは手首のサイズに合わせてください。次に、「細編み」で編み上げていき、上部になるにつれ目数を減らして指先が丸くなるように、最終的には目が1つになるように作っていきます。
親指を出す必要はまだないので、簡単ですし、左右同じものでOKです。
手首のあたりにゴムを縫い付けておくと、赤ちゃんがバタバタ動いても取れにくくていいですよ!
[基礎]針・糸の持ち方から、くさり編み (かぎ編み) – YouTube
細編み(こま編み) – YouTube
いくつあっても困らないミニブランケット
大きさも素材も自分で選んで、好きなブランケットを作りましょう。今回筆者が作ったものは幅40cmほど、長さ90cmほどのミニブランケットです。
棒編みの「鹿の子編み」で作りました。これはゴム編みとほぼ変わらないのですが、一段終わって裏返し、次の段を編む際に一段下の編み方とわざと反対の編み方で編んでいく方法です。この編み方では編んだものがゴム編みのように伸び縮みしないので、大きさを出したいアイテムには向いています。
ちょっと見えにくいですがイニシャルを編み込んでみました(左上「E」です)。
鹿の子編みのマフラーの編み方【棒針編み】 diy seed stitch scarf tutorial – YouTube
愛情込めて。世界にひとつの特別なニットアイテムを
愛情たっぷりの手作りニットアイテムは、きっとお子さまのお気に入りに。ぜひお試しください!