2017年02月02日 公開

赤ちゃん用ニット帽の編み方|初心者でもできる!簡単な方法

子どものために何か作りたい!と考えている方のために、初心者でも簡単に作れる乳幼児用のニット帽など、オススメのニットアイテムと、編み方動画を紹介します。自分好みのデザインとサイズで作れるのが編み物の楽しいところ。ぜひ週末や空き時間にトライしてみてください!

子どものために何か作りたい!と考えている方のために、初心者でも簡単に作れる乳幼児用のニット帽など、オススメのニットアイテムと、編み方動画を紹介します。自分好みのデザインとサイズで作れるのが編み物の楽しいところ。ぜひ週末や空き時間にトライしてみてください!

手編みの基本

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via photo by Mie.S
まず、編み物は大きく分けて2種類の編み方があります。他にも指編みなど、さまざまな編み方がありますが、ここではかぎ針編みと棒針編みのみを紹介します。

●かぎ針編み(かぎ編み)
先が、毛糸を引っかけるためのかぎ状が付いている編み針で編む編み方です。1本の編み針で編めるので、初心者向けのイメージを持つ方も多いようです。棒針編みに比べて、伸縮性が少なく、厚みのある編地に仕上がる場合が多いです。帽子など身につけるアイテムはもちろん、モチーフ編みで小物やあみぐるみなどに広く使用されています。

●棒針編み(棒編み)
先端がゆるやかに尖った棒状の編み棒を2本使って、表目と裏目を1段ずつ往復しながら編みます。ガーター編みやメリヤス編みをはじめとして、さまざまな編み方があり、豊富な柄や模様をつくれます。かぎ針編みに比べると、伸縮性が高く、薄い編地になって肌触りが良いという特徴があります。セーターやカーディガン、マフラーなどに向いています。赤ちゃん向けには、伸縮性に富んだ、かぶりやすい帽子ができます。

編み物に必要な材料

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【材料】
・毛糸

【道具】
・かぎ針または棒針
<かぎ針>毛糸用とレース糸用があり、軽金属性やプラスチック製が一般的。毛糸用かぎ針は、太さは号数に比例します。毛糸や作りたいものに合わせて選びましょう。

<棒針>竹やプラスチック製が一般的。針の太さはかぎ針と同じく号数が大きくなるほど太くなります。毛糸の種類や作りたいもので選びます。輪に編みたい時は輪針か、玉が付いていない棒針を4〜5本使用します。編んでいる途中で抜けないように編み針用キャップもあると便利です。

・はさみ 糸切りばさみ。普通のはさみでも代用できます。

・毛糸用縫い針 編み地同士を縫い合わせる時に使用する、極太の針。金属製やプラスチック製があります。

購入先

手芸店では、豊富な種類の毛糸や編み針を買えます。赤ちゃん用にオーガニックの毛糸など、こだわって選びたい場合は、手芸店がオススメです。また、やはり専門メーカーが作ったものは使い心地も違います。webショップでも購入できますよ。

また、最近は、100円ショップでも年中購入可能です。結構いろいろと揃っていて驚きます。安価に済ませたい、初心者などで気軽に取り組みたい方は、100円で必要なアイテムを揃えてみましょう。編み方の本も売られています。

初心者が挑戦するときのコツ

最初はインターネットの動画を参考にするとわかりやすい

編み物の本もたくさんありますし、編み物教室に通う、周りで知っている人に教えてもらう方法もありますが、動画で編み棒や指の動きを見るととても参考になりますよ。

慣れてきたら編み図にも挑戦

まずは、シンプルなコースターやアクリルたわしのような失敗しても目立たない小物をいくつか作って練習するのがオススメです。基本的な編み方やコツがつかめてきたら、編み図を見ながら、作りたいアイテムにチャレンジしてみましょう。

編み図:ニット製品の型紙のようなもの

編み図とは…洋服でいう型紙のようなもの、作り方が説明されているレシピと一緒に、編み方の記号で表されている、ニット作品の設計図です。複雑な記号はあまりないので、すぐに読めるようになりますよ。

インターネットから無料ダウンロード可能

作り方や編み図を無料で公開しているwebサイトがたくさんあります。人気のママクリエイターさんが、おしゃれなアイテムのレシピや丁寧な解説をブログにアップしていることも。いろいろ探してみてくださいね。

子どものニットアイテム定番はニット帽!

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最初に何を作ろうか迷った時は、ニット帽がおすすめです!

この写真の帽子は棒編みの編み棒を使って上編みを繰り返す、一番簡単な「ガーター編み」で作りました。

通常、編み物は下から上へと編み上げていきますが、これは帽子の縦のライン(画像左端から右方向)からスタートして、筒状になるように、赤ちゃんの頭の周りに合わせて編んでいます。

この編み方だと、帽子をかぶった時におでこに当たる部分がゆるすぎずキュッとしまってくれるので、子どもにかぶせやすいのがポイントです。

最後に、毛糸針で最初と最後を縫い閉じ、頭の上の部部分も縫い閉じ、ボンボンを2つ付けて完成!帽子本体とボンボンの色を変えても可愛いですよ。

刺激の強いものに、皮膚がかぶれちゃうお子さまには、ベビー専用のやわらかい毛糸を選んであげたいですね。

帽子と同じ毛糸で作るお揃いマフラー

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帽子を作ったら、キッズマフラーもお揃いでまとめて作ってみるのはいかがでしょうか。

長さの目安は、一重巻きで結んで留める場合なら60cmほど、写真のように二重で巻くならその倍くらいでOKです。こちらは幅が10cmほどなので、あっという間に編み上げることが可能です。編み方は編み棒を使った編み物の基本「(一目)ゴム編み」。上記で紹介したボンボンや、フリンジを両端に付けるのもいい感じに仕上がると思います。

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赤ちゃんにはひっかき防止のミトンもおすすめ

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産まれて間もない赤ちゃんに編んであげるのは、ミトン(手袋)がおすすめです。

自分の爪で顔などを引っ掻いて傷つけてしまうことがあるので、そんな時の対策にミトンを用意しておくと便利。また手を顔の横においてバンザイのポーズで寝るので、寒い時期は特に手が冷たくなってしまいます。そんな時にもミトンは大活躍です。

写真のミトンは冬だけでなく春にも使いたかったので、通常の毛糸ではなくオーガニックコットンを使って作りました。

このような小さな筒状のものは、棒編みより、かぎ針を使って編むと作りやすいです。はじめは、「鍵編み」でベースを作ります。長さは手首のサイズに合わせてください。次に、「細編み」で編み上げていき、上部になるにつれ目数を減らして指先が丸くなるように、最終的には目が1つになるように作っていきます。

親指を出す必要はまだないので、簡単ですし、左右同じものでOKです。

手首のあたりにゴムを縫い付けておくと、赤ちゃんがバタバタ動いても取れにくくていいですよ!

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いくつあっても困らないミニブランケット

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まだ体温調節がうまくできない赤ちゃんのお世話には、ブランケットは必需品!寒い時期だけでなく、夏場もお腹を冷やさないようにかけておきたいですよね。

大きさも素材も自分で選んで、好きなブランケットを作りましょう。今回筆者が作ったものは幅40cmほど、長さ90cmほどのミニブランケットです。

棒編みの「鹿の子編み」で作りました。これはゴム編みとほぼ変わらないのですが、一段終わって裏返し、次の段を編む際に一段下の編み方とわざと反対の編み方で編んでいく方法です。この編み方では編んだものがゴム編みのように伸び縮みしないので、大きさを出したいアイテムには向いています。

ちょっと見えにくいですがイニシャルを編み込んでみました(左上「E」です)。

愛情込めて。世界にひとつの特別なニットアイテムを

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週末や空いた時間にサクッと作れるニットアイテムをご紹介しました。慣れてくると、写真のようなちょっと難しいベストや、人気のどんぐり帽子もすぐに編めるようになります。大人とお揃いを作っても楽しいですね。

愛情たっぷりの手作りニットアイテムは、きっとお子さまのお気に入りに。ぜひお試しください!

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター