2018年12月28日 公開
子どもの映画デビュー!映画館は何歳から?おすすめの作品は?
子どもの映画館デビューには、パパママもドキドキ。そもそも幼児と映画館へ行く場合、何歳からOKなのでしょうか?子どもと映画を楽しむときのポイントや、注意点をチェックしてみましょう。赤ちゃん・子ども連れ専用のサービスデーを設けている映画館も、併せてご紹介します。
子どもの映画館デビューには、パパママもドキドキ。そもそも幼児と映画館へ行く場合、何歳からOKなのでしょうか?子どもと映画を楽しむときのポイントや、注意点をチェックしてみましょう。赤ちゃん・子ども連れ専用のサービスデーを設けている映画館も、併せてご紹介します。
子どもが映画館に行けるのは何歳から?
仕事や育児に忙しいパパママも、たまには映画を見てゆっくりしたいと思うことがありますよね。しかし子どもが小さいうちは、何歳くらいになれば映画館デビューをさせても大丈夫なのか、疑問に感じる方も多いはずです。
実際に「何歳から」と、年齢を明確に提示している映画館はほとんどありません。このため世のパパママたちは年齢よりも、「子どもができること・できないこと」を基準に判断するケースがほとんど。2~3歳頃に映画館デビューを迎えさせてあげることが多いようです。
【映画館デビューの事前にチェックしておきたいこと】
・映画が始まる前にトイレを済ませておける
・1人で長い時間、座席に座っていられる
・廊下やシアター内の暗闇をこわがらない
・上映中はできるだけ静かにするなど、親の注意を聞ける
・大きな音に泣くなどしない
子どもの集中持続時間が分からないときは?
映画館に子どもを連れて行くときには、「子どもがどのくらいの時間、映画に集中していられるかがわからない」という心配をするパパママも多いでしょう。そのときは、子どもが大好きなDVDやテレビを、どのくらいの時間観ていられるのかを参考にしてみてください。
何度も観たことがあるDVDではなく、できるだけ新しい話のもので時間をチェックすることをおすすめします。
映画料金はかかる?無料なのはいつまで?
映画館では「3歳未満の子どもは映画料金を無料」としていることがほとんどです。無料とはいえ、これは子どもをパパママの膝の上に乗せて映画を鑑賞することを想定しています。子ども自身に座席が必要になる場合や、子どもを膝の上に乗せてパパママの荷物を別の席に置く場合は、大人とは別に映画料金が必要になるので注意しましょう。
もうひとつの注意点としては、すべての映画が3歳未満無料になるわけではないということです。作品によっては、3歳未満でも有料になる場合があります。鑑賞前に確認しておいたほうがベターです。
一般的に3歳以上になると、子ども料金がかかるようになります。イオンシネマ、TOHOシネマズ、109シネマズ、シネマサンシャイン、MOVIXでは3歳以上は1,000円の映画料金が必要です。(※2018年12月現在)
子連れで映画館に行くときのポイント
子ども連れで映画館に行くときは、いくつかのポイントや注意点があります。親子一緒に楽しむためにも、当日は以下の項目をチェックしてみましょう。
子どもの体調を最優先して
子連れで映画を観に行こうと計画を立てても、当日になって子どもの体調が優れないことがあります。そのような場合は無理をせずに、別の日に計画を立て直してあげてください。体調不良のまま会場へ行っても、子どもが泣いてしまったり、途中で気分が悪くなったりして退席する可能性もあります。
特に初めての映画が苦い思い出になってしまうと、以降もしばらくは映画館を怖がるかもしれません。当日は子どもの様子を確認してから出かけるようにしましょう。
劇場の様子を伝えておく
映画館は独特の雰囲気があります。家でテレビを見るのとは違う迫力があり、慣れてしまえば楽しいものです。しかし、はじめての赤ちゃんや幼児はビックリしてしまう場合があります。
子どもには大きなスクリーンがあること、たくさんの人と一緒に観ること、音量が大きいこと、会場内が暗くなることなどをあらかじめ説明しておきましょう。
時間帯を選ぶ
お腹が空いたり眠気がきたりすると、機嫌が悪くなる子どもも多いものです。上映時間が選べる場合は、普段ごはんを食べている時間や、お昼寝の時間を避けるようにします。上映前にはできるだけ、ごはんとお昼寝を済ませておくのが賢明です。
トイレは済ませる
途中退出をしなくても良いように、準備してから会場に入ることもポイントです。幼児は映画が始まる前にトイレを済ませておくほか、赤ちゃん連れの場合は、上映前にオムツを変えておきましょう。
余裕を持ったスケジュールで
ショッピングモール内にある映画館は特に、映画館にたどり着くまでに子どもが別のものに興味を持ってしまうことがあります。おもちゃ屋さんや本屋さん、ゲームコーナーに立ち寄ることもあるでしょう。「映画館に入るときに、飲み物やポップコーンを買いたい」と計画していても、時間がなくなってしまうかもしれません。
万が一のアクシデントにも対応できるよう、余裕を持ったスケジュールを立てるようにします。
座席の場所
映画館は真ん中の座席で満喫したい、と思うパパママも多いかもしれません。しかし映画に慣れていない子どもと一緒に鑑賞するときや、赤ちゃん連れの場合は、なるべく通路側や通路に近い席を基準に選ぶようにしましょう。
すぐに外に出られる座席を確保しておけば、子どもがトイレに行きたがる、あるいは上映中に赤ちゃんが泣き出したとしても焦りません。周りに迷惑をかけることなく、スムーズに対応できます。
はじめて見る映画、選ぶポイントは?
子どもが映画に興味を持ち、集中して上映時間を過ごせるように幼児向けの作品を選びましょう。映画鑑賞デビューに適した作品の選び方をご紹介します。
こんな作品がおすすめ
子どもが好きなキャラクターが出てくる幼児向けアニメや、楽しい動物の映像が見られる内容のものがおすすめです。子ども向けの映画は、一般的な映画よりも音量が小さめに設定されていたり、照明も通常より明るくなっていたりします。会場の雰囲気に慣れていない子どもでも安心でしょう。
上映時間は対象年齢が低いほど短く、目安としては70分程度。長いものでも、2本立てで1時間半くらいが一般的です。子どもがどのような反応をするか分からないため、初めての映画は少し短めのものを選んであげてください。
おすすめの映画は?
初めての映画は、子どもに人気のキャラクターものがオススメです。定番ならアンパンマンやしまじろう、機関車トーマスなどが挙げられます。子どもが4歳くらいになり、少し難しいストーリーが理解できて、最後まで集中して座っていられるようなら、戦隊ものやプリキュアなども楽しめるでしょう。
赤ちゃん・子ども連れ専用のサービスデーを活用
映画館によっては、赤ちゃん連れや子ども連れの家族のために、専用サービスデーを設けていることがあります。
親子向けサービスデーのメリット・デメリット
親子向けのサービスデーなら、観客は同年代の親子ばかり。子どもの声や動きも、ある程度は気にしなくても良く、気兼ねなく楽しめるというのが大きなメリットです。子どもが少し大きな声で笑ってしまったとしても、「お互い様」という和やかな雰囲気があります。
ヒーローもののお話では会場みんなで応援したり、エンディングソングをみんな一緒に歌ったりと、会場に一体感が生まれる楽しさを体験できることも。会場内におむつ替え・授乳コーナーを設けていところや、飲み物やおやつの持参が許されているケースもあります。
一方、周りの子どもの様子によっては、騒がしくてストーリーに集中できない可能性もあるでしょう。メリットが多い親子向けサービスデーですが、デメリットがないわけではないということを理解しておきましょう。
実施している映画館は?
赤ちゃん・子ども連れ歓迎のサービスデーを実施している映画館をチェックしてみましょう。近くにサービスを行っている映画館がある場合、ぜひ活用してみてください。
・TOHOシネマズ「ママズクラブシアター」
毎月1~2回、木曜日に実施されています。対象作品や実施している会場には限りがあるため注意。会場によっては、ほとんど毎週開催されているところもあります。詳細はホームページでチェックしてみてください。
・MOVIX「ほっとママシネマ」
MOVIX「ほっとママシネマ」は、子どもや赤ちゃん連れ歓迎というだけでなく、映画を優待料金で観られるところがポイントです。3歳未満は無料、ママ1人につき補助席1席付きで1,500円(会員になれば1,200円)で鑑賞できます。上映日と会場には限りがあるため、詳細はホームページで調べておきましょう。
たまにはパパママもゆったり映画鑑賞
映画館の独特な雰囲気には、テレビで見るものとは全く異なる臨場感があります。子供向けの作品であっても、案外パパママも感動させられたり、ドキドキしたりと楽しめるはずです。子連れ専用サービスを上手に利用しながら、久しぶりにゆったりと映画館を楽しんでみてはいかがでしょうか?