2024年08月22日 公開
小学生の英語学習

【小3・英検受験】初めての受験での取り組みと気をつけたこと

小学生の受験も増えつつある英検こと実用英語検定。当時小3だったわが家の長男の初めての受験で、取り組んだことと気をつけたことをお伝えします。

小学生の英語学習

近年、小学生の受験も増えつつある英検こと実用英語検定。当時小3だったわが家の長男の初めての受験で、取り組んだことと気をつけたことをお伝えします。

小学生の英検受験のリアル

2022年実施分の英検志願者数のうち、小学生以下の数はは約52万人以上に達し、全体の約12%をも占めてます。英検公式HPより)
年々増えつつある小学生以下の受験者数から、英語教育の低年齢化が進んでいることが伺えます。

小3での英検初受験のきっかけと理由

 

わが家の長男は、小3で初めて英検を受験しました。幼少期から英語教育を受けている子どもの中では、決して早い方ではないのですが、わが家なりの理由があります。

長男は、5歳のときに英検GOLDを1度試しに受けてみたところ、意外にも高得点で目標をクリア!
そのまま次のステップに進もうと、英検5級の問題集を買って対策を始めようとしたところ、思わぬ壁にぶち当たってしまうことに・・。
まだ幼い長男は、ひらがなをすらすら読むことも難しく、ましてや英文を読む練習なんてほとんどしていなかったため、英検の学習を拒絶するようになってしまいました。それでも続けようと試みたものの、どんどん激しく拒絶するように。
このまま無理にやらせても、今まで楽しく続けてきた英語が、苦痛になってしまうと考え、英検対策は中断することにしました。個人的に英検受験は、習得度を測るためのツールでしかないという思いもあり、今までどおり楽しく英語に触れることに重きを置くように切り替えました。

「いつか本人が、自分でやると言ったときに受けよう」と決め、買った参考書は本棚で数年眠らせてしまいましたが、今振り返るとそれでよかったとさえ思います。
数年後、小3の秋に「そろそろ英検受けてみる?」と軽く聞いてみたところ、意外にも「やってみる!」と前向きな返事があり、満を持して受験することに。周りに合格している友達が数人いたのも、後押しになったようです。

初めての英検受験で困ったこと

自分でやると決めたはずなのに、やはりそこは小学校低学年男子、毎日少しずつ目標に向ってこつこつと受験対策なんてできるわけがありません。(できるタイプのお子様もいるとは思いますが、わが家の長男はできないタイプです)
受験を決めたときに、「絶対、頑張って勉強する!」と約束したのに、全く有言実行しない長男に、苛立ってしまうこともありました。とはいえ、初めての受験なので、何をどうやって勉強を進めたらいいのか分からないのも無理もない、とわが家なりの対策をして挑むことにしました。

わが家なりの英検対策

実際の学習

先述したとおり、お恥ずかしながら自分からは全く勉強しようとしなかった長男。もちろん自分でスケジュール立てて、対策するなんてできるわけがありません。
あまり毎日「勉強しなさい!」と言おうものなら、反発するだけなのは分かっていたので、わたしの中で大まかなスケジュールを組んだ上で「今週は、◯ページから◯ページまではやろう!」というように、週間スケジュールを伝えるようにしました。
最低でも週2回は英検の勉強をすることと、過去問のリーディングパートを1週間で仕上げることを目標に、なるべく自主的に学習に取り組めるように意識しました。

また普段から長時間勉強すること自体に慣れていなかったので、たとえ短い時間でも集中して取り組むこと、間違えた問題はその日のうちに理解させることを意識しました。

とはいえ、いくら対策をしても「今日は英検の勉強やらなくていいの?」と声をかけることはありましたが、毎日ガミガミ「勉強しなさい!」と言うことはなかったです。親子関係を険悪にしないためにも、最初の意識付けが大切だと実感しました。

すき間時間を上手に活用

習い事や遊びに毎日忙しく、なかなか十分に勉強の時間が取れないので、すき間時間も活用できるようにしました。食事の時間など、家で過ごす時間には、英検の過去問をはじめ、英語の音源をBGM代わりに流し、ネイティブの英語に耳を慣れさせるようにしました。英検のCDの他にも、Youtubeなども活用しました。「勉強をしている」という感覚もなく、無理なく続けられるので、机に向かっての勉強が苦手な低学年キッズにはおすすめです。

小学生の英検受験は準会場がおすすめ!

受験会場を、本会場か準会場かのどちらかから選べるのですが、受験自体に慣れていない小学生には断然準会場がおすすめです。

準会場で受験するメリット

英検準会場とは、日本英語協会が認定した外部の受験会場のことです。通っている塾や英語教室が準会場でない場合でも申し込むことができ、本会場よりも会場の規模が小さく、少人数で受験できるため、試験慣れしていない低学年にも緊張しづらいです。
筆者の長男も、準会場での受験をしましたが、10人以下の少人数で受けられたので、あまり緊張せずに受験できたようです。
また、会場によって受験の日時が異なるので、予定に合わせて選択することができるのもメリット。受験費用も、本会場に比べ各級ともに格安に設定されています。
さらに、「チャレンジキャンペーン」を行っている準会場では、4級と5級の受験であれば、もし不合格でも次回無料でチャレンジすることができるので、初めての英検受験には特におすすめ!
近くの準会場がどこにあるかは、日本英語検定協会の公式ホームページから確認できます。

英検受験で英語学習のモチベーションアップに!

英語学習は、昇級があるような他の習い事に比べると、なかなか上達度合いが分かりにくいので、どうしてもモチベーションが保ちにくいことも。英検の勉強は、コミュニケーションで使う英語とは、少し異なることもありますが、文法の基本を一から学ぶきっかけになったり、英文を読むスピードがあがったりと、きっと英語力にさらに自信がつくはず!

筆者の長男は、未就学のころは手のつけようがないくらいに嫌がっていたのに、今回の合格がとても嬉しかったようで、「小学生のうちに3級までは絶対に合格したい」と宣言するほどになりました。有言実行できるかはまだ分かりませんが、目標を高く持てるようになったのは、意外な嬉しい変化でした。
個人差はあるかもしれませんが、わが家の場合は、英語学習を続けるモチベーションをキープする手段として、英検受験はとても効果的だと感じています。

▪️小学生の英検受験におすすめの問題集はこちら





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この記事のライター

KUMIKO
KUMIKO

兵庫県在住。6歳・3歳のわんぱく兄弟のママです。 大学では英語を専攻していたことから、 ゆるめの英語育児を楽しんでいます。 子どもたちとの体験からの気づきや学びを、ママ目線でシェアしていきます。 旅行と海外ドラマと美味しいものが好き。