子育てをしていると「宿題したの?」「忘れ物ない!?」「歯を磨きなさい!」など、何かと子どもの行動に関して声をかける場面が多いと思います。
子どもが自主的に行動してくれれば良いのですが、なかなかそううまくいかないのが育児だったりしますよね。子どもが自らやるべきことを考え、行動できる習慣をつけるのに役立つ「できたかなリスト」を使ってみませんか?印刷用データがダウンロードできますので、すぐ使えて今日からさっそく始められますよ。
「できたかなリスト」は子育てのイライラ対策にも役立つ!
このリストの目的は、お子さま自身が「次は何をする時間かな?」「明日の用意は、何が必要かな?」と自主的に考えて、リストで目視し、大人から言われる前に行動を起こすことで、「できた!」を体験することです。それを毎日繰り返すことで習慣化することを目指します。
大人の方も、「あれやったの?これ用意したの?」と頻繁に言わなくて済むので、イライラ解消にもつながります。
今回のリストは、すでにタイトルや内容が書かれたものと、空欄のものを用意しています。「幼稚園・保育園」「小学校」「習い事」「朝の支度」など、テーマごとに必要な物や用意する内容は変わってくると思うので、手書きでオリジナルのリストを作ってみたり、空いた場所に時間やメモなどを書いて、いろいろ工夫して使ってみてくださいね。
「できたかなリスト」準備と使い方
準備
・「できたかなリスト」をダウンロードして、A4のコピー用紙に印刷します。(必要なページだけ印刷でOK)
・ハサミ
・のり
・ペン
できたかなリストは、ここをクリックして印刷ページにを開いてください。
使い方の手順
すでに文字が入力されたリストも印刷用データの中にありますが、今回は、白紙(枠のみ)の台紙と使いたい項目、イラストのそれぞれを利用して、生活スタイルに合わせた「できたかなリスト」を作ってみます。
リストの準備
A4用紙の下、縦ラインに沿って、点線まで紙に切込みを入れます。(写真左)
続いて用紙の上、半円のラインに沿って、切り目を入れてください。(写真右)
用紙の下の方が短冊状になっているので、上へ折り上げて半円の中に入れると、各短冊部分が下に落ちてこなくなります。ここまでできたら、折った短冊上の紙の上(写真右)へ、それぞれ「できたよ!」「やったね!」「えらい!」「Well done!」など、完了を褒めるメッセージを書きこんでください。
ここまでできたら、一度紙を開いてA4の状態に戻します。(用紙の中に項目を貼るため)
次に、持って行くものや行動が書いてある用紙から、必要な項目を切ります。同じく、先ほどの項目にリンクしたイラストをそれぞれ切ります。
今回用意した項目は上の写真の通り。リストのタイトル、イラスト、用意する物をそれぞれの場所にのりで貼ったら完成です。
実際に使うときは、用意できたり行動できた項目を、できた都度上に折り上げて「すでにできたこと」と「まだできてないこと」が視覚化します。何が完了していて、何がまだ終わっていないのか一目で認識できるので、言葉で言われるよりも子どもにとっては一つずつ取り組みやすくなるメリットがあります。
自分で確認&自分で動ける習慣を!
先ほどのリストは、我が家の娘たちが毎朝学校へ持って行く必要があるものです。歯磨き後に本読みを始めてしまい、登校ぎりぎりになって「あ、お弁当入れるの忘れた!」と慌てたことが何度もあったことや、「いってきまーす!」と言ってドアを閉めてから「あ、水筒忘れてた!」と戻ってきたことが幾度となくあったので、そのたびに「もう!」とイライラして小言を言ってしまうという悪循環に陥っていました。
このリストを使うことで、「弁当よし!」「水筒よし!」「宿題よし!」と確認しながら用意することができるようになりました。親の方も、「さっき言ったのに!」「また忘れたの?」と小言を言わずに済むので、お互いにとって気持ちよく朝の準備が進められます。もちろん朝だけではなく、寝る前の準備を練習している年齢のお子さまにもお使いいただけたら嬉しいです。「歯磨きできたよ」「着替えられたよ」「明日のお洋服を選んだよ」など、自分で頑張ってみたいという気持ちを応援するリストになりますよ。
項目にオリジナリティを加えて、いろいろなリストを作って活用してみてくださいね!