ベビーカーを卒業した子どもには三輪車?それともバランスバイク?スピードの出し過ぎや転倒の危険性を考えるなら、やっぱり三輪車がおすすめです。三輪車のタイプや選び方、そしておすすめ三輪車10選をまとめて紹介します。
ストライダーは危険な面も!三輪車がおすすめの理由
バランスバイクは子どものバランス感覚を養える画期的な乗り物おもちゃです。またがって足で漕ぐだけでスイスイ進めるので、子どもはつい夢中になって遊んでしまいますが、それだけに危険も多いです。大人が思っている以上にスピードが出るため、乗り方によってはケガや事故に繋がりやすいとも言えます。
一方、三輪車は出せるスピードには限りがあります。3つのタイヤで車体を支えるため、転倒の危険性も少なく、たとえ転んだとしてもバランスバイクのような大ケガにつながることも少ないです。
また、バランスバイクが「バランス」を養えるものだとすると、三輪車は足の力を鍛えられるものだといえます。ストライダーを乗りこなすためにも、まずは三輪車を使って、脚力や筋力を養い、運動神経を発達させることをおすすめします。
三輪車の主なタイプ
スタンダードタイプ
手押し棒付きタイプ
公園に行く際のベビーカー代わりとしても使えるため、「ベビーカーと三輪車を持って行くのが大変!」というストレスを解消してくれますよ。
ハンドル操作が子どものハンドルと独立して行えるものと連動しているものとがあるため、ベビーカー代わりとして使用するシーンがあるのであれば、独立しているものの方が安心です。
ベビーカー兼用タイプ
折りたたみタイプ
平日は働いていて、子どもと公園に行くのは週末のみ……といった共働き家庭にとっては、普段はたたんで置いておける三輪車は玄関先がすっきりして良いのではないでしょうか。
三輪車を選ぶときのチェックポイント
子どもの年齢
1歳の子どもは、まだまだ自分の足で満足にペダルを漕ぐことが難しいものです。この時期の子どもは、「乗って動くのを楽しむ」段階の子が多いため、親が動かしてあげやすい手押し棒付きの三輪車が使いやすいでしょう。
上でも紹介したとおり、手押し棒にハンドル機能があり、かつ子どものハンドル操作から独立しているものであれば安心です。
・2歳以降は手押し棒が邪魔になりやすい
2歳以降の子どもは、もう十分自分で漕ぐことができるため、手押し棒はかえって邪魔に感じられることもあります。2歳以降に新たに三輪車を購入する際は、必ずしも手押し棒がある必要はないでしょう。
とはいえ、まだまだ小さい2歳児。移動中に、「もう疲れた」と漕ぐことを諦めてしまう場合もあります。ときには親が運転のサポートをしつつ、完全に必要がなくなれば外せるように、手押し棒が着脱可能なものを選んでおくと長く使えますよ。
子どもの体格
三輪車の多くが、対象年齢を1歳~3歳としていますが、これはあくまでも目安です。1歳であってもペダルに足が届かない子もいますし、3歳になる前に窮屈さを感じるようになる子もいます。
月齢・年齢だけで捉えず、身長の目安も参考にしながら、子どもの体格に合った三輪車を選んであげてくださいね。
三輪車のタイヤの素材
・プラスチックは軽いが、振動が激しい
プラスチック製のタイヤのメリットは、車体の軽さです。持ち上げて運ぶときにもあまり負担になりません。一方で、プラスチックは衝撃をあまり吸収しない特性があるため、振動が激しいという点がデメリットだといえるでしょう。
・ゴムは重いが、振動が軽い
ゴム製タイヤは、衝撃を吸収しやすいため、振動がダイレクトに子どもに伝わりにくいメリットがあります。しかし、重さがデメリット。タイヤの幅にもよりますが、しっかりしたタイヤであればあるほど、車体は重くなります。
付属品
・かごやバッグ
自転車のように前や後ろにかごがついているタイプのものは、ちょっとしたおもちゃや子どもが公園で拾ってきた葉っぱやどんぐりを入れられるため、便利です。
なかには、ママの買い物袋やバッグを入れられる大容量のかごがついている三輪車もありますよ。
・キャラクター/メロディー機能など
ディズニーやアンパンマンなど子ども向けアニメキャラクターのマスコットがついているタイプの三輪車は、子どもに大人気です。特に、ボタンを押すとキャラクターが回ったり、メロディーが流れたりするものは、乗り物に興味があまりない子どもの食いつきも良いですよ。
安全装備
・安全ガード/シートベルト
現在販売されている三輪車は、安全ガードが付いているものが多いです。安全ガードとは、サドルに座った子どもの背後から、体を囲うようにして固定する転落防止用のバーです。体に当たってもケガをしないように、スポンジで包まれているものが多いです。
大型タイプやベビーカー代わりになるタイプのものでは、シートベルトが付いている商品もあります。
・ブレーキ
三輪車には、ブレーキ機能が搭載されているものもあります。これは、ブレーキというより、ストッパーに近い役割を果たすもの。緊急時に親が止められる機能です。
おすすめ三輪車10選
折りたたみもOK!「iimo tricycle」
販売元:エム・アンド・エム
「iimo trycycle」の特徴は、ダイヤルを回してロックを外すと、簡単に折りたためること。玄関前にあまりスペースがなかったり集合住宅にお住まいの方でも、コンパクトにたためるので場所を取らずに収納できますよ。
ポップなデザインと安全性「スマートトライク スマートフォールド500」
販売元:スマートトライク
「三輪車を買っても短い期間しか使えないし、もったいないなあ」と感じているパパママにおすすめです。
肩ひもタイプのシートベルトや取り外し可能な安全ガードが付いているなど、安全基準が厳しいイギリスでも「ベストトイ賞」を獲得。安心して子どもを乗せられる三輪車です。
容量の大きなバッグ付き「コンポフィット2」
販売元:アイデス
折りたためるので、収納スペースが気になる方におすすめです。タイヤは振動を感じさせにくい発泡タイプです。
とにかくカッコイイ「HUMMER TRICYCLE」
販売元:ハマー
洗練されたデザインですが、機能は充実。ハンドル操作付きの手押し棒のほか、足置きステップも装備されています。前にはカゴがついているので、公園グッズも楽々持ち運びできます。
9カ月から使える「3 in 1 Tricycle かじとり三輪車」
販売元:JTC
子どもが自分で漕いで遊べるようになったら、手押し棒だけ残すようカスタマイズ。最終的には手押し棒も外せます。サドルの高さも調整可能なので、4歳頃まで長く遊ぶことができます。
シンプルで飽きないデザインで重宝する「TokoTokoTrike 」
販売元:ヤトミ
後輪にはロックが付いているのも安心できるポイント。何かと役立つ大きめリアバッグにも注目です。シンプルなデザインなので、男女問わず乗れ、きょうだいで長く使えるというメリットもあります。
コスパ最強の王道三輪車「ベアーズ豆ダッシュ レッド」
販売元:YN
魅力は価格。高機能三輪車やキャラクターを採用したタイプではないからこそのお手頃価格はやはり嬉しいもの。シンプルな王道三輪車をお探しの方におすすめです。
ポップ×シンプルな見た目がおしゃれ「TRYLY」
販売元:システムK
レトロな見た目がかわいい!「RADIO FRYER クラシックレッドトライク」
販売元:ラジオフライヤー
後部に2段のステップがあり、前輪は12インチと、アメリカらしい大きなサイズなので、体が大きくなっても無理なく遊びやすいです。
お出かけがさらに楽しく!「アンパンマン デラックス 0220」
販売元:ジョイパレット
アンパンマンやバイキンマンがおしゃべりしてくれ、アンパンマンのテーマソングも流れる楽しい三輪車。安全ガードや足置きステップ、日よけもついているので、小さな子どもとのお出かけにぴったりです。
使いやすく実用的な三輪車に乗ってお散歩を楽しもう!
子どもにとっても、ベビーカーを卒業して自分専用の三輪車に乗るようになると、ちょっぴりお姉ちゃん、お兄ちゃんになった気分を味わえ、成長のきっかけになるでしょう。
機能面はもちろん、デザイン性にも優れたお気に入りの三輪車が見つかるといいですね。