フィンランドでは大学を卒業するまでにかかる学費が全て無料って知っていましたか?教育に手厚い国、フィンランド。子育てがしやすい国としても知られていて、待機児童などの問題もありません。そこで、フィンランドの幼児教育をはじめ、日本との違いを比較しながらご紹介します。
フィンランドってどんな国だろう?
日本から一番近いヨーロッパの国として知られ、直行便であれば9時間半で到着します。
フィンランドの北部に位置するラップランドでは、夏には昼間の時間が長い白夜、そして冬にはオーロラが舞います。
このオーロラを見に、日本から訪れる観光客が数多くいます。
フィンランドの幼児教育の現状は?
また、保育料は保護者の収入と家族構成によってそれぞれ異なります。
日本では保育士さん不足の問題や待機児童の問題などを耳にしますが、フィンランドの保育園では園児に対して保育士の数が多いのだそうですよ。小学校入学を翌年に控えたクラスでは10人の児童を2つに分けて、それぞれに担任がつくようになっています。
こういったことを踏まえても、フィンランドが子育てしやすい国と言われるのも納得ですね。
さらに、就学前教育も活発で、90パーセント以上もの子どもが「エシコウル」と呼ばれるプレスクールに通うそうです。
ここでアルファベットや数字に親しんだり、国語や算数などの基礎を学び、就学準備をします。
フィンランドの幼稚園は勉強禁止!?
だからといって、幼少期からガリ勉で机に向かっているわけではありません。
むしろ、子どもたちが保育園にいる時間はたったの4時間。
しかもその時間、読み書きをする子どもはほとんどいないそうです。
子どもたちは遊びの中からさまざまな学びを得て、次第に学びたいという意思が芽生えます。
勉強に対して興味が生まれてから積極的に学びの場を提供するのがフィンランドのスタンスなのです。
うらやましい!フィンランドの学費事情
その後は高校や専門学校に進学する生徒がほとんどで、高校卒業後は大学入試に望みます。
ここまではほとんど日本と変わりありませんが、大学を卒業するまで授業料が全て無料という点で大きく異なります。
しかも学費に留まらず、交通費や給食費、文房具代に至るまで全て無料です。
これにより、全ての子どもが平等に学ぶ権利を保障されている、というわけなんですね。
誰もが平等に教育を受けられる教育先進国
学費無料はもちろん、地域やその家庭の収入に関係なく、誰もが同じ環境で教育を受けられる権利はうらやましいですね。
日本の教育環境も少しでも早くそうなるよう期待したいですね!