生後6カ月頃になると、そろそろ離乳食をはじめる時期ですね。はじめての離乳食……わからないことだらけで大変です。ところで世界の国々ではどんな離乳食を食べているのでしょうか?また生後何カ月頃からはじめるのか、見てみましょう。
アメリカの離乳食は瓶詰めのベビーフード?
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アメリカではドクターによってさまざまな意見がありますが、6カ月頃以降に離乳食をはじめることが多いようです。以前は4カ月頃からはじめていたそうですが、早すぎる離乳食はアレルギーの原因となるといわれるようになったから6カ月頃の開始となっているようです。
ミルクと混ぜてレンジでチンするだけの「ライスシリアル」というものが日本のおかゆにあたりますが、最初の離乳食は瓶詰めが主流。
マンゴー、アボカド、グリーンピース、そしてニンジンなどのペースト、離乳食後期になってもほとんどがペースト状の物です。
少し進むと、チキンにグレービーソース味のものなどが出てきますが魚はありません。
イタリアは離乳食ももちろんイタリアン!
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イタリアでは、生後5〜6カ月頃に離乳食を開始します。
最初は米粉、トウモロコシ粉、そしてセモリナ粉(パスタの原料となる小麦粉)などをミルクで溶いて与えます。
そして小さなパスタをスープに入れたりしますが、エキストラヴァージンのオリーブオイルやパルメザンチーズは必須です。
お肉類は瓶詰めですが、鶏肉や牛肉だけでなく、うさぎや子羊、馬の肉まであります。
お茶はカモミールティーを飲むそうですよ。なんだかどれもおいしそうですね。
最初は米粉、トウモロコシ粉、そしてセモリナ粉(パスタの原料となる小麦粉)などをミルクで溶いて与えます。
そして小さなパスタをスープに入れたりしますが、エキストラヴァージンのオリーブオイルやパルメザンチーズは必須です。
お肉類は瓶詰めですが、鶏肉や牛肉だけでなく、うさぎや子羊、馬の肉まであります。
お茶はカモミールティーを飲むそうですよ。なんだかどれもおいしそうですね。
中国の離乳食は、やっぱりおかゆ!
via www.photo-ac.com
中国の離乳食開始時期は4カ月~6カ月頃。「赤ちゃんの首が座ったら」とされています。
日本と同じように、ドロドロにしたおかゆからはじめます。
トッピングに、お肉で作ったデンブを乗のせたりします。中国でベビーフードとして売られているのは、ほとんどがおかゆやオートミールに味や栄養素が添加されたものです。
日本と同じように、ドロドロにしたおかゆからはじめます。
トッピングに、お肉で作ったデンブを乗のせたりします。中国でベビーフードとして売られているのは、ほとんどがおかゆやオートミールに味や栄養素が添加されたものです。
インドの離乳食はやっぱりカレー?
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インドでは生後5〜6カ月頃に離乳食を開始します。
もちろん刺激の強いスパイスの入ったカレーなどを離乳食にはしていません。
最初は豆をドロドロにしたおかゆのようなものや茹でた野菜、米のおかゆなどです。
米のおかゆは味のないものではなく、ミルクでインディカ米(細長い米)を茹で、砂糖やサフランなどを加えます。
生後8カ月を過ぎる頃の離乳食にはクミンやターメリックなど、体を温めるために辛くないスパイスを徐々に入れていき、1歳頃には辛いスパイスの入ったカレーも食べるようになるそうですよ。
もちろん刺激の強いスパイスの入ったカレーなどを離乳食にはしていません。
最初は豆をドロドロにしたおかゆのようなものや茹でた野菜、米のおかゆなどです。
米のおかゆは味のないものではなく、ミルクでインディカ米(細長い米)を茹で、砂糖やサフランなどを加えます。
生後8カ月を過ぎる頃の離乳食にはクミンやターメリックなど、体を温めるために辛くないスパイスを徐々に入れていき、1歳頃には辛いスパイスの入ったカレーも食べるようになるそうですよ。
フィリピンの離乳食は進み方が早い!
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フィリピンも生後6カ月頃から離乳食を開始します。
最初はシリアルやおかゆなどの炭水化物とりんごやパパイヤ、バナナなどのフルーツからはじめますが、この後が早いんです!
2週目にはおかゆに肉や魚、野菜を入れ、3週目にはすでに塩味を、4週目にはニンニク味までつけてしまうそうです。
生後10か月になる頃には、もうなんでも食べていいとのこと。
早くから味付けをして多くの食材を食べることによって、好き嫌いのない子にするようです。
最初はシリアルやおかゆなどの炭水化物とりんごやパパイヤ、バナナなどのフルーツからはじめますが、この後が早いんです!
2週目にはおかゆに肉や魚、野菜を入れ、3週目にはすでに塩味を、4週目にはニンニク味までつけてしまうそうです。
生後10か月になる頃には、もうなんでも食べていいとのこと。
早くから味付けをして多くの食材を食べることによって、好き嫌いのない子にするようです。
日本のママももっと気楽に!
多くの国では、手作りより安全性・栄養が高いと瓶詰めのベビーフードがほとんどだったり、特別なものではなく、大人の食べるものをちょっと柔らかくしたりするだけの離乳食も多くあります。「離乳食」という概念が特にない国もあります。
国によってさまざまな離乳食。あまり難しく考えず、気楽に赤ちゃんと離乳食を楽しめるといいですね。
国によってさまざまな離乳食。あまり難しく考えず、気楽に赤ちゃんと離乳食を楽しめるといいですね。