はじめて「女の子育児」をされている方には、「女の子ならではの育児方法があるのか? 」「注意する点はどんなことか? 」など、知りたいことがたくさんあるでしょう。そこで参考になるのが育児本です。今回は、女の子の育児に特化した「女の子の育児本」を4冊紹介します!
育児本を読むメリット
筆者も、第1子の女の子出産にあたって、はじめてのことに戸惑うばかりでした。周りの友人に結婚・出産している人がおらず、子育てに具体的なイメージが持てなかったからです。そこで、育児書を買ったり借りたりして、試行錯誤しながら育児をしています。
私が子育てをする上で強く感じている育児書を読むメリットは、次のとおりです。もちろん、育児書がすべてではありませんが、困った時に頼れる存在として、1冊は手元に置いておくのがおススメです。
だいたいの「目安」が分かる
ただ、育児本に書かれている内容はあくまで「基準」です。個人差も大きいので、育児本通りに進まなくても大丈夫。比べてしまって悩むことがないように注意が必要だと思います。
当たり前のことを教えてくれる
離乳食の進め方を教えてくれる
家族に子育ての方法を共有できる
小さい頃のお世話はもちろん、自我が芽生えたあとの接し方についても、夫婦で読むことで方向性を考えるきっかけになります。
育児本の主な種類
具体的には、
・はじめての育児に必要な情報が網羅されている
・毎月・季節ごとに発行される雑誌
・離乳食の進め方に特化している
・教育方法に特化している
・心の育て方に特化している
・性別に特化している
などの種類があります。
女の子を育てるのに役立つ育児本の選び方
女の子向けに特化した育児本の特徴としては、心の発達や思春期など、「性別による違い」が顕著になる時期についてのフォローが手厚いこと。子どもが小さいうちはあまり性差が気にならないかもしれませんが、自我が出てくると、どう接すればいいのか悩む場面が増えてきます。そんなときに、女の子の育て方の道筋を示してくれる育児本を手元においていれば、不安に思うことが少なくなります。
本屋さんに行くと、さまざまな女の子向け育児本が販売されていますが、役立つ本と出会うコツは子育ての悩みに応じて選ぶこと。
例えば、
・育児の方法の基本的なことを確認したい
→女の子育児について、幅広く網羅されている1冊
・頭のいい子に育ってほしい
→学力を上げる教育法や語りかけに触れられている1冊
・父親にも積極的に育児に参加してほしい
→パパ向けの記述もある1冊
という具合です。
また、忙しい中で読む本ですから、自分にとって「読みやすい」と感じる本を選ぶのも大切です。文字の大きさや言葉の雰囲気、イラストの量などを見比べて、ストレスなく読める1冊を選ぶと良いでしょう。
次の項目から、オススメの女の子育児本をご紹介します。
女の子の育て方 「愛され力」+「自立力」=「幸福力」
著者 :諸富 祥彦
出版社 :WAVE出版
具体的に分かりやすく、女の子育児のポイントを押さえている本書は、はじめて手にする育児本としてぴったりです。「優しくて、賢い子になるラブ&ハッピーな子育て術!」をテーマに書かれている本書では、女の子育児においての目標を大きくふたつ掲げています。
ひとつは、「愛し愛され、幸せな恋愛や結婚をして、幸せな家庭を築ける力」、つまり「愛され力」。もうひとつは、「もし結婚してなくても、自分で生活でき、生きがいを持って日々の仕事に取り組んでいけるキャリア力」、つまり「自立力」。
このふたつの力が合わさったものを「幸福力」と呼び、この幸福力を育むために必要なことが、わかりやすく書かれています。自己肯定感を高めてあげるためにも、大切な考え方が詰まっています。
0歳~15歳までの両親を対象に、しつけの基本から学力の伸ばし方、思春期の乗り越え方まで網羅されているので、子どもの成長に合わせて何度も読み返したくなる1冊です。
『0~6歳 はじめての女の子の育児』
著者 :関 和男 (監修)・善方 裕美 (監修)
出版社 :ナツメ社
0〜6歳の出産直後から小学校に上がるまでの女の子の育児方法が、イラストや写真を使ってわかりやすく書かれている百科のような育児書です。初めての育児に対しての不安が大きく、教科書のような育児書を探している方にはピッタリの本です。3歳までを対象にした育児本も多くありますが、この本は就学前まで網羅しているのでお得感があります。
子どもの発達や成長の目安、おむつ替えや沐浴などの赤ちゃんの毎日のお世話の方法から、母乳のこと、予防接種&かかりやすい病気のこと、産後のマネープランのことまで、実際にすぐに役立つ情報がたくさん詰まっています。
月齢別の詳しい育児方法が写真とイラストでわかりやすく説明されていますので、時間がない育児の合間にさっと取り出して目を通せるのもポイントです。
『女の子が幸せに育つパパの習慣』
著者 :清水 克彦
出版社 :PHP研究所
パパにとっては、女の子育児は異性の育児。父親としてどんなふうに育児にかかわっていけばいいのか、女の子の気持ちを理解してあげられるのかなど、戸惑うことも多いのではないでしょうか?そんなときに参考になるのが、女の子育児について、パパ向けの目線で書かれている本書です。
「父娘関係を良好に保つために必要なこと」をはじめ、「折れない心を作る、パパの強さとひたむきさ」など、パパがすぐに実践できる女の子育児の60のアドバイスが具体的に書かれています。
女の子育児に初チャレンジするパパにも、パパに育児にかかわってもらいたいママにも、オススメの一冊です。
『女の子の学力を大きく伸ばす育て方』
著者 :江藤真規
出版社 :すばる舎
2人の娘を東大に上げた経歴を持つ著者が、学力を伸ばす女の子の育て方を伝授している本です。どのように豊かな学習経験をさせてあげるか悩んでいる、というパパママにおすすめです。
文系、理系、どちらも万遍なくできるという女子を目指し、図鑑や立体パズルなどを日常に取り込むなど、幼児期から取り組めることが具体的に書かれています。鍵は、10歳までの「好奇心を全方向に広げる体験」!本書を読むと、早速子どもと一緒に実践してみたくなるはずです。
この本で女の子ならではの「学力を大きく伸ばす育て方」を学んでみてはいかがでしょう。
育児本を活用して、子どもをすくすく育てよう
子育てに迷いやとまどいはつきものですが、男の子、女の子、それぞれ赤ちゃんの性別によっても、対処方法は変わってきます。はじめての女の子育児で迷ったときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。