他のパパはいったいどんな風に子育てに関わっているの? 未就学児の子どもを持つ4名のパパに参加してもらった、Chiik!座談会。今回はどんな子どもになって欲しいか、そのために気をつけていることや通わせている習い事、家庭内での心がけなどを伺いました。
赤坂のキッズスペース付コワーキングスペースでパパ4人集合!
西田さん:東京都江戸川区在住、2歳半の男の子(保育園)と4カ月の女の子の4人家族。毎週外遊びに連れていくアクティブパパ。
石原さん:東京都世田谷区在住、1歳の女の子(保育園)の3人家族。共働きで育児にもしっかり参加するイクメンパパ。
田中さん:東京都23区在住、5歳(幼稚園)と1歳の男の子の4人家族。親子で史跡めぐりや科学館に通う論理的パパ。
佐藤さん:東京都江東区在住、3歳の男の子(幼稚園)の3人家族。トライアスロンを始めたい!という早寝早起きのスポーツマンパパ。
(全員仮名、以下敬称略)
「都内在住パパの本音!座談会」第1回はこちら
パパと子どもの関わり方と遊び方のリアル~「都内在住パパの本音!座談会」第1回 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
やりたいことができたときに、それが叶えられる基礎作り
西田:妻とたまに酒を飲みながら話しますが。これからは自分達の常識は通用しない時代だろうから、自分で考えて切り開ける子になってほしいですね。好きになったものはやらせてあげたいと思います。
石原:とにかく幸せになってほしいですよね。幼いうちに愛情を注ぐのも重要だといわれるので、今かわいがっておけば、まっすぐないい子に育ってくれるかな、と。人格の基礎、性格は一番重要じゃないですか。
佐藤:いろいろチャレンジしてほしいです。子どもは自分とは別の人間。僕らは先に死んでいくし、子どもは子どもの人生。彼がどういう人生を歩むか、何を選択するかも彼次第だと思います。
田中:突き詰めればバランスよく、なんですが、何かやりたいと思った時に、そうするために逆算して積み上げて考えていける子になって欲しい。それが習慣になれば夢も叶うし、日々の問題にも冷静に対処できるかな、と。そこだけは意識的に鍛えて、アドバイスもしたいという思いはあります。実際じゃあ何をしたらというとよくわからないですけど。
ロジカルとメンタルの両輪をトレーニングすることが重要ですね。おけいこごとも、どちらかじゃなくて両方必要です。でも習い事はツールかなと思います。結局は、いいコーチに出会えるかどうかなんですよね。
自分の経験に基づいて考える、未来に必要なスキル
石原:これからの時代、他人に依存して、どこかにしがみいていれば安全という時代ではないし、会社は器でしかない。お金も人も集まりやすいので、起業もしやすいです。少なくとも自分の力で自立して、食べていけるようにはなってほしいですね。それには、ITリテラシーや経営の金融的な観点やグローバルな意識、特に数学と英語はすごく重要だと思います。
女の子なので、プログラミングを勉強させるのはどうなんだろうと悩んだり、いや、意外とチャンスがあるかもと揺れたり…。自分がどんなものが好きかの判断くらいはできるように育ってほしいとは思うものの、まだ1歳なので何に適性があるかもわからないのですが、興味を示すことはやらせてあげたいので、機会を与えるのは親の責任かなと思います。まずは一通りはやらせてあげたいです。
田中:フィジカルな理由から、英語と水泳を1歳から習わせています。英語は耳のためにいいんじゃないかという仮説、プールは体力をつけるためです。基本的には強制で、10歳までは辞めるのは認めない、たとえ嫌がっても続けさせる方針です。実際に行くところは妻が選びましたが、提案は僕からでしたね。英会話教室の教材の単語カードを見せたりとかもしています。基本的に、本人がやりたいことはやらせてあげたいです。
佐藤:我が家もスイミングと英語は習わせていますね。スイミングはいざというとき命を守るためにもなりますし。英語も必要かな、と。プログラミングも授業にも入ってきますよね。僕らの世代では学校で学ぶイメージはないので、機会は作ってあげたいです。
西田:自分を振り返ると、英語ができていたら、たったそれだけのことでもっと仕事が広がったかなと思うシーンは多々ありました。通勤時に一生懸命英語を聞くなどかなり頑張ったつもりだけど、どんなに勉強しても帰国子女にはかなわない。ほかのスキルは好きになれば、大人になってからでも本気で取り組めばできるものの方が多いと思っていますが。保育園のプログラムに民間の英会話教室が入っているのですが、皆さんのお話を聞くと本人が興味もったことを一緒に踏み出すことをもっと意識していきたいと思います。
パパの家庭内の取り組みや心がけ
佐藤:妻が怒ったら、自分はそのフォローをするようにすること、妻の悪口は子どもに言わないようにしています。自分の子どもの頃を振り返ると、親が一番偉い存在で、親を通して社会を見ていたので、矛盾がないように、家の中の両親像はちゃんとしたいと思っています。
田中:子どもたちとの人間関係がうまくいくように、子どもに細かいことは言わず、好かれることを意識してしまっているかもしれませんね。ある意味責任は放棄して、しつけは妻に任せっきりです。妻は細かくいう方というのもありますが、外で遊んでいても、僕は言わなさすぎて近所のおばちゃんに怒られてしまうくらいです。妻はストレス抱えているかもしれません。
西田:言った約束は守れる子になって欲しいので、こちらも気をつけているのは、ささいな約束でも守ること。「パパは10時には仕事やめて遊ぶよ」って言ったらちゃんと守るとかですが。
子どもが生まれてから、親に自分のときはどうしていたの?なんて聞けるようになりました。興味を持ったものは、なんでも、話を流さずに聞いてあげていたそうです。結果、自由研究もみんなが工作選ぶ中、私は研究をしていて、それが前職の仕事にもつながっています。子どもにも、なんでも興味を持てるようになってほしいし、そのための基本的な姿勢を育てたいですね。
石原:大げさなリアクションをしながら、喜怒哀楽を豊かにして接するように気をつけています。親の前に来て、どやーってキメ顔をしてつかまりだちをしたら、大げさに褒めてやる。ちらっちらっと、親の反応をよく見ているので無視しないこと。褒めることでやる気を育てるように心がけていますね。
最後に
第3回の最終回はパパの子育てに関する悩みや疑問、またどういう情報を知りたくてそれをどう家庭内でシェアしているかまで伺っています。