ハロウィンに比べると日本では知名度が高くないThanksgiving Day(感謝祭)。でもアメリカではハロウィンよりも大切な記念日として国中でお祝いします。そんなサンクスギビングデーを英語の絵本で学んでみませんか?おすすめの5冊を厳選紹介します。
短いのですぐ読める!英語知育にも有用な一冊
著者 :Eric Hill
出版社 :Warne
体に斑点のあるかわいい犬 Spot は、アメリカの人気絵本シリーズのキャラクターです。
Spot が家族と一緒に過ごすサンクスギビングデーを描いたこの絵本は、作画がとても愛らしく、文章の英語もシンプルなので、英語知育の絵本としても効果的に使えます。
パンプキンパイを焼いておもてなししたり、家族でプレゼント交換をしたり……アメリカの典型的なサンクスギビングデーの様子がわずか10ページに収められています。
子どもが絵本の世界を楽しみつつサンクスギビングデーの雰囲気を知るにはぴったりの一冊です。
おなじみ「おさるのジョージ」が大活躍する感謝祭!
著者 :H. A. Rey
出版社 :HMH Books for Young Readers
「Curious George」は日本でも「ひとまねこざる」「おさるのジョージ」として有名なキャラクターですよね。
ジョージはなんでもまねしたがる好奇心旺盛なおさるさん。
この一冊では、ジョージの行動を通して、アメリカのサンクスギビングデーがリアルに再現されています。
パレードに参加したり、ホームパーティーの準備を手伝ったりとジョージが大活躍!
使われている文章には中学、高校で習う英語が含まれている部分もあるので、パパママがかみくだいて説明しながら読み聞かせてあげるといいですね。
スーパーキュートな「ビスケット」の世界にようこそ!
著者 :文 Alyssa Satin Capucilli, 絵 Pat Schories
出版社 :HarperFestival
犬のBiscuitも、Spotと同じくアメリカで大人気のキャラクターです。
Spotが擬人化されて人間のように行動するのに対して、Biscuitは純粋に飼い犬として描かれているのが特徴です。
Biscuitと飼い主の会話がたくさんでてきますが、Biscuit は「Woof, woof !」とほえるだけ。
パーティーの飾りにいたずらしてしまう様子や玄関先でゲストにはしゃぎながら飛びつく様子など、「うちの犬もやるなあ、こういうこと!」と同感しながら読み進めることができますよ。
主人公のBiscuitがとにかくキュートなので、英語の文章がよくわからなくても楽しむことができる一冊です。
コミカルな作画が楽しい絵本
著者 :文 Natasha Wing, 絵 Tammie Lyon
出版社 :Grosset & Dunlap
サンクスギビングデーの前夜から当日にかけて、アメリカの一般的な家庭はどんな過ごし方をするのかがわかりやすく描かれています。
子どもたちがベッドのなかで見る夢は、ステージでダンスを踊っているこんがり焼けた七面鳥のもも肉!
この楽しい描写で、子どもは一気に絵本の世界に吸い込まれます。
あとはジェットコースターのように物語が展開し、パーティーの準備、たくさんの親戚との楽しいひととき、おいしい食事の時間などがコミカルな作画で丁寧に描かれています。
対象年齢が「(アメリカ人の)4歳から8歳」とされていることからもわかるように、ある程度の英文が理解できるお子様向け。
もしお子様がお話が全て理解できなくても、親子で楽しい物語の雰囲気を感じるに十分お勧めできる絵本です。
素晴らしい作画を堪能できる傑作
著者 :文 Julie Markes, 絵 Doris Barrette
出版社 :HarperCollins
サンクスギビングデーをむかえる子どもたちが、身の回りのあらゆるものに感謝をしていくというとてもシンプルなお話です。
七面鳥、パイ、庭の落ち葉、音楽、ダンス、犬、猫、パパ、ママ、家族……。
「自分の命を支えてくれるすべての存在に感謝しよう」というサンクスギビングデーの意義がわかりやすく描かれています。
この絵本の最大の魅力は作画です。
イラストレーターのドリス・バレットは、絵本やアニメーションの世界では定評のある作家のひとり。
丁寧な描写と幻想的な色彩感覚にあふれた絵は、子どもたちの想像力をたくさん刺激してくれる力をもっています。
英語絵本を通じて異国文化にどんどん触れよう!
子どもが異国の文化を学ぶ教材として絵本は最適です。
ご紹介したもの以外にも、サンクスギビングデーを主題とした美しい作品がたくさんあるのでぜひ手にとってみてくださいね。