小学校3年生、4年生になってくると、さまざまな教科の勉強が難しくなってきますよね。算数でも特につまずきやすい「割り算」。学校で割り算の勉強に入る前に、割り算はどういったときに必要なのか、どういう仕組みなのか、といったことをご家庭や生活の中で予習してみませんか?
ものを「分ける」作業をするときに
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そもそも割り算とは、今あるものを同じ量や数に「分ける」というところからはじまりました。お水を飲んだりおやつを食べる際に、今いる人数や家族の人数で同じ量に分けることを実際に体験するとわかりやすいかもしれませんね。子どもたち同士でジュースを分け合ったりお菓子を分け合ったりするときが、一番身近な「割り算」かもしれませんね。
クッキーやキャラメルなどを使って説明
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では実際に子どもたちと一緒にやってみましょう。おやつにクッキーやキャラメルなどを用意したときには、まず全体の個数、分け合う人数を確認します。まずは一人一人に一枚ずつ手渡して行く方法がわかりやすいかもしれませんね。
(全体のクッキーの数)÷(人数)=(一人当たりのクッキーの枚数)という式が成り立ちます。このとき、余ったクッキーがあれば、「あまり」の出る答えになります。
(全体のクッキーの数)÷(人数)=(一人当たりのクッキーの枚数)という式が成り立ちます。このとき、余ったクッキーがあれば、「あまり」の出る答えになります。
割り算の前に習う、「掛け算」を使って
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割り算を習う前に、九九の暗記や掛け算を習いますよね。現在では掛け算を使って割り算を教える小学校も多いのだそうです。「割り算は掛け算の反対なんだよ」と声をかけてあげることによって、子どもたちの混乱も少し和らげることができるかもしれませんね。
例えばおやつを分けるときに、12枚のクッキーを4人で分けると、何枚ずつ食べられる?という問題では、計算式が12÷4=3になりますが、割り算は掛け算の逆算なので、問題の中の数字を入れ替えて、4(人数)×?(食べられる枚数)=12 というふうに置き換えると、答えが求めやすくなりますよね。
最初は割り切れる計算を前に習った九九や掛け算を使って、おうちでも学習することができます。
例えばおやつを分けるときに、12枚のクッキーを4人で分けると、何枚ずつ食べられる?という問題では、計算式が12÷4=3になりますが、割り算は掛け算の逆算なので、問題の中の数字を入れ替えて、4(人数)×?(食べられる枚数)=12 というふうに置き換えると、答えが求めやすくなりますよね。
最初は割り切れる計算を前に習った九九や掛け算を使って、おうちでも学習することができます。
何個ずつ分けると、何人に分けられるか?
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割り算では、12個あるりんごを2つずつ分けると、何人に分けられるでしょうか?という問題も出てきます。文章問題では分かりにくいことが多く、よくわからなくなってしまう子どもたちも多いようです。
「12個の飴玉を2つずつ配ると、何人分用意できるか」ということなのですが、目の前で等分するおやつに比べて、実感が湧きづらいのかもしれませんね。一袋の飴玉を「2つで1人分」とし、何人分(何回分)作れるか、実際にやってみるのもいいでしょう。
また、これも掛け算を用いて計算することもできますから、一度手で分けたあとに数字を入れ替えて、問題を出してみるのもいいですね。
「12個の飴玉を2つずつ配ると、何人分用意できるか」ということなのですが、目の前で等分するおやつに比べて、実感が湧きづらいのかもしれませんね。一袋の飴玉を「2つで1人分」とし、何人分(何回分)作れるか、実際にやってみるのもいいでしょう。
また、これも掛け算を用いて計算することもできますから、一度手で分けたあとに数字を入れ替えて、問題を出してみるのもいいですね。
小数点や分数を使った割り算になる前に
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掛け算は九九の暗記さえ終わってしまえば、文章問題でつまずくことはあまりなかったのではないでしょうか。割り算は、文章の読解力と掛け算の逆算、そしてあまりのでる答えでは、足し算、引き算を用いることになり、かなり複雑になってきます。いずれにしても、それまでの基礎がしっかりと身についていなければ、確実につまずいてしまいやすいポイントでもあります。算数が苦手なお子さまが、もし割り算でつまずいていたら、少数、分数の割り算に入る前に、その前の基礎をもう一度見直してあげてみてくださいね。
家庭でもできる割り算の予習・復習を体験で
いかがでしたか。小学校の算数でも特につまずきやすいと言われている「割り算」。おうちでできる、割り算のしくみの学び方を少し紹介させていただきました。九九や掛け算も必要になってくる割り算の練習。苦手だな……と感じる前に、意味や仕組みを学ぶことによって、子どもたちが新しいことを学ぶときのハードルが低くなってくれるかもしれませんね。