冬から春への風景の変化に子どもが興味を示したら?そう、絵本の登場です!植物の成長にまつわる話を描いた絵本で子どもの好奇心を刺激しましょう!実際に見て触れて、絵本で確認する「繰り返し」は、記憶の定着を促し、言葉の成長にも繋がるはずです。
植物の成長がわかる絵本の楽しみ方
色、形、手ざわり、匂いなど、植物の成長とともに学べる言葉はたくさん。言葉を話す前や話し始めの子どもでも早すぎません!五感を使って言葉をインプットしておくのはとても大切なことです。
それでは、植物の成長がわかるおすすめの絵本を紹介します。
「たんぽぽ (かがくのとも絵本シリーズ)」
著者 :平山 和子(文・絵)/北村 四郎(監修)
出版社 :福音館書店
見開き4ページで描いているたんぽぽの根の長さには、思わず大人も子どもも驚かされることでしょう。また、天気の違いによる花の開き方などたんぽぽに関する豆知識も満載です。筆者の息子は、この絵本がきっかけで、たんぽぽの微妙な変化にも目を向けるようになりました。
「すみれとあり(かがくのとも絵本シリーズ)」
著者 :矢間 芳子(作)/森田 竜義(監修)
出版社 :福音館書店
散歩の途中、すみれを見つけたら、周りにありもいないか探してみてください。ありの動きに夢中になると、子どもはなかなかその場所を離れてくれなくなってしまうかもしれませんが、一度時間を作って満足するまで観察させてみましょう。
絵本で知ったことと現実が重なったときの子どもの満足度はとても大きいです。
「ポットくんとミミズくん(かがくのとも絵本シリーズ)」
著者 :真木 文絵(文)/石倉 ヒロユキ(絵)
出版社 :福音館書店
この絵本を読んだ後に子どもがミミズを見つけてきても、できれば嫌な顔をしないようにしてあげてくださいね。せっかくの機会なので、植物とミミズの関係の会話に広げていきましょう。
「いちご (幼児絵本シリーズ)」
著者 :平山 和子(作)
出版社 :福音館書店
「絵本」と「観察」で子どもの興味をふくらまそう!
外で植物の芽を見て、家でその植物についての絵本を読み、また外へ……。そして、植物の成長の過程で、また絵本を読んで、実際の植物を観察。絵本を読んで終わりにするのではなく、親子で植物を見たり、育てたりしながら、子どもの興味や好奇心を育んでください!植物の成長とともに、子どもの言葉の力もぐんと成長するはずです。