おうち知育としても人気が高いのが、木のおもちゃです。材料に木を使ったものは昔から子ども用玩具として愛用されてきました。これから子ども用に選びたいと思っている方は、おもちゃに使われる木の材料の種類と特徴を覚えて、適切なものを選んでみましょう。
主な木材の種類
【ナラ】
ブナ科の木で、高級家具の材料としても使われている高品質な素材です。
【ブナ】
加工後に曲がりやすいという性質を持っているのが特徴で、ささくれができにくいといった特性もあります。そのため、ブナは木製玩具に多く用いられているようです。
【トチ】
乾燥により割れやすいという特性があるものの、キレイな杢目が出るのが特徴の木材です。
【ホオ】
刃物が当たっても刃を傷めないという性質から、木製玩具だけでなくまな板にもよく使われています。
どんなおもちゃに何の木が使われているの?
トチとブナは白い素材(白太)でもあるため、木製玩具の色を分けるために利用される場合もあります。
代表的な木製玩具・積み木
ドイツの木製玩具、セレクタ社、ネフ社のホルツコレクションも人気があります。子どもにも優しい天然のコーティング剤の蜜蝋を採用したり、カエデの木を用いるなど材料にもこだわって作られています。
ほかにもスイス、デンマーク、フィンランド、ノルウェーでも良質な材料を使った木製玩具が多く流通しています。子どもに木のおもちゃを買い与えたい場合は、海外製もおすすめです。
木製玩具に適した素材の長所・短所
ブナ材が一番適していますが、高級素材のため量を求めるとコストがかかります。一方、桂は加工がしやすく、癖が少ない材料です。桐は軽く調湿作用があります。
市場で手に入りやすい杉は、軽量かつ繊維の方向に裂けやすく、低価格。またホームセンターで販売されているSPF材は、素材にマツ科の3種の木材が使われており、安価で手に入るものの、節や反りが出やすく扱いにくいことを覚えておきましょう。