子どもにとって楽しいはずの保育園や幼稚園ですが、朝、突然に「行かない」と拒否されて困ったことはありませんか?子どもの登園拒否にはさまざまな原因が考えられます。どんな時に行きたがらなくなるのか、またその対処の仕方について紹介します。
意外と気づかない弟や妹への嫉妬
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登園拒否以外に何か気になる行動はありませんか?弟や妹が生まれたばかりだと、急に赤ちゃん返りしていつも以上にスキンシップを求めたり、ご飯をこぼしたりしてママの気を何とか自分に向けようとすることがあります。
そんな時は赤ちゃんの頃の写真やビデオを見せてあげながら、どんなにママが愛情を注いできたか、また、弟や妹はママの愛情を独り占めすることはできないということを優しく教えてあげましょう。
保育園や幼稚園のイベントは関係していない?
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保育園や幼稚園には、運動会や劇やお遊戯の発表会などさまざまなイベントがあります。ある時期を境にして急に登園拒否をするようになった時は、園の行事予定なども確認してみましょう。大人には何でもない行事が子どもにとっては大きな負担となることもあります。
何がどうして嫌なのかを優しく聞いてあげて、対処法を一緒に考えてあげましょう。失敗したくない真面目なお子さまに多いので、完璧主義ではなく、できないこともあるというスタンスで話をしてあげてください。
大人と同じで長い休み明けは登園したくない
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ゴールデンウィークや夏休み、お正月明けなどは、大人でも仕事に行くのがとても億劫になります。学生や社会人でさえ五月病にかかってしまうのですから、楽しいことばかりが続いた後の子どもにとってはなおさらのこと。そんな時には叱るのではなく、「ママもとてもめんどくさいけど明日から○○を頑張るわ」といった風に話をして、子どもと一緒に努力する姿を見せてあげましょう。
お友だちや先生とのトラブルはない?
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子どもはとても純粋で傷つきやすいもの。先生やお友だちの何気ない一言に深く傷ついてしまうこともあります。かたくなになってしまうことで相手の関係を修復できずに悩んでしまうことだってあります。
毎日先生とやり取りをしている連絡帳に加えて、園での様子に変化がないか、家庭ではこんな様子だ、ということを密に連絡を取り合っておくことが必要です。クレームではないので、様子を聞くために園に電話してみるのもひとつの方法です。
園でのスケジュールについていけてる?
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園には、小学校のような授業時間は決まっていないものの、お昼寝の時間やお弁当の時間、先生のお話を聞く時間など大まかな枠で区切られたタイムスケジュールがあります。「時間がどうしても守れない」「作業が著しく遅い」「先生の話をきちんと聞けない」などを原因として注意される回数が多くなると、どうしても園から足が遠のいてしまいます。
本人の個性や特性によって努力だけでは改善できないこともあります。そんな時は早めに園に相談し、必要があれば関係機関の協力も得るようにしましょう。
登園拒否は子どもの立場にたって考えてあげよう
朝の忙しい時間帯に、子どもが保育園や幼稚園に行くのを渋るとママはイライラしてしまいます。でも、ただ駄々をこねたり、甘えたりしているのではなく、子どもには子どもなりの理由があるという前提で、まずは優しく話を聞いてあげましょう。子どもとの間で問題が解決できない時は、園や関係機関と連絡を取り合うのも大切なことです。