食育の一環として「親子でクッキングを楽しみたい!」というパパママは多いのではないでしょうか。しかし、一般的なレシピ本を見ながら子どもと料理をするのは中々大変なもの。そこで今回は、子どもとのクッキングが簡単に楽しくできるレシピ本を5冊紹介します。
親子で料理をすることで得られるメリット
五感を刺激するので脳の発達を促す
また最後まであきらめずに料理を完成させることで、達成感も感じられます。
ドレッシングを作るために調味料を混ぜたり、野菜を手でちぎったりといった簡単な作業でも、子どもにとっては多くの発見と学びがあるのです。
手洗いをしっかりさせ、安全確認をしながら食材・調味料・調理器具に触れさせてあげましょう。
好き嫌いの改善につながる
例えば人参が苦手な子の場合、子どもの好きな形に型抜きさせてあげるだけで、食べられるようになる場合も。
食材や料理に感謝の気持ちを持てる
調理中、子どもから「この野菜はどうやってできたの?」「ソーセージって何のお肉なの?」といった質問が出たときは、食育のチャンスです。少々面倒かもしれませんが、きちんと教えてあげましょう。
小さい子でも肉・野菜・穀類など、すべての食材は多くの人の手によって作られ、運ばれて来ていることを理解できるはずです。
ママも発見がある『子どもと一緒にお料理しましょ!』
著者 :上田 淳子
出版社 :文化出版局
「3歳からのお手伝い」とあるように、未就学の子でも作れるレシピと、それに合わせた作業手順が分かりやすく書かれています。
「包丁はいつから使わせるか」「電子レンジは幼児でも使えるのか」という疑問もこの本を見れば解決。無理なく楽しめるように、3歳・5歳・7歳・9歳と発達に合わせた調理に挑戦できる点が嬉しいポイントです。
3歳でも「ロールサンドべんとう」「ビビンバ風ごはん」などを作ることができます。主食を作ることで、子どもが達成感と自信を得ることができるでしょう。
料理の基本「計量」について勉強できるページもあります。
包丁を使わない『平野レミのおりょうりブック 』
著者 :平野 レミ(文)、和田 唱(絵)、和田 率(絵)
出版社 : 福音館書店
火も包丁も使わないレシピ本です。
幼児が1人で作ることを前提に書かれており、簡単かつ短い作業工程で軽食・おやつが完成します。
パパママと一緒なら2歳からでも挑戦できるでしょう。
バナナをスプーンで切る、ホイップクリームはタッパーに入れてフリフリなど、子どもが喜びそうなユニークな表現と斬新な調理法がいっぱい。
材料は「冷蔵庫にあるもの」ばかりです。子どもが「お料理したい」と言ったらすぐに作れる手軽さもポイント。
2歳から作れる『子どもと作る! かんたんクッキング』
編集 :いただきます ごちそうさま編集部
出版社 :メイト
調理をきっかけに子どもが食に興味が持てるように、安全に楽しく簡単に作れるレシピ本です。材料も準備する器具も少なめなのがクッキングデビューにぴったり。2歳児から作れるレシピもありますよ。
どの料理にもカロリー・アレルギー食材・対象年齢が書かれているので、子どもが集まるイベントのメニューにもおすすめです。
包丁の使い方・食事のマナー・あとかたづけなど、「調理の基礎知識」を子どもに分かりやすく伝える方法も書かれています。
絆を深める『レッツ! なかよしクッキング』
編集 :『灯台』編集部
出版社 :第三文明社
はじめて料理をする小さな子どもでも達成感が味わえる、「主役級のおかず」レシピが45品掲載されています。
ボリューム満点の「オムライス」、定番人気の「グラタン」、野菜嫌いの子におすすめの「ミネストローネ」など、栄養と子どもの嗜好を考えたメニューがたくさん!
下準備・調理器具・野菜の切り方など、0からのスタートを念頭に置いた分かりやすい内容です。料理が苦手なパパママでも子どもと一緒に楽しく学ぶことができます。
『子どもクッキング ママと作る休日の朝ごはん 』
著者 :葛恵子
出版社 :講談社
〔初級〕スクランブルエッグ
〔中級〕パンケーキ
〔上級〕牛丼
といったように、調理の難易度や使う器具の多さによって難易度が分けられているので、子どもの発達段階に合わせてレシピを選べます。
もちろん調理経験のない子がパパママと一緒に上級メニューに挑戦してもOK。用意する材料や調理手順が写真で掲載されているので、子どもでも読みやすくて分かりやすいです。
親子クッキングで親が1番心配なのが「火傷」「包丁による怪我」ではないでしょうか。
本書の注意書きは「子ども目線」の台所の危険を大人に教えてくれる内容になっており、コンロに鍋を置く際の持ち手の位置、使わないときの包丁の置き場所など、「子どもが怪我をしないように」細かく説明されています。
親子クッキングでたくさんお話しよう
食材や調理器具についての質問、お友達のこと、幼稚園・保育園のことなど、いつも以上に饒舌に子どもはお話するかもしれません。それを可能な限り聞いて答えてあげることで、子どもは愛されていると実感できることでしょう
親子クッキングが子どもと向き合うきっかけになったら素敵ですよね。