小さいお子さまは、あっという間に新しい言葉を吸収します。そのため、正しく美しい日本語を聞かせることはとても大切です。そんなとき役立つのが古典。中でもおすすめなのが俳句です。そこで今回は、お子さまにもわかりやすい俳句の絵本をご紹介します。
子どもの発想力を促す
著者:村井 康司(編)、とくだみちよ(絵)
出版社:岩崎書店
このシリーズのポイントは、解説ページが折り込みになっているところ。解説を見ずに自由な解釈で楽しむこともできますし、解説を見て意味をかみしめながら読むこともできます。
お子さまの自由な発想力や想像力を促すのにも役立ちそうですね。
思わず口ずさみたくなるフレーズがいっぱい
著者:齋藤孝(編)、江口修平(絵)
出版社:草思社
古典の名文を音読することは、国語力をアップさせる効果があるといわれています。
子どもはリズミカルな文章が大好き。俳句の5・7・5のリズムはお子さまの耳に心地よく響きます。
何度も読んでいるうちに、俳句を口ずさみたくなるかもしれませんね。
ユーモラスなイラストで俳句を身近に
著者:松尾芭蕉(俳句)、丸山誠司(絵)、長谷川櫂(選句解説)
出版社:講談社
解説は芭蕉研究の第一人者として有名な長谷川 櫂氏。彼ならではの深い視点で語られる解説は、一般的な解釈とは一味違います。
お子さまだけでなく、パパママも一緒に楽しめる絵本です。
語彙力を広げるのにおすすめ
著者:皆川明(絵)、谷川俊太郎(文)
出版社:クレヨンハウス
小さなうちから俳句のリズムに親しむことで、古典が身近に感じられるかもしれません。またリズミカルなフレーズは、小さなお子さまの興味を引きます。言葉を覚えはじめのお子さまの語彙力を広げるのにもぴったりな絵本です。
俳句の意味を分かりやすく伝える
著者:西本鶏介(編・文)、清水耕蔵(絵)
出版社:鈴木出版
この絵本では、俳句に読まれている情景をそっくりそのまま絵で表現。絵を眺めながら俳句を聞けば、お子さまでもその意味を理解できるよう工夫されています。
パパママも、「この俳句ってこんな意味だったの?」と新たな発見があるかもしれません。
俳句の絵本で美しい日本語を堪能
今回ご紹介した絵本は、どれもお子さまが親しみやすいよう工夫されています。絵本を上手に使って、お子さまが美しい日本語に触れる機会をたくさん作ってあげてくださいね。