幼稚園の面接を控えて、質問される内容や面接を受けるときの注意点、服装など、不安になることもたくさんあるのではないでしょうか? 幼稚園の入園前の面接についてあらかじめ知っておくと、落ち着いて面接を受けられます。幼稚園の面接を受けるときのポイントをご紹介します。
幼稚園の面接の目的
いわゆる地域の幼稚園に通う予定の場合は、面接で合否が決まるというわけではなく、面接はあくまでも確認が目的です。よほどの理由がない限り、入園希望者はほぼ全員入園できるでしょう。
幼稚園受験をしている私立幼稚園の場合は、願書を提出したあとに大半の幼稚園で面接があり、その面接と子どもや家庭の様子などを考慮して合否が出されます。子どもだけでなく保護者の様子もチェックされている点に注意してください。
当日は、緊張して普段通りに話せない可能性も考えられます。落ち着いて面接に挑めるように、親子で事前に面接の練習をしておくことをおすすめします。
幼稚園の面接で聞かれること
あらかじめ質問されがちな内容を確認しておくと落ち着いて面接に挑めます。保護者と子ども、それぞれに向けられる質問内容をチェックしてみましょう。
保護者向け
・子どもの性格について(長所や短所)
・子どもの好きな遊び、子どもがハマっていること
・子どもの好きな食べ物、苦手な食べ物
・子どものアレルギーの有無、健康状態について
・子どもの成長について(トイレトレーニングの進み具合、お箸の使用の有無など)
・通園方法
・家庭での教育方針、子育てで気を付けていること
・どんな子どもに育てたいか
・その他幼稚園に対しての質問や要望 など
子ども向け
・日常的なあいさつや会話での受け答えがきちんとできるかどうか(おはようございます、はい、いいえなど)
・好きな遊び、好きな食べ物、苦手な食べ物
・今日、誰とどうやって幼稚園へ来たか
・今日の朝ごはん
・カードやイラストを見て、果物や動物、乗り物などの名前が言えるかどうか
・片足立ちができるかなど運動面のチェック
・幼稚園が楽しみかどうか、幼稚園に入ったらやりたいこと など
面接に臨む前のポイント
子どもと面接の練習をしておくことは、お互いリラックスして面接を受けるためには有効な対策です。いろいろな質問を想定して練習しておくと良いでしょう。子どもの姿勢や態度、表情などのチェックにも役立ちます。しかし、面接の練習で怒られてばかりいると、子どもが面接嫌いになってしまうため、できたところはしっかりと褒めてあげてください。
面接を受けるときやその他のチェックとして、パパママと離れて子どもだけ別室へ案内されることがあります。多くの場合、子どもが母子分離できるかをチェックしているため、子どもにパパママと離れる練習をする意味も伝えておくことをおすすめします。
可能であれば子どもと一緒に、入園を希望する幼稚園までの道のりにかかる実際の時間を確認しておきましょう。また、前日までに必要な持ち物を準備しておくことも忘れずに。
面接中のポイント
また、面接での受け答えは、普段からの親子のコミュニケーションがにじみ出ます。質問に対する答えは、日常的に子どもと積極的に関わりを持ち、きちんとしたあいさつや返事の仕方を教えてあげていれば、乗り越えられるものが大半です。
面接中、パパママへの質問が終わり、子どもが質問を受けている間にパパママがどのような態度や表情で子どもの受け答えを見守っているかという点もチェックされています。特に表情や姿勢は意識しておかなければなりません。
服装で気を付けたいこと
地域の幼稚園の注意点
上品に見えるように心がけ、露出の多い服装や華美なものは避けることをおすすめします。アクセサリーやかばんなどの小物にも気を抜かないよう気を付けましょう。
地域の幼稚園の具体例
【パパ】
ビジネススーツのパンツなど比較的きちんとしたパンツ+襟付きのシャツ(ポロシャツやワイシャツ)
【ママ】
・きれいめワンピース+ストッキング
・きれいめスカート+シャツや上品なカットソー、またはカーディガンとのアンサンブル
【子ども】
女の子:きれいめのワンピースや落ち着いた色のスカート+襟付きシャツまたは上品なニット
男の子:きれいめのパンツ(半ズボンも可)+襟付きシャツまたは上品なニット
お受験幼稚園(私立幼稚園)の注意点
周りに幼稚園受験をパスしているパパママがいる場合は、どのような服装で面接に行ったか聞いてみるのも手です。
お受験幼稚園(私立幼稚園)の具体例
【パパ】
・落ち着いたカラーのスーツ上下+ワイシャツ+ネクタイ
【ママ】
・フォーマルスーツ上下+上品なカットソーまたはブラウス+ストッキング
・上品なワンピース+ジャケット+ストッキング
【子ども】
女の子:フォーマルワンピースや落ち着いたスカート+ブラウス+カーディガン
男の子:きれいめのパンツ+ワイシャツやシャツ
面接時は普段通りに落ち着いて
緊張して万が一子どもがうまく答えられなかったとしても、パパママは子どもを叱らないようにし、頑張った子どもを褒めてあげてくださいね。