2018年04月21日 公開

かたつむりの飼い方~生き物と一緒に暮らして学ぼう!

身近な存在であるかたつむり。生き物を飼うことは、その生態や命の大切さを学ぶ良い機会です。ここでは、かたつむりの飼い方と必要な知識をご説明します。チェックしたら、お子さまと一緒にかたつむりを探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

身近な存在であるかたつむり。生き物を飼うことは、その生態や命の大切さを学ぶ良い機会です。ここでは、かたつむりの飼い方と必要な知識をご説明します。チェックしたら、お子さまと一緒にかたつむりを探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

かたつむりを見つけやすい場所

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かたつむりを飼ってみようと決めたら、まずはカタツムリを探しにいきましょう。

かたつむりは湿った場所を好みます。雨の日や雨上がりのタイミングは、かたつむりを探す絶好のチャンスです。

たとえば、雨上がりの紫陽花などの葉や塀の上などは要チェック。晴れている日に探す場合は、ちょっと難易度が高くなりますが、木の根元など湿り気のある場所を見てみましょう。

飼う前に準備するもの

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Chepko Danil Vitalevich / shutterstock.com
かたつむりを飼育するためのアイテムも必要です。お子さまと一緒に揃えておきましょう。

まずはかたつむりの家となるもの。昆虫用の飼育ケースなど、フタ付きのものが必要です。

ケースの底には土を敷きましょう。日光に当てて消毒した土を使用してください。土を入れた植木鉢をケースに入れてもOKです。

さらに、かたつむりの遊び場として小枝や小石、落ち葉なども用意して入れておきましょう。

飼育するときの注意点

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かたつむりを飼うときに、気を付けなければいけないポイントもあります。

かたつむりは湿気の多い場所を好む生き物のため、ケースの湿度管理が大切。定期的にケース内を湿らせることが必要です。霧吹きを使って土に水分を含ませてください。

ただし、このときかたつむりに直接水をかけたり、水たまりができるほどかけたりするのはNG。お子さまに霧吹きを持たせる場合は、注意して見守りましょう。

かたつむりのエサ

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生き物を育てるとき、一番ワクワクするのがエサやりの時間。パパママが見守りつつ、子どもに準備してもらうとよいでしょう。

主なエサはニンジン、キャベツ、小松菜、レタスなどの野菜です。たいていの野菜は食べられますので、いろいろ与えて好みを探ってみてください。

また、かたつむりの殻を保つためにカルシウムも必要不可欠。カルシウムパウダーや、砕いた卵の殻などをエサに混ぜるとよいでしょう。

寿命と冬眠について

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かたつむりの寿命は、種類や個体によって大きく異なります。全国でよくみられるウスカワマイマイは一般的に1年程度、大きいものだと3~5年程度の寿命のようです。

そして、意外と知られていませんが、かたつむりは冬眠します。冬眠させる場合は、5度くらいの温度を保てる場所に飼育ケースを置き、ときおり霧吹きで水分を足すようにしましょう。

ただし、冬眠は失敗するとかたつむりが死んでしまうことも。はじめてかたつむりを飼育するなら、20度くらいの温度を保ち、かたつむりが冬眠しないようにして飼育を続けるといいでしょう。

かたつむりの飼育は危険?

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Pavel Kukol / shutterstock.com
かたつむりは小さくて動きもゆっくりなのでかわいらしいイメージがありますが、なかには危険な種類もいます。

たとえば、広東住血線虫症という病気は、アフリカマイマイやナメクジが主な感染源であることが国立感染症研究所によって発表されています。死亡する、あるいは後遺症が残る可能性も高い好酸球性髄膜脳炎を引き起こす可能性がある危険な病気です。

感染源とされていない種類のかたつむりを飼育する場合でも、万一のことを考え、傷のある手では触らない、触った後は必ず手洗いや消毒をする、というのがよいでしょう。

家庭で飼いやすいかたつむり

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かたつむりは雨上がりに特に見つけやすく、小さなケースでも飼育できるため、家庭で飼いやすい生き物。お子さまが自由研究などで生き物の観察をするのにも向いています。

エサは野菜とカルシウムを与えればよく、ほかの点でも飼い方に難しいところはありません。子どもでも十分世話ができるでしょう。

ただし、かたつむりが感染源となる病気も存在します。かたつむりに触った後の手洗いや消毒は徹底するよう、パパママが注意を払ってあげてください。

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