子どもに正しいお箸の持ち方をどう教えたらいいか、悩んでいるパパママも多いのではないでしょうか?また、すでにお箸を使っているけれど、持ち方が間違っている場合も少なくありません。正しいお箸の持ち方、また間違った持ち方を上手に矯正する方法について解説します。
お箸の正しい持ち方
基本的な持ち方
1. まず1本、親指、人差し指、中指を使って、えんぴつ握りで持ちます。
2. もう1本を、親指の付け根部分から、親指と薬指の間に差し込みます。
親指と人差し指の谷間にしっかりと下のお箸を挟みこむことが、美しく安定して持てるポイント。お箸の頭から3分の1あたりに親指が当たるように持つと、バランスよく持つことができますよ。
物をつかむときの動き
動かし方がわからない方は、こちらの動画を参考にしてみてくださいね。
正しいお箸の持ち方
お箸を使うときのマナー
子どもがやってしまいがちな、お箸を使うときの日本のタブーをご紹介しましょう。
噛み箸
くわえ箸
刺し箸
迷い箸
子どもの手に合ったお箸を使わせる
親指と人差し指を直角に広げて、両指を結んだ長さの1.5倍の長さが使いやすい長さです。
一般的に、身長100cm以下の子どもなら13cm、100〜110cmなら14.5cm、110〜120cmなら16cmのサイズを目安にするとよいでしょう。
よくある間違ったお箸の持ち方
握り箸
クロス箸
子どもにお箸の持ち方を教えるときのポイント
教えるタイミングは、子どもがお箸に興味を持ち、スプーン・フォークを正しく持てるようになってから。ピースサインができるようになると、指先を上手に使えるようになってきた兆しです。また運筆(鉛筆の動かし方)ができると、よりスムーズに。それから、お箸の練習をはじめるとよいでしょう。
まずは焦らずに、食事中ではなく、最初はおままごとなど遊びの中で教えるとよいでしょう。少しずつ使えるようになってきたら、すべりにくいテッシュペーパーを丸めたものや小さなおもちゃを掴んで練習するとよいですね。
間違った持ち方をしている場合の矯正方法
間違った持ち方の矯正に、おすすめな方法をご紹介しましょう。
輪ゴムを使った方法
右手の薬指の第一関節に輪ゴムを巻きつけて、下のお箸を固定します。それから、親指と人差し指、中指の3本だけを使って上のお箸を動かします。
下のお箸の位置が固定され、上のお箸だけに意識を集中できるので、動かしやすくなり、子どもにおすすめの方法です。
輪ゴムをきつく巻きすぎて、血が止まらないように注意してくださいね。
矯正器具を使った方法
指を入れる輪っかやフックがついていたり、指の置き場所がわかるようにくぼみがついているタイプなどさまざま。使う年齢やどの程度お箸を持つことができるのかに合わせて、選ぶとよいでしょう。
おすすめの矯正器具5つ
また左利き用のトレーニング箸もあるので、購入する場合は、きちんとご確認を!
リングに指を入れるだけで簡単矯正
メーカー:エジソン
わが家の兄弟もお世話になりました。
自然に持つ感覚がつかめる
メーカー:ののじ
上達度に合わせて、器具を変更できるので長く使えます。
正しいお箸の持ち方を忠実に再現できる
メーカー:イシダ
大好きなキャラクターと一緒にお箸の練習ができる
メーカー:スケーター
指の形に沿ったくぼみが正しい持ち方を導く
メーカー:イシダ
親子で正しいお箸の持ち方を学ぼう
お箸が正しく持てると、食事の時間ももっと楽しいものになります。また子どもが社会人になってからも、お箸の使い方が美しいことは、きちんとした印象を相手に与えることにもつながり、将来的にも大いに役立ちます。
最初は矯正器具を使って、正しい持ち方の練習からはじめると良いですね。
また、お箸は専門店で揃えるのもオススメです。人気の兵左衛門はオンラインショップもあり、伝統の塗りのお箸から、無理なく正しくお箸が持てるように開発された「矯正箸」、子ども箸、親子箸、子供のひらがなを名入れしたものなども購入できます。お食い初めにも使えるのでベビーギフトとして出産祝いにもオススメです。