2020年、体育の日はスポーツの日に名称変更し、海の日、山の日の祝日と共に移動することが法案として成立しました。祝日を移動させる理由、移動に関わる問題、そして2020年のスポーツの日・海の日・山の日は、具体的にいつなのか、わかりやすく解説します。
祝日移動を盛り込んだ「オリパラ特措法」ってなに?
オリパラ特措法は名前の通り、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの円滑な準備・運営のための法案です。改正案では、これに電波法と祝日について追加されました。
祝日を移動させる理由
この開会式・閉会式の日の前後は、各国の要人が多数来日・離日することから、警備上、大規模な交通規制が必要。また国内外からオリンピックに訪れる人々で、東京はとても混雑すると予想されています。
そのため、祝日として通勤・通学、経済活動を軽減し、東京オリンピックをスムーズに運営しようというねらいがあります。
祝日移動の問題とは?
近年、「海の日」を再びこの象徴的な7月20日に戻し、固定したいという動きも出ていたのです。このような状況下で「オリンピックだから」と、また移動するのは、海の日にあんまりだという声があがりました。
最終的な結論はまだ出ていませんが、オリッピック後は現行制度(7月第3月曜日)が変わる可能性があるので注意が必要です。
2020年の体育の日、海の日、山の日はいつ?
・7月第3月曜日の「海の日」
⇒7月20日から開会式前日の7月23日(木)に移動。
・10月第2月曜日の「体育の日」
⇒10月12日から開会式当日の7月24日(金)に移動。
・8月11日の「山の日」
⇒閉会式翌日の8月10日(月)に移動。
これによって開会式の前後は4連休、閉会式の前後は3連休となります。なおこの祝日移動は2020年のみで、2021年からは元に戻ることを心に留めておきましょう。
あわせて体育の日がスポーツの日に
「体育の日」というと、学校の体育のイメージが強いため、世界的に使われている「スポーツ」を含んだ名称に変更となるのです。
じつはこの「体育の日」が選定される以前も、祝日ではありませんでしたがスポーツ新興の目的で、10月第1土曜日は「スポーツの日」とされていました。