2019年01月15日 公開
昔ながらのおもちゃ、お手玉作りに挑戦してみませんか。おうちにあるハギレや小豆で、ミシン無し・手芸が苦手なママでも手縫いで簡単に手作りできますよ。俵型、座布団型のお手玉の作り方を紹介します。作ったら、お子さまと遊んでみてくださいね。
昔ながらのおもちゃ、お手玉作りに挑戦してみませんか。おうちにあるハギレや小豆で、ミシン無し・手芸が苦手なママでも手縫いで簡単に手作りできますよ。俵型、座布団型のお手玉の作り方を紹介します。作ったら、お子さまと遊んでみてくださいね。
お手玉の種類
俵型のお手玉
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お手玉の種類は大きく分けて、4種類あります。
私たちがよく見かけるのは「俵型」「座布団型」。直方体で枕のような形をしている「枕型」、巾着袋のような形をした「かます型」といったお手玉もあります。「かます」とは、昔の呼び方で穀物や塩・石炭などを入れる、わら袋のことをさします。
変わり種のお手玉としては、人形や動物をモチーフにしたお手玉や、特産物(お土産)をモチーフにしたものなどがあります。
座布団型お手玉
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お手玉の中身は?
一番ポピュラーな中身は小豆。
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量は、40g前後がちょうどいいですよ。
小豆を使うときは、虫が発生しやすいので、お湯で何度か消毒・乾燥させてから入れましょう。
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昔はお米、とうもろこし、数珠玉、とうもろこし、蓮の実なども使われていました。お米なら、家庭にいつでもあるので使いやすいですよね。
虫が気になる人は、手芸用のペレットやビーズを使うと便利です。ペレットはぬいぐるみや手作りドールなどのコーナーにあります。
商品名:紺屋商事 手芸パーツ ペレット
販売元:コンヤショウジ(Konyacorporation)
小さいビーズを使うと、お手玉からはみ出しやすくなってしまうので、小豆やお米程度の大きめの粒を使ってください。いずれも、小さい子の誤飲には気をつけてくださいね。
お手玉に使う布は?
和柄だと雰囲気がでます。なるべくやわらかい生地を選ぶと遊びやすいですよ。
100均や手芸店で購入した布でもかまいませんが、家に余っている布やお子さまのサイズアウトした服、浴衣や着物の端をリメイクしてもOK。ハンドメイドの醍醐味ですよね。手に持って遊ぶものなので、手触りがよいものを選んでください。
俵型お手玉の作り方
材料、用意するもの
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材料 ・小豆 40g
・糸
・好きなハギレ
道具
・針
・ハサミ
・チャコペン
・定規
※できれば、小豆を測るための計りも合わせて用意してください。直線裁ちなので、型紙は不要です。
作り方
まず、ハギレを縦10cm×横16cmに切ります。
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1:中表に半分に折り、縫い代1cmくらいを1本取りで並縫いします(画像では見やすいように糸を黄色にしていますが、目立たない色の糸を使ってくださいね)。
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2:縫い終わったら、玉留めをして糸を切ります。筒ができました。糸を2本取りし、筒の上側を縫い代1cmほどでザクザクと並縫いします。
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3:縫い終わったら、糸をひいて布を引き寄せます。
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4:縫った場所をぐるぐると3周巻いて、玉留めで留めます。
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5:ひっくり返して、中身(小豆)を入れます。中身を入れたら、反対側の端を縫って綴じていきます。もう一度、2本取りで玉結びをし、布の裏側から一周します。
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6:縫ったところを内側に折り、糸を引いて布を絞ります。
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7:目立たない場所に玉留めをして、糸を切って完成です。
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座布団型お手玉の作り方
今度は座布団型お手玉に挑戦してみましょう。
用意するもの
基本的に用意するものは、俵型と同じです。俵型より、小さいハギレ4枚で大丈夫なので、使い道が無いかも?と思っていたハギレも活躍しますよ。
材料
・小豆 40g
・糸
・好きなハギレ 4枚(5×9cm)
道具
・針
・ハサミ
・チャコペン
・定規
※できれば、小豆を測るための計りも用意してください。直線裁ちなので、型紙は不要です。
作り方
1:5×9cmのハギレを4枚切ります。同じ柄を2枚×2セットだと合わせやすいです。
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2:辺と辺を図のように合わせ、縫い代約1cmで❶❷を縫い合わせます。
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図にすると少し難しい部分に感じますが、意外に簡単なので安心してください。
縫い合わせると、この形が2セット作れるはずです。
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3:次は❸❹を縫い合わせます。
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4辺が重なるところは、角をきっちり合わせるのが美しく作るポイントです。
返し口を残して、縫い終えたところです。
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4:返し口から表側にひっくり返し、小豆40gを入れて、コの字縫いをします。
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5:最後に目立たない場所に玉留めをして完成です。
お正月以外でも大活躍!
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俵型・座布団型、合わせて6個を作りました。お手玉を子どもたちに渡したら大喜び。何度も頭の上に乗せて落としたり、投げたり、おままごとの道具にしたりして遊んでいました。お手玉は、お正月以外でも楽しく遊べます。
手先を器用に使わなければならないお手玉。大人でも少し難しいのですが、自分で練習できます。YouTubeで練習用の動画もありますよ。お好みの布で何個か作って、お子さまと一緒に練習してみてくださいね。