「1日1個食べれば医者いらず」とたとえられるほど体に良い食べ物とされるりんご。離乳食にもぜひりんごを取り入れましょう。りんごを離乳食として使うときの注意点や、離乳食の時期別おすすめメニューをご紹介します。
りんご離乳食のおすすめポイント
「1日1個のりんごで医者いらず」というイギリスのことわざにもあるように、りんごは栄養が豊富で健康に良いとされています。食物繊維が豊富で、ビタミンCやカリウム、ポリフェノールなども豊富。
ほどよい甘みがあるので、メインの食材としてはもちろん、りんごをほかの料理に加えて赤ちゃんに食べやすい味にするとう使い方もあります。離乳食が進みにくい赤ちゃんにもおすすめの食材です。
りんご離乳食の注意点
加熱する
食事の後は様子を見守る
適切な量を食べさせる
初期…1食に15~20g
中期…1食のうち他の果物や野菜と合わせて20~30g
後期…1食のうち他の果物や野菜と合わせて30~40g
目安となる分量をあまり超えないようにすることが、アレルギー対策には大切なポイントです。
食べてくれるためのコツ
食物繊維が口に残ると、赤ちゃんは上手に飲み込めないことがあります。すりおろすときも、初期の頃はなるべくペースト状になるように、細かくすりおろしてあげましょう。大きさや硬さが赤ちゃんの発達に合わないと、食べるのが難しくなります。月齢や赤ちゃんの発達、離乳食の進み具合に合った切り方を工夫してください。
離乳食 初期のメニュー
初期の頃の赤ちゃんにとって、水分の少ないものは食べづらいため、そんなときに甘みと水分を追加するためにりんごを加えるのもおすすめです。
にんじんとりんご、さつまいものペースト
茹でたさつまいもだけのねっとりとした食感が食べづらいという赤ちゃんは多いです。さつまいもを加熱したりんごで伸ばしてあげると、ほどよい柔らかさのペースト状になるため食べやすくなます。
【作り方】
1.茹でてすりつぶしたにんじんと同じく茹でてすりつぶしたさつまいもを和えます。
2.1にすりおろして電子レンジで加熱したりんごを加えて混ぜ合わせると完成です。
※離乳食中~後期の頃、食パンに塗ってジャムとして食べさせてあげるのもおすすめです。
離乳食 中期のメニュー
りんご入りスイートパンプキン
【作り方】
1.皮をむいて2~3mm角に刻んだりんごを耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで1分30秒加熱します。
2.かぼちゃは柔らかく茹でてすりつぶし、ペースト状にします。
3.かぼちゃに加熱して粗熱が取れたりんごとプレーンヨーグルト少々を加えたら完成です。
離乳食 後期のメニュー
りんごとさつまいもの蒸しパン
【作り方】
1.りんごとさつまいもは皮をむき、それぞれ5mm角にカットします。
2.ホットケーキミックス40gに水50mlを加えて混ぜ合わせます。
3.ダマがなくなったらりんごとさつまいもを入れてさらに混ぜましょう。
4.しっかり混ざったら、耐熱容器やシリコンカップに生地を2つに分け入れます。
5.電子レンジで3~4分様子を見ながら加熱。串をさしてみて何も付いてこなければ完成です。
加熱が足りない場合は、様子を見ながら追加加熱します。
保存方法をご紹介
【冷凍保存の方法】
1.すりおろしたりんごを耐熱容器に入れ、ラップをして電子レンジで30秒程度加熱。
2.粗熱が取れたら製氷皿に小分けにして冷凍します。
3.凍ったらバラしてジップ付きの袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。
製氷皿を使うことで、そのときに使いたい分量だけを取り出しやすくなります。