栄養価が高いことで有名な納豆ですが、実は赤ちゃんの離乳食に活用できます。小さな頃から食べていれば、食わず嫌いになる心配もありません。では納豆はいつごろから離乳食に使えるのでしょうか?離乳食に活用する場合の注意点やおすすめのレシピをご紹介します。
納豆は離乳食にしてもいい?
しかし、納豆は手間がかからず簡単に食べられるうえに栄養バランスも良いという、離乳食にはおすすめの食材です。食物繊維も豊富なので、便秘の解消も期待できます。安心して食べさせましょう。
やっぱりすごい納豆の栄養価
また、血液をサラサラにする効果を持つ「ナットウキナーゼ」や、体の調子を整えるのに役立つ各種ビタミン(B2・B6・E)、貧血予防になる鉄分なども含まれており、大人も子どもも積極的に摂りたい食べ物なのです。
納豆によるアレルギー
はじめて納豆を食べるときは、小さじ1程度で様子を見てみましょう。万が一の際は迅速に病院へ行けるように、平日午前の時間で食べさせることをおすすめします。食べたあとは、体調に変化が出ないかよく観察することも大切です。
納豆が食べられる時期
納豆は離乳食に慣れてきた中期ごろ(生後7~8カ月程度)を目安にすれば、スムーズに食べてくれる可能性が高いでしょう。
納豆は毎日食べても大丈夫?
また、納豆についている付属のタレは、塩分が強いため赤ちゃんには不向きです。大人と同じ食べ方で与えないようにしてください。
離乳食にはひきわり納豆がおすすめ?
納豆の下ごしらえの方法
納豆を下ごしらえするとき、粘り気が強いと包丁で刻みにくいことがあります。一度冷凍すると粘り気が少なくなるため、比較的簡単に刻めます。湯通しや鍋で煮るのも、粘り気を減らすには効果的です。
生ではなく、加熱したものを食べさせた方がいい?
離乳食後期ごろ、赤ちゃんにアレルギーが出ないことを確認してからは、加熱をせずにそのままつぶしたものを与えてもかまいません。ただし、急に粒の納豆を食べさせると嫌がることもあります。調理方法や刻む大きさなど、月齢に応じた進め方をすることがポイントです。
湯通しのポイント
さらに手軽に湯通ししたい場合は、茶こしに少量の納豆を入れてお湯をかけて湯通しをし、つぶしてから出汁やスープなどで伸ばす方法もあります。
納豆を使った簡単離乳食
納豆のしらす和え
納豆 1/2パック
釜揚げしらす 大さじ1~2
出汁 大さじ1
【作り方】
1.湯通しして刻んだ納豆と、熱湯をかけて塩抜きをして刻んだしらすを和えます。
2.うすめの出汁で伸ばすように和えたら完成です。
好みによって茹でて刻んだほうれん草やにんじんを入れてもOKです。
納豆ポテト
マッシュしたじゃがいも 大さじ1
納豆 大さじ1/2
【作り方】
1.じゃがいもは皮をむき、レンジでチンして柔らかくします。
2.じゃがいもをフォークでつぶします。
3.湯通しして刻んだ納豆をマッシュポテトと和えたら完成です。
離乳食用のコンソメスープ少々で伸ばすとより食べやすくなります。
納豆嫌いの子でも食べられる人気のメニュー
ペースト状につぶしてパンケーキに混ぜたり、細かく刻んでチャーハンや卵焼きの具材にしたりするのもおすすめです。
冷凍保存するときの方法
買ってきた納豆をパックから取りだして丸ごとラップに包んで冷凍し、凍ったら一食分サイズに包丁でカットするという方法もあります。
解凍するときの方法は?
栄養満点の納豆は離乳食におすすめ
納豆は冷凍保存ができるため、何もおかずがないときなど、解凍してうどんやおかゆに混ぜるだけでも離乳食が1品完成します。納豆を便利に使って、育児を上手に時短しましょう。