2019年01月20日 公開

離乳食に納豆は栄養満点!アレルギーの注意点と食べ方のポイント

栄養価が高いことで有名な納豆ですが、実は赤ちゃんの離乳食に活用できます。小さな頃から食べていれば、食わず嫌いになる心配もありません。では納豆はいつごろから離乳食に使えるのでしょうか?離乳食に活用する場合の注意点やおすすめのレシピをご紹介します。

栄養価が高いことで有名な納豆ですが、実は赤ちゃんの離乳食に活用できます。小さな頃から食べていれば、食わず嫌いになる心配もありません。では納豆はいつごろから離乳食に使えるのでしょうか?離乳食に活用する場合の注意点やおすすめのレシピをご紹介します。

納豆は離乳食にしてもいい?

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健康に良いということで有名な「納豆」ですが、においや見た目は独特で、好き嫌いが分かれる食べ物でもあります。赤ちゃんにも食べさせて良いものか、不安に思うパパママもいるかもしれません。

しかし、納豆は手間がかからず簡単に食べられるうえに栄養バランスも良いという、離乳食にはおすすめの食材です。食物繊維も豊富なので、便秘の解消も期待できます。安心して食べさせましょう。

やっぱりすごい納豆の栄養価

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納豆は大豆を原料にして作られているため、良質なたんぱく質を含んでいます。たんぱく質は、筋肉や内臓、血液など体をつくるには欠かせない栄養素。

また、血液をサラサラにする効果を持つ「ナットウキナーゼ」や、体の調子を整えるのに役立つ各種ビタミン(B2・B6・E)、貧血予防になる鉄分なども含まれており、大人も子どもも積極的に摂りたい食べ物なのです。

納豆によるアレルギー

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大豆はたんぱく質の量が豊富なので、「アレルギーが出やすい27品目」の食品の中に含まれています。そのため、納豆を食べることでアレルギーが出てしまう赤ちゃんもいます。

はじめて納豆を食べるときは、小さじ1程度で様子を見てみましょう。万が一の際は迅速に病院へ行けるように、平日午前の時間で食べさせることをおすすめします。食べたあとは、体調に変化が出ないかよく観察することも大切です。

納豆が食べられる時期

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納豆は離乳食の初期からでも食べられる食材です。しかし、納豆はそのまま食べると粒感が口の中に残ります。また独特の粘りもあるため、離乳食自体に慣れていない初期のころは、赤ちゃんにとって少し食べにくいかもしれません。

納豆は離乳食に慣れてきた中期ごろ(生後7~8カ月程度)を目安にすれば、スムーズに食べてくれる可能性が高いでしょう。

納豆は毎日食べても大丈夫?

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納豆は栄養価が高く、毎日でも食べさせたいと思うかもしれません。しかし、大豆は卵や小麦、乳製品などに次いでアレルギーの原因となりやすい食品。大豆製品である豆腐を使用する場合にも、分量に注意しましょう。

また、納豆についている付属のタレは、塩分が強いため赤ちゃんには不向きです。大人と同じ食べ方で与えないようにしてください。

離乳食にはひきわり納豆がおすすめ?

納豆のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや (83279)

離乳食で納豆を使う場合は、自分でみじん切りにしたりすりつぶしたりと、下ごしらえに時間がかかってしまいます。さっと離乳食を作りたいパパママには、ひきわりタイプの商品がおすすめ。最初からある程度つぶれた状態で入っているため、時間も短縮できて便利です。

納豆の下ごしらえの方法

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慣れるまではすり鉢などでペースト状にすりつぶしてあげると食べやすいでしょう。慣れてきたら少しずつ粒を大きくしていってください。

納豆を下ごしらえするとき、粘り気が強いと包丁で刻みにくいことがあります。一度冷凍すると粘り気が少なくなるため、比較的簡単に刻めます。湯通しや鍋で煮るのも、粘り気を減らすには効果的です。

生ではなく、加熱したものを食べさせた方がいい?

赤ちゃんに離乳食を食べさせているお母さんのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや (83286)

離乳食は殺菌のためにも、基本的に加熱消毒した食材を使います。同様に、納豆もできるだけ加熱して食べさせるようにしましょう。特に納豆を食べ慣れるまでは、アレルギー予防のためにも湯通しすることをおすすめします。

離乳食後期ごろ、赤ちゃんにアレルギーが出ないことを確認してからは、加熱をせずにそのままつぶしたものを与えてもかまいません。ただし、急に粒の納豆を食べさせると嫌がることもあります。調理方法や刻む大きさなど、月齢に応じた進め方をすることがポイントです。

湯通しのポイント

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納豆を食べさせるときは、水やうすい出汁と一緒に煮て、包丁で細かく刻むかすり鉢ですりつぶします。湯通し後にペースト状にしたものは、そのままおかゆに少量混ぜることも可能です。

さらに手軽に湯通ししたい場合は、茶こしに少量の納豆を入れてお湯をかけて湯通しをし、つぶしてから出汁やスープなどで伸ばす方法もあります。

納豆を使った簡単離乳食 

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納豆を使った離乳食をご紹介します。どれも簡単なので、参考にしてみてください。

納豆のしらす和え

【材料】
納豆 1/2パック
釜揚げしらす 大さじ1~2
出汁 大さじ1

【作り方】
1.湯通しして刻んだ納豆と、熱湯をかけて塩抜きをして刻んだしらすを和えます。
2.うすめの出汁で伸ばすように和えたら完成です。

好みによって茹でて刻んだほうれん草やにんじんを入れてもOKです。

納豆ポテト

【材料】
マッシュしたじゃがいも 大さじ1
納豆 大さじ1/2

【作り方】
1.じゃがいもは皮をむき、レンジでチンして柔らかくします。
2.じゃがいもをフォークでつぶします。
3.湯通しして刻んだ納豆をマッシュポテトと和えたら完成です。

離乳食用のコンソメスープ少々で伸ばすとより食べやすくなります。

納豆嫌いの子でも食べられる人気のメニュー

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大人でも苦手な人の多い納豆。においや粘りが苦手で食べられないという子どももいます。そのままだとにおいも粘り気も目立ってしまうので、他の食べ物と混ぜて食べさせてみましょう。食感や風味が変わると食べてくれることもあります。

ペースト状につぶしてパンケーキに混ぜたり、細かく刻んでチャーハンや卵焼きの具材にしたりするのもおすすめです。

冷凍保存するときの方法

藁に入った納豆のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや (83258)

納豆は冷凍保存が可能です。包丁やフォークで細かく刻んだり、すり鉢ですりつぶしたりして、1食分ずつをラップで包んで冷凍しておきましょう。製氷皿に並べて入れる方法も、1ブロックずつ使えて便利です。

買ってきた納豆をパックから取りだして丸ごとラップに包んで冷凍し、凍ったら一食分サイズに包丁でカットするという方法もあります。

解凍するときの方法は?

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ラップをはずして納豆を茶こしに入れ、そのまま湯通しして解凍する方法がおすすめです。冷蔵庫に入れて自然解凍することもできます。電子レンジで解凍すると納豆のにおいが強くなってしまい、苦手意識を持たれてしまうこともあるので気をつけましょう。

栄養満点の納豆は離乳食におすすめ

栄養価が高く、手に入りやすい点でもおすすめの納豆。上手に離乳食に取り入れて、お手軽レシピを開発してみてはいかがでしょうか?

納豆は冷凍保存ができるため、何もおかずがないときなど、解凍してうどんやおかゆに混ぜるだけでも離乳食が1品完成します。納豆を便利に使って、育児を上手に時短しましょう。

校閲:管理栄養士、離乳食アドバイザー:八木沢秀美
※Instagramもやっておりますので、よろしければご覧ください
https://www.instagram.com/yagisawa_hidemi

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この記事のライター

コバヤシ トモコ
コバヤシ トモコ

奈良県出身/フリーライター/週末釣り部/海と釣りが好き/ 優しいダンナ君と優しい中学生の双子男子のステップファミリー