英語圏の学校では、子どもが自分で英語が読めるように「フォニックスルール」を教えるそうです。7割位の単語はこのルールに則れば読めるとか。ママミーヤもミヤピーの英検対策として自宅学習にフォニックスを取り入れました。その体験談やおすすめ教材についてお話します。
フォニックスとの出会い
七田チャイルドアカデミー(現在は名称が変更されています)に娘のミヤピーを通わせていたときのことです。ちょうど2歳位のときだったでしょうか。
授業に歌を多く取り入れているのが特徴的なこの教室ですが、その中に英語の歌が交じるようになってきました。
マザーグースのような童謡ではなく「A says a a a , Apple…♪」といった感じの歌で、AからZまでの読み方を教えるものでした。しかし、私たち大人が慣れ親しんでいるアルファベットの発音とは違っており、たとえば「A」は「エー」ではなく「ア」。Bは「ビー」ではなく「ブ」と発音していました。
先生に聞いてみると、
「これはフォニックスです。アルファベットをこう読めば英単語の多くを字を見るだけで読めるようになります」
と教えてくださいました。
ただ、そのときは「そんなモノがあるんだ~」と単純に思っただけでした。
「読めない」事実に直面
ママミーヤは、1年以上ミヤピーを英会話スクールに通わせても、結果として「DOG」という単語も読めなかった現実に直面しました。
日本語の習得を考えれば明らかですが、やはり「読む」ということを重ねていかないと語学の習得は難しいと、そのとき思いました。「読める」仕組みを教える必要があることを痛感し、ようやく本腰を入れました。
そんなときに思い出したのが、前述した七田での「フォニックス体験」です。
フォニックスルールを知っていれば7割くらいの単語は読めるというその言葉を思い出し、教材を探しに洋書が多く置いてある書店に向かいました。
4歳から英会話教室に行った結果…?【小1から英検チャレンジ】Vol.4 – Chiik! – 3分で読める知育マガジン –
フォニックスとは
フォニックスとは、英語の綴りと発音の規則性を教える教授法のことです。
前述しましたが「A」は「ア」、「B」は「ブ」といったようにアルファベットの読み方の目安を知ることができます。
フォニックス読みを知っていると、読めない単語でもある程度読み方が推測でき、教材をやっていくうちに初見の単語も読めるようになります。
たとえば子どもが絶対に知らないはずの単語「abstraction」を見せると……
ちゃんと読めます。
意味は難しいので日本語でも子どもには多分理解できませんが、このレベルで読めるようにはなります。
フォニックスの教材はどこで手に入る?
フォニックスの教材は、普通の書店では扱っていない場合が多いです。
洋書を多く扱っているような大きな書店のELT(English Language Teaching)コーナーに行くと、さまざまな教材が売られています。
ネットでも買えますが、これだと購入前に自分の目でしっかり確認ができません。やはり、実際に見てみてどうかというのも重要です。
ママミーヤは、日本語で解説が入っているものよりも英語オンリーのほうが良いだろうという判断で、海外で利用されている教材を探しました。
その中で売れているというPOPがあった教材を開いてみると、とてもわかりやすそう!というわけで購入してみました。
自宅でやる場合、親が教えることになるわけですから、子どもよりも親が気に入る・使いやすい教材というのもポイントでしょう。
おすすめ教材「Sounds Great」
自分の目で見ても良いと思いましたが、ネットの口コミを見てもこの「Sounds Great」の教材が一番良いと言っている方が多いように思いました。
全5冊のシリーズとなっています。
CDが付属していましたが、ハイブリッドCD-ROMなので、PCに読み込むとソフトウェアが立ち上がり、学習を進められます。
PCで子どもが学んでもらってる間に親は家事ができます!忙しいワーキングマザーにはぴったりです!!
購入して娘にやらせてみたところ、2~3冊か終えた頃には英語を読むルールを理解できるようになってきました。今ではほとんどの英単語は初見で読むことはできるようになっています。語彙はまだ少ないので意味はつかめていなくても読めます。
これは日本語でも同じこと。意味はわからなくてもそのうち分かるようになります。まずは読める・聞ける。これが重要なのではないでしょうか?
結果
この教材に出会ったのはミヤピーが小1の頃ですが、約1年ほどかけてゆっくりと学び、5冊やり終えたので卒業しました。
小学校受験を終えて、英語に取り組みはじめた時期だったのですが、結果としてちょうどよいタイミングだったと思います。
その理由は
1:鉛筆を持って文字をしっかり書ける年齢になっていたこと
2:一人での学習習慣が小学校受験によりついていたこと
が大きかったと思います。
「Sounds Great」の教材は読み方だけでなく、自分で「書く」練習もたくさんさせてくれます。
そのため、教材に楽しく取り組めるようになる適切な時期を見極めると良いと思いました。日本語で字を覚える経験をしたあと、年長から小学校低学年くらいがちょうどいいかな?と個人的には感じています。
それでは次回もお楽しみに!