水槽や水連鉢などを利用して作られている「ビオトープ」。かわいらしいメダカが泳ぐ姿は、見ていてとても癒されますよね。実は、ビオトープはお手軽に家庭で作れて、メンテナンスも簡単にできるものなのです。今回は、簡単なビオトープの作り方をご紹介します。
「ビオトープ」ってどんなものなの?
via www.photo-ac.com
ビオトープという言葉はギリシャ語から来ていて、「bio(命)」 と「 topos(場所)」を掛け合わせた造語です。環境と生息する生物により維持される循環型の生態系を、ビオトープと呼んでいます。
ドイツで生まれた概念ですが、いつどのように日本に入ってきたのかは、はっきりとしていません。日本では1990年代ごろから、環境改善策として公共事業でビオトープが取り上られ、効果をあげています。
現在では、ビオトープの材料もホームセンターや園芸店で安価で手に入るようになり、家庭で気軽に楽しめるものになっています。
ドイツで生まれた概念ですが、いつどのように日本に入ってきたのかは、はっきりとしていません。日本では1990年代ごろから、環境改善策として公共事業でビオトープが取り上られ、効果をあげています。
現在では、ビオトープの材料もホームセンターや園芸店で安価で手に入るようになり、家庭で気軽に楽しめるものになっています。
ビオトープの教育的意義とはどんなもの?
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ビオトープは、2001年に学校教育に導入された「総合的な学習の時間」にもよく取り組みがされています。
自然が循環した環境で維持されていることや、食物連鎖の様子が実際に目の前で観察できるため、教科書から得た知識だけではなく生きた知識を得ることができます。
また、自然に対する理解を深め、自然を大切にする優しい気持ちを育む効果が期待できます。
自然が循環した環境で維持されていることや、食物連鎖の様子が実際に目の前で観察できるため、教科書から得た知識だけではなく生きた知識を得ることができます。
また、自然に対する理解を深め、自然を大切にする優しい気持ちを育む効果が期待できます。
子どもに説明する際のポイントはコレ!
ビオトープを小さなお子さまに説明するときは、主人公、たとえば「メダカ」を中心にした物語風に、絵本を読み聞かせる感覚で説明すると分かりやすいでしょう。
登場するのは、メダカ、タニシ、水草、雨、水、底土、そして鉢。
メダカがエサ(プランクトンなど)を食べ、フンをして、そのフンが水草やプランクトンの栄養になり、水草やタニシが水をきれいにする。減った水は、雨水が補充してくれます。こうして命は廻り、ひとつの循環した世界「ビオトープ」が作られるのです。
生物図鑑や科学絵本などを利用したり、実際にイラストを描きながら説明しても良いですね。言葉から受ける聴覚の刺激と、イラストなどから受ける視覚の刺激の相乗効果で、より理解をしやすくなり記憶の定着にも役立ちます。
登場するのは、メダカ、タニシ、水草、雨、水、底土、そして鉢。
メダカがエサ(プランクトンなど)を食べ、フンをして、そのフンが水草やプランクトンの栄養になり、水草やタニシが水をきれいにする。減った水は、雨水が補充してくれます。こうして命は廻り、ひとつの循環した世界「ビオトープ」が作られるのです。
生物図鑑や科学絵本などを利用したり、実際にイラストを描きながら説明しても良いですね。言葉から受ける聴覚の刺激と、イラストなどから受ける視覚の刺激の相乗効果で、より理解をしやすくなり記憶の定着にも役立ちます。
簡単!睡蓮鉢でメダカビオトープを作ろう!材料編
それでは、いちばんポピュラーで管理がしやすい「水連鉢メダカビオトープ」の材料をそろえてみましょう。
材料として必要なのは……
1.器の睡蓮鉢(トロ船や発砲スチロールでも代用可能)
2.底土
3.水草(浮遊・浮葉・抽水植物から好みのものを)
4.メダカ
5.タニシなどの貝類
そのほか、石(ゴロタ石など)や、流木などを入れるとステキな雰囲気になりますよ。
材料として必要なのは……
1.器の睡蓮鉢(トロ船や発砲スチロールでも代用可能)
2.底土
3.水草(浮遊・浮葉・抽水植物から好みのものを)
4.メダカ
5.タニシなどの貝類
そのほか、石(ゴロタ石など)や、流木などを入れるとステキな雰囲気になりますよ。
基本的に園芸店やホームセンター、ペットショップなどで入手可能なものばかりです。
通販でビオトープセットなども販売されているので、利用してみても良いですね。
via amazon.co.jp
商品名:信楽焼 10号 藍の色 すいれん鉢 深型 メダカ鉢 睡蓮鉢
販売元:まるいち本店
販売元:まるいち本店
簡単!睡蓮鉢でメダカビオトープを作ろう!作成編
材料が揃ったら、いよいよビオトープを作ってみましょう!
1.睡蓮鉢に底土を5cmほど敷き詰めます。
2.底土の上に水草をレイアウトします。(寄せ植えする感覚で)
3.石をレイアウトします。
4.静かに水を注ぎ入れます。
5.流木などをレイアウトします。
6.浮草を浮かべます。
7.水のカルキ抜きをします。(1日、日光を当てるか、市販のカルキ抜き剤を使用します)
8.メダカのいる容器の水と睡蓮鉢の水の温度を合わせてから、睡蓮鉢にメダカを放します。
注意ポイントは、水のカルキ抜きをしっかりすることと、水の温度を合わせること。
ビオトープの設置場所は、適度に日あたりが良い軒先やベランダなどがオススメです。
ただし、あまり高温にならないような場所を選んでくださいね。
簡単ビオトープでお子さまの「はじめてのメダカ」体験
via www.photo-ac.com
ビオトープはお子さまの「はじめてのメダカ」体験には絶好の、とてもステキな知育アイテムです。なんといっても、循環型の生態系なので、管理が簡単なことがいちばんのオススメポイントです。お子さまと一緒に、かわいいメダカの世界作りにチャレンジしてみてはいかがでしょう。