ねんど遊びは手先を動かしたり、カタチをつくったり、子どもの遊びを通した能力発達を促すシンプルな知育玩具。パパママも子どもの頃、よく遊びましたよね。その上、素材が自然素材だと安心です。もくねんさんは鉛筆工場の木の削りくずから出来た、素朴で安心なねんどです。その魅力と遊び方を紹介します。
木で出来たねんど もくねんさん
メーカー:北星鉛筆
においをかぐと、鉛筆のなつかしいいいにおいがします。
もくねんさんの特徴は
・手にベトつかず扱いやすい
・周囲を汚しにくい
・乾燥すると丈夫な木になり素焼きのような風合いが楽しめる
・乾燥後、「切る」「削る」「穴をあける」「接着する」などさまざまな加工が可能
・燃えるゴミとして処分でき廃棄が簡単
・土に埋めれば微生物の分解力で土に還る
など、自然素材ならではの特徴を持ったねんどです。
北星鉛筆さんを見学しました。
もくねんさんの作品の展示
立体的な絵画、クリスマスリースなど、バラエティ豊かな作品群は、どれも素朴であたたかみを感じることができるものばかりです。
もくねんさんは木のくずでできているので、カタチをつくって乾かせば素焼き風に仕上がります。
それを、木工用ボンドを塗ってツヤを出したり、絵の具や色鉛筆で着色するなどして加工を楽しむことが出来ます。
北星鉛筆さんでは、子どもから大人まで幅広くねんど教室やワークショップを開催されていて、ねんどを使った造形を楽しむ人が少しずつですが増えているようです。
鉛筆神社
「モノを大切に、感謝して使おう」という思いから建てられたそうですが、こうした思いは、鉛筆の製造工程で発生する木のくずを再利用している「もくねんさん」の商品コンセプトに通じるものがあります。
豊かな現代だからこそ、モノを大事にする気持ちを子どもに伝えたいものです。
もくねんさん
さわってみると、少し普通のねんどよりボソボソしていて、ちぎってみると、やっぱりちょっとだけ固い感じです。それは、やはり木で出来ているから。でも、こねるとやわらかくなります。
そんなもくねんさんですが、だからこそ素朴な味わいを楽しめます。こういう感じも他のねんどには無い良さです。
子育て広場で遊んでみました。
今回、遊んでもらったのは、埼玉県入間市の子育て広場「あいくる」に遊びに来てくれた子どもたち(とママたち)。年齢は1歳から3歳くらいの小さいお友だちです。
パッケージからもくねんさんを出して手渡すときに、鉛筆の木くずから出来ていることを話すと「ホントだ。鉛筆の匂いがするね。」と声があがりました。すぐにママたちはちぎったり、指先でこねたりして感触を確かめています。こうして素材を匂いや触った感触で確認するのは、子どもに安全なものをといつも意識しているママならではですね。
どうぶつやさかな、のりものなど好きなカタチを選んで、作り始めます。
もくねんさんを少しずつちぎっては型に押し込み、またちぎって押し込み、を繰り返します。
最後にストラップとなる紐を入れて、型からはがすと、、、
これを2、3日ほど乾かすと、木彫りのストラップみたいな感じになります。
子どもたちからは「ちぎるのすき」「はがすのやらせて」「うまくできたよ」などちょっとなかなかの好評価。
ママたちからは「紙ねんどや油ねんどとも違う感触で面白い」「手につかないから小さい子に向いてる」など、もくねんさんならではの特徴を楽しんでもらえたようです。
小さい子どもむけの時間が限られたワークショップなので型を用意しましたが、子どもに自由に造形を楽しんでもらい、もくねんさんをつかった作品づくりにチャレンジしてもらってもよかったかな、と思いました。
もくねんさんでねんど遊びを楽しもう
子どもと一緒に木くずで出来たねんどで遊んでみませんか?