2017年05月28日 公開

幼児期から使える英語の「ことわざ」を覚えよう!

日本の先人の知恵でもある「ことわざ」には、たくさんの役に立つ教えや、知っておきたい教訓があります。しかし、実は英語にも同じような意味を持つ「ことわざ」が存在するのです。そんな英語の「ことわざ」の、幼児期からわかりやすくて役に立つものをご紹介します。

日本の先人の知恵でもある「ことわざ」には、たくさんの役に立つ教えや、知っておきたい教訓があります。しかし、実は英語にも同じような意味を持つ「ことわざ」が存在するのです。そんな英語の「ことわざ」の、幼児期からわかりやすくて役に立つものをご紹介します。

The early bird catches the worm.  

「早起きの鳥は虫をつかまえる」=<早起きは三文の徳>

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The early bird catches the worm.

早寝早起きは、幼児期のうちから身につけておきたい習慣ですが、「どうして早起きしなくちゃいけないの?」という疑問を持つお子さまも多いことでしょう。
そんなときにこのことわざを使って「夜に早く寝て朝早く起きると、元気でいられるし、たくさんのことができて得をするのよ。」と教えてあげましょう。
三文とは昔の通貨の単位で一文が今で言う35円くらいなので、三文では大した得をしませんが、わずかな得でも早起きをせよという意味もあります。

Seeing is believing.

<百聞は一見にしかず>

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Rohappy/shutterstock
Seeing is believing.

「どうして?」とさまざまなことに興味を持ち、問いかけてくる幼児期には、答えても答えても、どうして?どうして?と更なる疑問を投げかけられます。
そんなときはまさに「百聞は一見にしかず」で、一緒にお子さまが納得するような答えを目で見せてあげることをおすすめします。
「百回他人のいうことを聞くよりも、たった1度自分の目で確かめたほうが確かだ」という意味を、「百聞は一見にしかず」で教えられるでしょう。
お子さまが納得できたら、このことわざを説明してあげると、すぐに覚えて使いたがるのではないでしょうか?

So many men, so many minds.

<十人十色>

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Gladskikh Tatiana/shutterstock
So many men, so many minds.

人はそれぞれに、考えや好み、性質などが違うということわざ。
「みんな違ってみんないい」と最近よく言いますが、幼児期にはお友だちとささいなことで仲たがいをしたり、周りのさまざまな人の自分との違いに気づき、すぐに言葉にしたりします。
そんなときに「十人十色。人はみんな違うものだ」と説明し、あなたにはこういうところがあるし、お友だちにはこういうところがあるのだと分かるように話してあげましょう。
身近なパパママを例にあげても分かりやすく、お子さまは他人との違いを認められるようになっていくでしょう。

Every failure is a stepping-stone to success.

「失敗はすべて成功への手段」=<失敗は成功のもと>

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Every failure is a stepping-stone to success.

「ある物事に1度失敗しても、そのことが反省して改善する機会になり、かえって成功に近づく」という意味のことわざです。幼児期のお子さまなら、その言葉そのもので励ましてあげたいですね。まだうまくできないこともたくさんありますが、くじけずに挑戦し続ける人に育ってほしいものです。
また、もう1つの意味として「失敗しても何も省みずに努力をしなければ、成功しない」という教訓でもありますので、失敗したら何がいけなかったのか一緒に考えてあげましょう。
成長につれ、諦めずに努力する子どもになっていくはずです。

Fortune comes in by a merry gate.

<笑う門には福来たる>

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Mark Nazh/shutterstock
Fortune comes in by a merry gate.

「明るく笑顔でいれば、その家には幸運が訪れる。」「悲しいことやつらいことがあっても、笑って希望を持っていれば幸せがやってくる。」という意味のことわざですが、くよくよしている人に励ましの意味でよく使いますよね。
お子さまとの会話では、ついついふくれっつらや、メソメソしているときに言ってしまいがちですが、そうそう簡単に機嫌はなおりませんよね。
分かりやすい言葉になおして、ご機嫌がなおったらことわざを説明してあげると、泣いているお友だちにそう言って慰める様子が見られるようになるはずです。

ことわざは世界共通の先人からの知恵

知らず知らずのうちにことわざを使っていることがあります。そして「なるほど!」と思い、昔の人も同じような経験をしてきたのだと知ることができます。
また、英語にも同じような表現のことわざがあることも、とても興味深いところです。
知っておくと心が軽くなったり明るくなったり、救われることも多いので、ぜひお子さまと一緒に「ことわざ」の世界をのぞいてみてください。

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