積み木とブロック、立体パズルの3要素を持つ木製玩具「Jino(ジーノ)」が2017年12月から登場。ピースは1:2:3の比率からなる”J”の形1種類のみ。シンプルながら奥が深く、0歳から大人まで本気で楽しめるクリエイティブガジェットです。2017年度グッドデザイン賞も受賞し、今注目の新感覚の知育玩具です。
積み木でブロックでパズル!
ピースは1:2:3の比率からなる「J」の形、1種類。アシンメトリーな形なので、重ね方やはめこみ方にちょっとした工夫が必要になり、全16ピースと少ない数なのに、常に自分の予測をほんの少し超えてくれます。そのため、試行錯誤が自然と加速。数学的思考力や空間認識力を高め、芸術程感性が育まれることも期待できます。
パズルとして遊んでも、大人なら簡単に解けるということもなく、手加減して子どもに付き合ってあげるという玩具ではありません。同じ目線で真剣に遊べ、大人も満足できるガジェットなのです。
日本人現代美術家による発想から生まれたカタチ
出田さんは1978年北海道生まれ。北海道教育大学で彫刻を学んだ後、オランダ留学などを経て、作品が国内外で高く評価され、活躍する現代アーティストです。知覚に訴える作品の中に入りこんで体感するインタラクティブなインスタレーション作品を中心に発表しています。
自然に恵まれた大地で子どもの頃から木の端材などで遊びながら育ち、頭の中でさまざまな形を組み立てることができていたという出田さん。
いつも頭の中に組み立てているそのピースを具体的な形にし、遊びながら「手で考える玩具」が作れないかと考えたのが発端だそうです。
このジーノは、積み重ねたり、組み合わせたりすると、どうしてもどこかがはみ出たり、はめ込む方向が制限される”不完全な形”。でもそれが、常にひらめきや発見に出会える可能性になっているのです。
シンプルで制限がある形なのに、作者の出田さん自身も、触るたびに新しい組み合わせを発見できるのではないかと感じるほどさまざまな形が生まれるそうです。
0.1mmまでこだわった国産玩具
この精密な作業を引き受けてくれる製造先に出会えるまでがまた一苦労だったそうですが、最終的に奈良の桶づくりの技を受け継ぐ「ダイワ産業」が担当。ブナの無垢材と、日本の職人の工夫と手間が美しさの秘訣でもあるのです。
素材は天然ブナ材を使い、舐めてしまってもいいように、亜麻仁油などを原料とした国産オイル自然塗料で仕上げられています。
ただし、天然木材なので、湿気や熱、乾燥によって膨張や歪みが起きてしまうこともあるそうです。保存する場所には気を付けましょう。
また、「世の中に角はあるもの、足の上に落としたら痛いと知るのも大切」ということで最低限の面取りにとどめられています。2〜3歳頃までは親の管理下の元で遊ばせ、普段は手の届かないところに収納しておくと、より安全かもしれませんね。
多様な遊び方が楽しめる!
自由に形をつくって遊ぶ
パターンを探して遊ぶ
ゲームとして楽しむ
パズルを解く
ごっこ遊びにも!
プレゼントに最適!
現在は公式サイトでの販売のみですが、今後はインテリアショップや玩具専門店など購入できる場所も増えていくそうですよ。