2017年08月24日 公開

これは使える!すきま時間の即席あそび①【おてて人形】

外出先でのちょっとした待ち時間、もてあますことありませんか? そんな「すき間時間」は子どもとのコミュニケーションのチャンスです。保育士の筆者が、ぜひ一度試してほしい、簡単で楽しい即席遊びを紹介します!

外出先でのちょっとした待ち時間、もてあますことありませんか? そんな「すき間時間」は子どもとのコミュニケーションのチャンスです。保育士の筆者が、ぜひ一度試してほしい、簡単で楽しい即席遊びを紹介します!

用意するのはボールペンだけ!

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用意するのはこのふたつだけ!
外出先で、子どものご機嫌が悪くなりそうな5秒前!

持ってきたおもちゃにもう飽きてしまったときや、うっかり暇つぶしを忘れてきてしまったときにも、いつでもできる遊びが「おてて人形」です。

用意するのはボールペンとあなたの手。これだけです!

【おてて人形】基本編 目と口を描くだけでOK!

基本編

基本編

ボールペンで指先(最初はお母さん指がおすすめ)に目と口を描いたらできあがり!

これだけで、子どもの興味を惹きつける、りっぱなお人形さんになります。

まずはお人形さんと子どもの目を合わせ、ひょこひょこ動かしてごあいさつ。

「こんにちは!○○ちゃん、僕ゆび太郎です」。

おてて人形を初めて見る子は、興味津々、じーっと見て触ろうとしたりするでしょう。無理やりやめさせたりせずに、ぜひ触らせてあげてくださいね。壊れるおもちゃではありませんし、親子のスキンシップにもなります。

子どもは顔のあるものに親しみをもちます。

いつも面倒を見てくれるパパやママと似ているものが大好きなのです。
指を動かしながら話しかけたり、子どもが好きな歌を口ずさみながらダンスしたり、子どもの体の上をお散歩させたりして楽しんでみてください。

【おてて人形】応用編 子どもが大好きなゾウさんも登場!

応用編

応用編

目を描く場所を変えるとバリエーションもできます。

子どもの手の甲にも目を描いて、親子ゾウなんてどうでしょう?

最初は反応が薄くても、場所やバリエーションが違うと、子どもの反応も変わってきます。
どんなおてて人形に興味を示すのか、子どものツボを探ってみましょう。

オリジナルのバリエーションもできたら楽しいですね。

声のボリュームは控えめに

さて、子どものご機嫌も良くなってきたところで思い出さなければならないのは、ここが外出先であるということ。ポイントは声です。

声のボリュームは抑えつつ、伝わりやすいように耳元近くでお話しし、時折、子どもと視線を合わせることを心がけてください。

外出先で意識的に声のボリュームを抑えるようにすると、子どもも「こういうときは静かにしないといけないんだな」と徐々に判ってくれるようになるものです。

また、ボリュームを落とした声を聞き取ろうとすることで「注意して聞く」ということの練習にもなります。

待ち時間も広い心でいられるように

何もないところでの待ち時間は、大人でも辛かったりしますよね。
特にこの世に出てきて1年や2年の子どもなら、飽きてぐずぐずしてしまうのは当たり前……と、心をほんの少し広くして、究極に簡単な「おてて人形」で子どもとのふれあいを楽しんでみてください。

\ 手軽な親子のふれあい時間を提案中 /

この記事のライター

いわいざこまゆ
いわいざこまゆ

イラストレーター・造形作家です。7年間の保育士勤めを経て、主に保育の専門誌や書籍でイラストやまんがを描いたり、保育のための造形やアイデアを発表しています。現在も、近所の保育園に助っ人保育士として時折出没します。著書に「まゆ先生の保育な毎日」(世界文化社)「縫わずにできる手作り衣装BOOK」(メイト)「おりがみよくばり百科」(ひかりのくに/津留見裕子・池田かえる共著)他。鹿児島県出身。神奈川在住。