2019年03月03日 公開
エイプリルフールの意味や由来│子どもにはどう説明する?
4月1日のエイプリルフールは「嘘をつく日、嘘をついてもいい日」として知られています。しかし、子どもには普段は「嘘をつくのはいけないこと」と教えている家庭も多いはず。エイプリルフールは子どもにどのように説明すればいいのか、意味や由来とあわせてご紹介します。
4月1日のエイプリルフールは「嘘をつく日、嘘をついてもいい日」として知られています。しかし、子どもには普段は「嘘をつくのはいけないこと」と教えている家庭も多いはず。エイプリルフールは子どもにどのように説明すればいいのか、意味や由来とあわせてご紹介します。
エイプリルフールの意味
エイプリルフールとは、毎年「4月1日には嘘をついてもいい」とする風習。この風習は世界中で知られており、4月1日には各国で嘘が飛び交っています。4月1日ならいつでも嘘をついて構いません。ただしイギリスやアイスランドでは、「嘘をついて良いのは4月1日の午前中だけ」とされています。
エイプリルフールを直訳すると「四月馬鹿」。英語では「April Fools' Day」と呼ばれています。
エイプリルフールの由来は?
エイプリルフールの由来はいくつかあり、正確な起源は不明です。ですが、いくつかの説があります。最も有名なものとしては、フランスのグレゴリオ暦を採用した反発によって「嘘の新年」=エイプリルフールが誕生したという説です。
ヨーロッパでは3月25日から新年の4月1日まで、春分祭を行っていました。しかし、フランスのシャルル9世が1月1日を新年にしたことで国民が反発。4月1日を「嘘の新年」としてお祭り騒ぎを起こし始め、エイプリルフールが誕生したと言われています。
インドが起源とする説も
もうひとつ有名な話に、インドの修行僧が修行から戻ってくることをからかう日として誕生したという説があります。インドの修行増は3月25日~3月31日まで厳しい修行を行っていました。修行中は悟りの境地に入るのですが、修行が終わるとすぐに元の俗世に戻ってきます。
このことを人々は面白がり、からかいました。これが「揶揄節」と呼ばれ、4月1日のエイプリルフールになったとも言われています。
子どもにどう説明するのか
難しい説明を長々としても、子どもにはうまく伝わりません。重要なポイントにしぼって、簡潔に説明してあげましょう。たとえば「4月1日は笑えるような嘘をついて、みんなで楽しむ日だよ」「嘘をついてびっくりさせて、あとで笑わせちゃおう」など。大人の場合でも同じですが、人を傷つけたり迷惑をかけたりするような嘘はNGです。
ジョーク交じりの嘘でびっくりさせ、反応を見たらすぐに本当のことを伝えてあげると、お互い楽しめるでしょう。パパママが軽い嘘を言い合うところを見せて、お手本を教えても良いかもしれません。
子どもが嘘をついたらどう反応する?
4月1日に子どもが嘘をついた場合、親としてはどう反応したらいいのでしょうか。もし楽しく笑える嘘なら、子どもの嘘にのっかってあげてください。とてもびっくりした表情をしてあげても良いでしょう。そして嘘だと分かったときも、大げさに反応します。「楽しい嘘がじょうずだね」と褒めてあげると、子どもは大喜びするはずです。
もし嘘でもいけないことを言ってしまった場合は、軽く注意しましょう。信じるフリをしたうえで「悲しくなるような悪い嘘はルール違反だよ」と教えても良いでしょう。迷惑がかかる嘘や傷つける嘘は、お友だちや知り合いに言ってしまう前に指摘しておきます。
子どもとエイプリルフールを楽しもう
子どもがエイプリルフールの意味や由来を正確に理解するには、少し難しいかもしれません。しかしルールさえ教えてあげれば、家族でエイプリルフールを楽しめるでしょう。4月1日は誰かが幸せな気持ちになれるような嘘を考えてみてください。